3月29日(月)最終日 この日は宿泊地名取市近くの被災地を巡りました。荒浜の惨状、閖上(ゆりあげ)の今を改めて見学し、津波の破壊力にその恐ろしさを感じました。
家の土台だけ残される(荒浜)
街がすべて流される、そんなことはとても想像できませんでした。過去の街の写真と見比べてもそこに街があったとはとても感じることができない状況でした。多くの方が亡くなり、悲しみの街。街の再建のため、かさ上げされた土地には、新しい家が建ち並んでいました。とても不思議な光景です。津波のことを知らない人が見れば、とてもきれいな町並み、でもどこか不自然な光景でした。
こんな丘が当時あれば・・・
新たに作られた丘は、登りやすい。
平野のあちこちに避難用の丘が造成されていました。造成した丘の中には、津波のがれきが入っています。津波が来たからできた丘、もし当時こんな丘が作られていたら、助かる命もあったのかもしれません。街を作りということは、いかに人の命、財産を守るのかということなんですね。
標津町のこれからの防災減災に向けて、あらたな一歩を踏み出したそんな研修になりました。この研修のために町役場はじめ関係諸機関、お手伝いを頂いた皆様本当にありがとうございました。防災減災活動は、これからも続きます。