ブログ

標高ニュース

能登半島地震義援金について

 標津高校生徒会では、昨年度より学校祭、ハロウィンイベント、クリスマスイベントなどの生徒会行事において、チャリティ企画を通して義援金を募ってまいりました。この度、皆様からお預かりいたしました義援金を、以下の通り寄付いたしましたのでご報告いたします。

寄付先: 石川県中能登町

経緯: 本年度の生徒会防災視察研修でお世話になったご縁から、同町に寄付させていただきました。

合計金額: 25,548円

 

お預かりした大切な義援金が、被災地の復興支援の一助となることを願っております。皆様の多大なるご支援、

心より感謝申し上げます。

  

すごしやすい学校づくりリーダー会議に参加しました

12月13日(土)、標津高校生徒会メンバーは、町内小中高校生が一堂に会する「すごしやすい学校づくりリーダー会議」に参加しました。各校の取り組みの発表や、「BE A HERO PROJECT」に関するケーススタディを通して誰もがすごしやすい学校づくりに向け、話し合いを行いました。「BE A HERO PROJECT」の講師である新保さんは、悪天候のため来町することができず、直接の指導を受けることはできませんでした。しかし、各班で配布資料を読みながら、話し合いを進めていました。

 

海洋教育 サケの飯寿司作り 完成

 12月23日(火)冬休み前最終日の本日、3年自然環境系生徒が育ててきたサケの飯寿司が完成しました。飯寿司のゴールは、これという日はないんですが、仕込んでから1ヶ月、昨日から脱水して完成を見ることができました。

 

 生徒たちは、「うちに帰ったらばあちゃんに食べてもらう」といい持ち帰りました。飯寿司が代々地域の食べ物であり、ばあちゃんに味を確かめてもらいたいという世代の繋がりを感じました。ぜひ、ご家庭での味と生徒たちが作った初めての味を比べてご感想をお聞かせください。サケが不漁で原材料費も高くなり、気軽に作れなくなっている状況でもありますが、いつまでも伝統的な食文化が継承してもらえればと思います。

 

冬季休業前全校集会

12月23日(火)、冬季休業前全校集会を行いました。


はじめに表彰伝達です。「自然科学部」「写真同好会」3年生フードデザインでの取り組みである「コープさっぽろ賞」、絆づくりメッセージコンクール入賞者の表彰を行いました。生徒みんなの頑張りが形となり、たくさんの生徒の刺激になったと思います。本当におめでとうございます。

   


次に、福井校長先生より、「後期に入り、部活動やたくさんの良い報告を聞くことができた。また、11月に行われた防災学校では1年生・生徒会の発表を受け、防災リーダーとして標津町に貢献できるような有意義な1日になった」と振り返りました。「冬季休業は、自分の言動を振り返り、よりよいスタートが切れるよう準備期間にしてほしい」とお話を頂きました。

その後、生徒指導部長から3年生は自動車学校、冬季休業明けはすぐにテスト期間になること、1・2年生は冬季休業中の服装・髪型の乱れがないよう、身だしなみを整えまた元気に会うことができるように、とお話をいただきました。

   

 

冬季休業、一人一人にとって自分を振り返り、次の目標を見つけられるような充実した時間になればと思います。

PTA懇親会

12月5日(金)PTA懇親会を行いました。
まずはじめに「新標津町オリジナルHUG」を生徒会が進行を行い実施しました。
積雪停電が起こった際の標津高校での避難所運営を想定し、怪我人や持病を抱えた人、LGBTQの方たちへの対応など様々な視点で協力しながら防災を意識することができました。

   

 

その後、ソフトバレーボール大会を保護者の皆さんと教員で行いました。優勝チームのお米券の賞品をかけて熱い戦いが繰り広げられました。優勝チームいい笑顔です!
保護者の皆様、お忙しい中ありがとうございました。

  

みらい賞受賞!!

12月18日(木)釧路プリンスホテルで行われた「NoMaps釧路・根室2025 高校生ビジネス&地方創生コンペティション」に3年生4名が出場し、”みらい賞”を受賞しました!

「未利用魚から未来へ~命から喜び・未利用魚を通して「命」を考える」をテーマに発表を行いました。

フードデザインの授業で、波心会の漁師さんから未利用魚の捌き方を学んだことをきっかけに、未利用魚を価値のある魚にするための取り組みを1年間行ってきました。

鮭の漁獲量が減少している標津町だからこそ、未利用魚の価値を高めることで標津町の活性化に繋がると考え、海と魚に真剣に向き合いました。

今回の取り組みを通して、地域の大人達が本気で関わってくれたことで、高校生たちは自信が芽生え、大きく成長するということを実感しました。

また、前日のリハーサルでは、波心会の皆さんをはじめ、教育長、教育委員会課長、多くの先生方が出席してくれて、激励してくださり、地域の方々の温かい応援が高校生にとって、大きな力と励みになりました。

心より感謝申し上げます。

 

 

 

海洋教育 サケ学習 発眼卵の受入れ

 12月16日(火)本日は、サケの発眼卵を受け取りにサーモン科学館へいきました。10月30日の実習で人工授精させた卵が無事に発眼し、いよいよ学校の水槽での飼育が始まります。

 学校では、事前に受入用の水槽にクーラーとフィルターをセッティングし、準備万端です。サーモン科学館の孵化槽では、多くの卵が順調に育っていました。学校用に少し分けていただき、凍った路面を慎重に歩きながら学校へ戻りました。

 早速、水槽へ入れました。これからGW前の放流まで飼育と観察の日々となります。

海洋教育 山漬け作り③ 完成

 12月12日(金)山漬け完成です。

 塩抜きを流水で2日間、風乾を2日間、いい色に仕上がりました。頑張った生徒たちもにんまり笑顔。まずは、自分たちが育てた山漬けをご家族と食べてもらって感想をいただければと思います。

 今年は、思った以上に塩漬けに時間をかけました。昨年も同じ行程を行いましたが、サケの状態が違うと手間も異なるようです。サケの状態も年によって異なることを実感した年でもありました。サケの世界は奥深いですね。本授業のゴールは、食するところまでです。来年早々にみんなで味わいたいと思います。

 本授業は海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で実施しています。

海洋教育 山漬け作り②

 塩蔵と塩抜き作業です。環境系の生徒たちが、放課後に丹念に手を加え、山漬けを育ています。

 塩蔵は、山漬けの所以でもある塩をしたサケに重しをかけて脱水するという工程です。今年のサケは、身が柔らかく、しっかり脱水するまでやや時間がかかりました(2週間)。そして、ようやく塩抜き作業が始まりました。

 この後は、二日ほど塩を抜いて風乾となります。完成が近づいてきました。

流れ星ライブin標津

12月7日(日)標津町生涯学習センターあすぱるにて「流れ星ライブin標津」が行われ、3年生がスタッフとして参加しました!

約300席のお客様用の椅子を丁寧に並べることからスタートし、映像のお手伝い、アナウンスや会場案内、流れ星さんのアテンドの打ち合わせを念入りに行います。

なんと前説も任せてもらい、会場内の温かなお客様のお陰で盛り上げることができました!

流れ星さんのライブは会場中が笑いに包まれ、あっという間に1時間のライブが終わってしまいましたが、終演後には高校生と写真を撮ってくれたり、サインをくれたり、とても優しいお二人でした。

ライブを企画されたゼンパ株式会社伊藤様、事前準備から親身になってサポートをしてくれて、このような貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 

海洋教育 潮間帯の生態学

 12月4日(木)5,6時間目、北里大学名誉教授である加戸先生による「潮間帯の生態学」がオンラインで行われました。毎年実施しているこの授業は、身近な海洋環境を潮間帯という環境から海を理解する学習です。潮間帯がどうして生じるのか潮汐の仕組みから丁寧に教えていただき、潮間帯に息づく生物たちにとって、とてもストレスフルな環境である一方、生態系サービスの観点で見ると多くの恩恵が得られる場所であることを学びました。

 後半は、海洋外来種問題です。加戸先生は、日本のフジツボ研究の第一人者であり、最先端の研究をけん引されてきた先生でもあります。自らのフィールドワークの成果と海洋環境での外来種問題について教えていただきました。また、専門でもあるフジツボの生活史を学び、サケの聖地の標津の海でフジツボの幼生がサケ稚魚の餌となっている可能性も示唆されました。海を日ごろから観察すること、日ごろから「なぜ」という疑問を大切に学習することを教えていただきました。

 本授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で実施しています。

海洋教育 ホタテの解剖

 12月4日(木)本日の2年生自然環境系では、恒例のホタテの解剖実習を行いました。昨日は、町内でホタテの配布もあり、標津町はホタテの季節となっています。今年もとても活きのいいホタテを使って実習を行うことができました。

 ホタテの解剖は、全体の観察から。ホタテの殻の左右を確認し、殻を外します。新鮮なので、なかなか開くことができません。殻を外すと、外套膜やえらが見えてきます。そして、心臓の動きを確認しました。大きく収縮する心臓をじっくり観察。循環器系を学習しました。そして、えらを外して、腎臓を観察しました。ホタテの足(短足です!)も観察して、消化器系の観察へ。植物プランクトンを取り込む口には、ひだがあり、効率的にえさを取ることができる構造になっています。最後に中腸腺の中にある桿晶体を観察しました。消化酵素でもある不思議な物体でにゅるんと出てくるゼリーのようなタンパク質です。これがあるから植物プランクトンを消化できるんですね。

 ホタテを通して、軟体動物を理解し、生き物の不思議を実感することができました。この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で実施しています。

自然科学部 第11回全国ユース環境活動発表大会 北海道地方大会 優秀賞

 11月29日(土)ACU札幌で行われた第11回全国ユース環境活動発表大会北海道地方大会に参加しました。久しぶりに自然科学部での参加となりました。前回は、海洋マイクロプラスチックでの発表を行いましたが、今回は、サーモン科学館と共同で続けているオショロコマプロジェクトの発表をしました。

 

 3年間続けてきたこのプロジェクトについて、環境ユースに集まった高校生たちに伝えることができました。環境問題に関心の高い高校生の集まりということもあり、交流会では、みんなで楽しそうに交流を深めることができました。

 大会では、上位の賞に入賞することができませんでしたが「優秀賞」ということで、立派な賞状を頂きました。他校の発表を見聞きすることで、次へのモチベーションも上がったようです。これからもオショロコマプロジェクトやさまざまな活動に取り組んでいく自然科学部であることを誓いました。

令和7年度標津町教育文化奨励賞

標津町教育文化奨励賞受賞!

 11月27日標津町生涯学習センターあすぱるで行われました令和7年度標津町表彰式に参加いたしました。本校で続けている防災減災活動が認められ、令和7年度標津町「教育文化奨励賞」を受賞いたしました。町からの名誉ある表彰いただき、感謝申し上げます。これからも地域に根差した防災減災活動を継続し、地域循環型防災教育を推進してまいります。

海洋教育 サケの山漬け作り①

 11月25日(火)自然環境系2年生でサケの山漬け作りに挑戦しました。本日の講師は、標津サーモン科学館副館長西尾さんです。まずは資料を見ながら、「山漬けとは」という講義が始まりました。標津では、江戸末期にはすでに山漬けが作られていたことが、標津番屋屏風に描かれています。ここには、和人とアイヌの人たちがともに作業している光景がありました。そんな歴史も深いサケの山漬けの伝統と食文化を守るために、サケ学習の一環として取り入れました。

 

 まずは、サケの解体。丁寧にえらを切り落とし、内臓を取り出します。初めてサケに包丁を入れる生徒は、おっかなそうにさばいていました。みんな上手にさばくことができました。サケは無駄なくいろいろな部位を食べることができます。標津では、当然のようにサケの心臓を焼いて食べますし、メフンやチュウ(胃袋)も食べられてきました。そんな話をしながら、サケの解体は終了です。

 

 次が一番の見せ所。たくさんの粗塩をサケにすり込みます。おなかの中もしっかり塩をいれ、えらからも塩を入れます。塩をたくさんすり込むことで、余分な水分を出しうまみを凝縮していきます。塩をすり込んだサケは、プラ船に並べて、上から重石を置きます。明日から1週間、サケからでた水分を抜きながら、塩具合をみて、上下をひっくり返し漬け込んでいきます。自分たちの”山漬け育て”が始まります。

 本授業は海洋教育パイオニアスクール(日本財団)の一環で実施されています。

自然環境系 サケ学習 産卵行動見学

 11月21日(金)標津サーモン科学館の魚道水槽でサケの産卵行動を見学しました。今年は、サケの不漁も相まって見学できるかひやひやしていましたが、サーモン科学館の皆さんのご尽力で無事観察することができました。

 魚道水槽の前で、館長の市村さんからサケの産卵に関する講義をいただきました。雌がどのように産卵場所を選び、産卵床を作り上げるのか、科学的な知見から詳しく説明をいただきました。ペアリングしているサケは、講義の間も産卵行動を繰り返し、雌に寄り添う雄、産卵床を確かめる雌、そして、お互いのタイミングを見計らって、バッチリ目の前で産卵を見ることができました。

 サケ資源を守る取り組みのバーブ工の話やサケの匂いの記憶についても教えていただき、改めてサケの奥深さを実感した授業となりました。

 10月から取り組むサケ学習、生物学的な学習から生態学、伝統の保存食についてと学びの広がりが続いています。これからは、発眼卵の管理から稚魚飼育と実践的な学びが始まります。

 改めて、標津サーモン科学館の皆様ご協力ありがとうございます。

自然環境系 サケ学習 飯寿司作り

 11月19日(水)海洋教育では、サケ学習を毎年続けています。今年は、大切に守りたい地域の味をサケから学ぶ飯寿司作りにチャレンジしました。3年生の自然環境系選択生徒は、昨年度、サケ学習にて山漬けまで完成させることができました。山漬けをおいしく食べ、伝統を体験するサケ食文化の学習です。

 本日の講師は、いつもお世話になっている漁協婦人部の方々。サケの解体授業やホタテ学習でお世話になっている講師の皆さんから本日は、飯寿司の作り方を一から伝授いただきました。

 まずは、お米の準備。米、砂糖、麹、酢をよくなじませておきます。そして、野菜のカット。大根、ニンジン、ショウガを刻んでいきます。そして、山漬けのサケを裁きます。三枚に下ろし、食べやすい大きさに身を整えていきます。

 すべての準備が整ったらいよいよつけ込みです。今回は、各自で樽を管理することにしました。野菜、魚、米を丁寧にしき重ねていきます。押しつけながらしっかり形を整え完成です。空気を抜いて、最初の発酵の過程へ進みます。

 これから約1ヶ月、各自で責任を持って飯寿司を育てていきます。どんな味に仕上がるのか?標津高校初の高校生が作る飯寿司ご期待ください。

 

自然環境系 11月11日はネギの日

 11月11日(火)雪の交じる寒さの厳しい今日は、1111ということでネギの日です(生徒は、ポッキーの日と言っていますが)。2年生が育て、最後まで畑で頑張っていたのがネギ。苗を植えてから、ことあるごとに土寄せをして、白い部分が長く太くなるように大切に育ててきました。先日の暴風雨で葉がちぎれてしまい、ちょっとかわいそうな姿になっていました。

 スコップで土を掘るときれいなネギが出てきました。そして、とっても太い!畑は、ネギの香りで充満していましたが、収穫するみんなは、寒さを忘れ笑顔であふれていました。

防災減災活動 1日防災学校開催

 令和7年度の1日防災学校が11月7日に行われました。3時間目から6時間目までの充実した防災活動を全校生徒で取り組みました。

 

 今年の避難訓練は、大地震による津波警報発令を想定した水平避難。緊急避難場所に指定されているベキシリ山へ避難しました。生徒たちは、速やかに避難行動を開始、取り乱すこともふざけることもなくあっという間に避難が完了しました。さすがです!

 その後は、1年生の探究発表です。7月の防災研修からテーマを設定し、探究し、この日の発表を目指してまとめてきました。緊張した面持ちでしたが、4班無事に発表することができました。町の方々、保護者の方々、川北小学校の4年生の皆さんも発表を見に来てくれました。ありがとうございます。

 午後からは、生徒会の研修の報告です。地域循環型防災教育で小中学校で伝えてきた内容を今日は、全校生徒へ伝えることができました。新潟県の中越地震の出来事や教訓、記憶に新しい石川県の能登半島地震での同年代の体験談、さまざまな内容をみんなと共有することができました。

 今回の1日防災学校での大きなテーマは、「備える防災」でした。標津高校の防災活動に多大なるご尽力をいただいている役場の和田さんを交えて、パネルディスカッションを開きました。今年は、ICTを活用し、アンケート調査を実施、その結果を全校生徒で共有しながら、話を進めていきました。また、途中で生徒会から防災○×クイズを行い、会場を大きく盛り上げてくれました。改めて大切なことは、「備え」です。それぞれに必要な備えを考え、いざというときに行動できることの大切さ、避難場所では、特に各自の準備が大切であることも共有することができました。

 これを機会にさらに防災減災活動に取り組みます。

自然環境系 きのこの山からナメコの便り

 11月4日(火)週末の暴風雨の影響は、甚大で、温室に使用しているハウスが風で飛ばされボロボロに・・・。気を取り直して、本日最初のメニューは、きのこの山の管理です。朝晩の冷え込みが厳しくなって、きのこにもいい影響が出ていればと思っていましたが、ついになめこがたくさん実りました。

 大きな株で採れる立派ななめこ!今年のなめこはなかなか太い個体が多いようです。生徒たちも大きななめこににんまり笑顔です。そして、なかなか出ないね~とぼやいていたシイタケがやっと出始めました。気温が高かったんでしょうか、昨年よりも1ヶ月遅れているような感じがします。太くておいしそうなシイタケも収穫できました。

 秋空の中、唐松の落ち葉を集めて、クリタケのほだ木に被せました。これでまた来年たくさんのクリタケが出てくれるはずです。見上げると秋の青空と唐松の紅葉、秋が深まってきました。