8月19日(土)、20日(日)の両日、酪農学園大学の学生、院生の皆さんと一緒に自然科学部生徒と自然環境系科目選択生徒で望ヶ丘公園の生物調査実習を行いました。
19日は、昆虫調査法と魚類調査法の基礎的な講義や楽しい大学生活の様子などをスライドを交えてお話をいただきました。その後、実地調査として昆虫調査を実施しました。望ヶ丘公園内にプラカップで落とし罠を仕掛け、地表徘徊性の昆虫類を採集、さらにネットを用いたスィーピングによる飛翔性昆虫を採集しました。また、翌日の魚類調査のために手作りのペットボトル罠を池に仕掛けました。
手作りペットボトルトラップ
クロアゲハを捕まえました
採集した昆虫類は、学校へ持ち帰り図鑑を使って昆虫の同定実習を実施しました。なかなか同定することができない難しい昆虫もいましたが、なんとか名前を見つけ出すことができました。
20日は、水中の調査をメインに実習を行いました。昨日仕掛けたプラカップの罠を回収し、池に仕掛けたペットボトル罠を引き上げました。残念ながら魚は入っていませんでしたが、ヨコエビ類を確認することができました。
その後は、投網を投げる練習、午後から池に入り、網を使った生物採集を行いました。望ヶ丘公園の池では、大きな鯉が確認できましたが、網には入らず、それ以外の魚類は、エゾトミヨとドジョウ類を確認することができました。また、水生昆虫としては、マツモムシやミズスマシのような昆虫類が確認されました。
投網の投げ方を習いました
みんなで池へ
たくさんのエゾトミヨ(池に戻しましたよ)
その後は、学校へ戻り地表徘徊性の昆虫類の同定と大学院生の方から卒論の研究内容をわかりやすく説明していただき、また、大学生活のことを教えていただきました。
アライグマの食害被害についての発表
二日間、内容の濃い実習を行うことができ、今後の課題研究等に役立つ内容でした。わざわざ標津までお越しいただいた酪農学園大学の皆様、この場を借りてお礼申し上げます。
<おまけ>
この写真の中にアマガエルがいます。わかりますか???