自然環境系 サケ学習 産卵行動見学

 11月21日(金)標津サーモン科学館の魚道水槽でサケの産卵行動を見学しました。今年は、サケの不漁も相まって見学できるかひやひやしていましたが、サーモン科学館の皆さんのご尽力で無事観察することができました。

 魚道水槽の前で、館長の市村さんからサケの産卵に関する講義をいただきました。雌がどのように産卵場所を選び、産卵床を作り上げるのか、科学的な知見から詳しく説明をいただきました。ペアリングしているサケは、講義の間も産卵行動を繰り返し、雌に寄り添う雄、産卵床を確かめる雌、そして、お互いのタイミングを見計らって、バッチリ目の前で産卵を見ることができました。

 サケ資源を守る取り組みのバーブ工の話やサケの匂いの記憶についても教えていただき、改めてサケの奥深さを実感した授業となりました。

 10月から取り組むサケ学習、生物学的な学習から生態学、伝統の保存食についてと学びの広がりが続いています。これからは、発眼卵の管理から稚魚飼育と実践的な学びが始まります。

 改めて、標津サーモン科学館の皆様ご協力ありがとうございます。