カテゴリ:自然環境系科目
ソバ収穫 終わりました
10月25日(水)ようやくソバの収穫が終わりました。
町民畑、学校の畑と2カ所で行っていたソバ栽培。ようやくすべてのソバを刈り終わりです。今年は、成長がとても良く人の背丈になるほどの茎丈になる個体も見られ、びっくりです。倒伏してしまったソバも多く収穫が難しい年でもありました。
この後は・・・脱穀と選別、種だけ綺麗に分ける作業が待っています。
ソバ収穫
10月13日(金)ようやくソバの収穫が始まりました。雨、時間割・・・さまざまな要因で刈り取りが遅れていたソバ畑ですが、ようやく刈り取り作業が始まりました。ソバの実の黒化率は100%、収穫時期を逸したところは否めませんが、丁寧に刈り取りました。倒伏しているソバも多く、脱粒する種も多いため丁寧に!!
まだまだ、残りもあるので、しばらくは刈り取り作業です。
海洋教育 サケ学習(人工授精)
10月5日(木)標津サーモン科学館にて「サケ学習」に取り組みました。鮭の聖地の物語が始まる標津町ならではの学習です。
今回は、自然環境系2年生でサケの人工授精と解剖実習、生理学から経済学まで幅広い学びが展開されました。本日の講師は、学芸員の仁科さん。お互い緊張しながら実習が始まりました。
サケの説明をする仁科学芸員
まずは、サケの送り方。送る=絞める、サケを神の国に送る方法を学びました。送るときは、苦しませず、一気に、サケからの恵みに感謝して。
次は、採卵です。特殊なナイフ(採卵刀)を用いて、開腹し、オレンジ色の卵を取り出します。
採卵後は、人工受精です。水分が受精率を下げる要因ともなるので、水分に気をつけて、そして丁寧に精子と卵を混ぜ合わせます。そして、いよいよ受精の段階。混ぜ合わせた卵を水槽にそっと入れ、精子の動きを促します。うまく受精できたかな。
丁寧に扱います。 そっと水に入れて受精完了
受精後は、しばらく安静にします。その間に卵の変化を確かめたり、魚類の進化、感覚器官、内臓の観察を行いました。受精卵は、はじめは柔らかく落としても弾みませんが、1時間後に同じ事をしてみると・・・弾みました。卵の膜が硬化したようです。
あっという間の2時間の実習。鮭の聖地の物語はたくさんの学びをもたらしてくれました。受精卵は、11月~12月に本校へ移し、発眼卵の管理から孵化、稚魚の飼育に続きます。
この授業は、標津サーモン科学館の協力と海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で行われています。
ほだ木の管理
自然環境系では、現在シイタケ、ナメコ、クリタケの3種類のキノコを育ています。すべて原木栽培です。
クリタケのほだ木の場所が、ここ最近湿地のように水が上がり、ズブズブになってきてしまい、ほだ木の管理がしにくい状況になっていました。
そこで本日は、ほだ木の移動です。なれない一輪車を押して、みんなですべてのほだ木を移動させました。お疲れ様でした。
海洋教育 プランクトン学習
7月、標津の海もすっかり夏模様となりました。そして、海での活動に気持ちの良い季節となりました。
今回は、海洋教育である春の干潟の生物学につづく、夏のプランクトン学習を行いました。標津町にある海の公園の釣り突堤でプランクトンを採集しました。初めて見るプランクトンネット、使い方を説明してサンプリングを体験しました。夏季なので、植物プランクトンは少なめ、動物プランクトンが泳ぐ姿が確認できました。これらは、夏休み明けに検鏡して、分類したいと思います。
次は、人工の磯で生物採集。これは、盛り上がります!。水もぬるく水浸しになっても大丈夫!網でバシャバシャ魚を捕ったり、カニを手づかみするのに手こずったり、40分程度で、多くの生物をサンプリングできました。さいごに、生物をソートして終了です。エビやカニと一緒にサンプリングしたフジツボが同じ甲殻類、しかも脱皮することに「えぇぇぇ~」と驚きの声があがっていました。2年生の選択生徒にとっては、初めてのサンプリングでしたが、とても楽しめたようです。この学びは、潮間帯の生物学に繋がっていきます。
海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で実施しています。
クロユリ開花
生物選択者で個体数調査をしたクロユリですが、4株が花を咲かせてくれました。株数では、80株を超えていましたが、花を付けたのは4株。花芽を付けるまで時間がかかるのでしょうか。
学校の近くにひっそり佇むクロユリ、可憐です。
選択生物 クロユリの観察2
5月19日(金)前回の観察から3週間が経ちました。クロユリもすくすく育っています。ということで、実際にコドラード法で推定した数と実際に計数した数の比較をしてみようと思います。
目視で確認。82個体でした。推定値120個体でしたので、どうなんでしょうか・・・。まぁ、方法は理解できたかな。そして、生長したところで、個体の分布状態を確認。生物で学んだランダム分布、一様分布、集中分布なのか・・・なんとなく集中分布でしょうか。
そして、クロユリのつぼみが膨らみ始めたので、草体の観察とスケッチです。5枚セットになって広がる葉が角度をもって重ならないように4段程度積み重なっていました。植物の光に対する戦略についても垣間見ることができました。
もうすぐで開花してくれると思います。花が咲いたら、再び観察ですね。
キノコ実習
5月10日から15日にかけて、キノコ栽培の実習を行いました。
まずは、新たなほだ木への駒打ちです。
シラカバにはナメコ、ミズナラにはクリタケを植菌しました。
今年度はナメコ、クリタケともにそれぞれ約30本のほだ木に植菌しました。
ドリルで種菌を植える穴を空けていきます。
穴に種菌入れて、金槌で叩きます。
ほだ木をリアカーに積み込んで、仮伏せをする場所まで運びます。
これまで、ほだ木を置いていたキノコの山ですが、スペースが手狭になったので、笹を刈り、木の枝を打ち、スペースを拡張しました。
分担・協力して作業を行いました。
続いて、今年、植菌したほだ木を積み重ねて、仮伏せをします。乾燥を防ぐために筵をかけて完成です。
バランスを考えながら積んでいきます。
キノコの山には、今年、植菌をしたほだ木の他、令和元年度から栽培をしているナメコ、シイタケのほだ木があります。今回は、昨年までに植菌をしたほだ木もきれいに並べました。
先輩の代から受け継いでいるほだ木も大切に管理しています。
春のキノコ栽培の作業はこれで一段落です。仮伏せしたほだ木の乾燥防止や草刈りなど継続的に管理を行っていきます。キノコが採れる季節が今から楽しみです。
キノコ栽培は、標津町農林課からの支援により実施しています。この場を借りて、お礼申し上げます。
海洋教育 藻場学習
5月9日(火)例年より少し早いのですが、生物を選択した3年生6名を対象に、標津町海の公園の人工の岩礁で藻場学習を行いました。講師は,毎年お世話になっている北大臨海実験所の仲岡教授です。そして、今年も学部生、院生の皆さんにもご協力いただくことができました。
胴長をはいて、いよいよ藻場実習へ。大潮の干潮の時間なので、潮間帯の最下部まで露出しており、サンプリングには最高の時間帯でした。まずは、とにかくさまざまな生物をサンプリングしました。
目の前に広がっていたのは、海藻の藻場。大きなマコンブやスジメ、クロバギンナンソウやカヤモノリ、道東の海岸に特徴的な藻類が広がっていました。その隙間に網を入れると・・・稚魚が網に入りました。カジカの稚魚?やクサウオの稚魚、ギンポの仲間と種類も数もたくさんサンプリングできました。また、甲殻類では、モエビをはじめさまざまな小型のエビやイソガニの仲間、ヤドカリを捕まえることができました。軟体動物では、カサガイ、エゾチヂミボラなどの巻き貝、二枚貝のアサリ、そして、環形動物では、イトヒキゴカイなどのゴカイの仲間をサンプリングしました。
サンプリングの後は、分類です。生物をグループごとに分けるというとても重要な作業です。仲岡先生からは、アマモを中心に生物のつながりや生態系について、大学院生からは、ヨコエビを通して、種の多様性について解説していただきました。
あっという間の楽しい2時間、とても有意義な時間となりました。毎年、遠いところお越しいただきありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます。
この授業は,(日本財団)海洋教育パイオニアスクール単元開発部門の一環として行っています。
区画法(コドラート) 3年選択生物
4月28日(金)本日の生物は、野外実習。
学校向かいに実は貴重な植物が花咲きます。クロユリです。まだ、芽生え程度ですが、来月末には、つぼみも膨らむことと思います。こんな貴重な植物が目の前にあるので、さっそく教材として活用です。
(↑ 4月のクロユリは、このサイズ)
生物の教科書にある区画法をやってみることにしました。本格的に行うには、調査区域の面積をしっかりと計測しなければなりませんが、そこは、ちょっと簡易的に範囲を狭めて、5平方メートルの範囲としました。そして、区画を0.5×0.5メートルで区切り、調査をスタート。
(↑ 本日は、園芸用の支柱でコドラートを作りました。)
まずは、クロユリの見分け方から。じっくり観察して、区画内の個体数をカウントします。そして、調査区域として5平方メートルないの個体数を推定してもらいます。推定値は、GW明けのレポートで報告してもらいます。
生物基礎の教科書には、高山の花畑の植物として、写真が掲載されているクロユリ。それが、平地に育っているというところにも気づいてほしいですね。しばらく、クロユリの成長を見守りたいと思います。
令和5年 自然環境系スタート
令和5年度自然環境系科目が始まりました。新カリキュラムとなり科目名も「探究基礎」としました。これから2年間、さまざまなことに興味関心を持って探究をおこない、発表まで行いたいと思います。
ということで、初回は、過去の先輩方が活動したフィールドを廻りました。キノコの栽培を行っている森では、すでにシイタケが出芽しておりました。あたたかな日差しをシイタケも感じているようです。
そして、望ケ丘公園へ草花を探しに行きました。すでに、フクジュソウは咲き誇り、ザゼンソウがすくすく芽生えてきている様子がうかがえました。
令和5年 自然環境系スタート
令和5年度自然環境系科目が始まりました。新カリキュラムとなり科目名も「探究基礎」としました。これから2年間、さまざまなことに興味関心を持って探究をおこない、発表まで行いたいと思います。
ということで、初回は、過去の先輩方が活動したフィールドを廻りました。キノコの栽培を行っている森では、すでにシイタケが出芽しておりました。あたたかな日差しをシイタケも感じているようです。
そして、望ケ丘公園へ草花を探しに行きました。すでに、フクジュソウは咲き誇り、ザゼンソウがすくすく芽生えてきている様子がうかがえました。
次は、樹液調査です。
シラカバの樹に方角と高さを決めて採集用の穴をあけました。予想通り、たくさんの樹液が出てきました。糖度は、1.4%、甘さはあまり感じません。シラカバにも春が訪れています。
ふと、地面をみるとキバナノアマナの芽生えがありました。毎年観察していますが、年々群生地が広がっているような気がします。こんな身近に貴重な草花が咲き誇るいいフィールドがあります。探究材料がたくさんありますね。
野生動物学習
1月20日(金)、3学年の自然環境系科目で野生動物学習を行いました。
今回は、北海道大学大学院獣医学研究院 教授 坪田 敏男 先生に「市街地に出没するヒグマの生態と対策」というテーマで授業をしていただきました。
ヒグマの詳しい生態や、陸域と海域の生態系をつなぐ重要な役割を果たしていること、市街地への出没対策の課題などを教えていただきました。
講義の後の質問タイムでは、受講していた5名全員が先生に質問をしました。
自ら疑問に思ったことについて、わかりやすく丁寧に教えていただき、貴重な機会となりました。
お忙しいなか講義をしてくださった坪田先生、また、授業の実施に協力してくださった標津町役場農林課の長田様、ありがとうございました。
探究チャレンジ釧路・根室
1月19日(木)北海道教育委員会が主催するS-TEAM教育推進事業「探究チャレンジ釧路・根室」が行われ、本校からは、自然環境系科目の3年生が参加しました。
釧根の高校生がZOOMでつながり、画面上でしたがお互いの探究活動について発表をしました。本校は、ソバの栽培に関する探究活動をまとめて発表しました。7分間の時間にいかに納めるか、質疑ではどんな質問が来るのかあれこれ考え、緊張の中本番が始まりました。
途中スライドが動かなくなったりもしましたが、無事発表を終えることができました。また、他校の発表に対しても、しっかりと質問をすることができ、発表会としては、とても有意義な時間を過ごすことができました。
3年自然環境系科目 研究発表会
12月21日(水)自然環境系3年生による課題研究の発表会が行われました。お世話になっている方々に来ていただき、2年間にわたるソバ栽培についての発表を行いました。
試行錯誤しながらソバ栽培に挑み、さまざまな課題について考えました。昨年度は、ソバと害虫ということで、害虫対策に木酢液を使ってみたり、今年は、ソバと化学肥料ということで、ソバの生育に注目して栽培しました。
栽培の結果を5人でまとめ、ICTを活用してディスカッションやデータの処理を行い、PowerPointで資料を作成、無事!?発表当日を迎えることができました。
5人が力を合わせて発表、それぞれの担当したスライドの発表を行い、発表後の質疑応答もなんとかできました。ドキドキしながら発表を終わらせた生徒たち、発表後の反省会では、もっとこうすれば・・・とか資料のまとめ方が・・・と反省の言葉が出てきました。
この経験が探究活動です。いい経験をすることができました。
標津町の皆様には、自然環境系科目へのご支援やご協力をいただき誠にありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます。
キノコ収穫
秋深くなりました。
学校で管理しているキノコのほだ木も実りの季節が訪れました。
寒暖差が大きくなり、キノコの発生に適した気温になっているようです。
本日は、大きく育ったナメコとクリタケの収穫を楽しみました。
かみしめるほどうまみが出てくるクリタケ、市場にはあまり出回っていませんが、おいしいキノコです。クリタケの栽培も3年目、今年は、菌糸の成長がよかったのかな。
みんなでキノコソテーにしていただきました。
海洋教育 干潟の生物学
6月2日(木)別海町尾岱沼へ
本日は、海洋教育といえば干潟にいかねば!ということで干潟の生物学を行うために尾岱沼ふれあいキャンプ場の潮干狩りフェスティバルへ行きました。
いざ!干潟へ
アサリを掘るだけではなく、一見単調な干潟に何がいるのか?生物調査を兼ねて参加です。
寒さにめげず、ざくざく掘ります
熊手を手に一掘り・・・アサリがざくざく。どこを掘ってもアサリがざくざく。あっという間にバケツがいっぱいになりました。
生物調査中もアサリがざくざくです
さて、生物調査はというと・・・干潟にひそむエビやカニ、ゴカイ、端脚類、ヒラムシ?、アサリ以外の大きな貝も。そして、アマモにウミニナ。やはりこの干潟には多種多様な生物が生息しています。それを餌にする魚類も豊富な訳です。
どこを掘ってもこれくらい
ついでに、昨年学んだコドラートをやってみました。50cm×50cmの平方枠内に何匹のアサリがいるのか???調べてみると100匹を超える区画もありました。
ということでみんなで干潟を実感した実習でした。
本授業は海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で行われました。
きのこの山・きのこの里
5月の学習。暖かい日が続き野外活動も本格化!
今年も春のほだ木の管理の季節となりました。下草を整え、ほだ木をチェック。汚れを落とし組み直しました。
毎年春にはシイタケが出てくるのですが・・・ことしも立派なシイタケが出てきました。キノコの里の日当たりが良くなってしまったので、ちょっと乾燥してしまいましたが、おいしいシイタケができました。
サケ稚魚の旅立ち
4月27日(水)GWに入るまえに本校で育てていたサケ稚魚の放流を行いました。
今年は、153粒の受精卵からほぼすべて孵化。その後も減耗することなく順調に育ちました。
すくすく育った稚魚は、5gを超えしっかりとした魚体になりました。
サーモン科学館の小川へ。サーモン科学館の西尾さんから今年の稚魚はしっかり育っているね!と太鼓判もいただきました。
みんなで世話をして育てた稚魚をそっと放流。4年後大きくなって帰ってくることを期待しています。
樹液の確認
春休みも間近である3月23日(水)、メープルの樹液を確認です。
幹からしたたる樹液、小鳥がつついた樹皮から染み出るように甘い樹液が出ていました。集めているボトルにもたっぷりの樹液が・・・。
「樹液の量」と「春の訪れ」どちらも関係がありそうです。今年も樹液がたくさんとれるようになってきましたので、春も間近だと思います。
所在地
〒086-1652
標津郡標津町
南2条西5丁目2番2号
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年間行事予定表
いじめ基本方針(R5改訂)
詳しくは上のメニュー『 学校生活 』に記載してあります。ご覧ください。