海洋教育 潮間帯の環境と海洋外来種について

 8月30日(月)5,6時間目 整備が整ってきたICTを活用した海洋教育に取り組みました。本日は「潮間帯の環境と海洋外来種 外来フジツボの侵入理由を考えてみよう!」というテーマで行われました。

 講師は、北里大学名誉教授であり(公財)海洋生物環境研究所顧問の加戸隆介先生です。先生のご専門は付着生物、特にフジツボの専門家です。

 ICTを活用して、オンラインで授業を行うということで、学校の機材のセッティングや会議システムのZOOMの設定に四苦八苦しながらようやく当日を迎えることができました。
   
          初ZOOM授業・・・緊張
 フジツボという生物に詳しくない生徒たちにまずは、フジツボの体の構造を紹介。その中で本日の主役となるフジツボ「キタアメリカフジツボ」を紹介していただきました。不思議な蓋板の構造をしていることを教えていただきました。また、タイトルの通り、今回は、外来フジツボでもあるキタアメリカフジツボがどのように日本に侵入してきたのか、そして人為的に分布を広げているのか自然的に分布を広げているのか、今後どのように分布を広げていくのか海洋生物地理区と海流からみんなで考えました。

 潮間帯に侵入したキタアメリカフジツボと在来フジツボの種間関係をフィールド調査の結果をもとに解説していただきました。
 身近な潮間帯の生物であるフジツボをテーマに色々調べることでまだまだ発見があるようです。生徒たちも今後の課題研究に向けて知識を増やし、思考することができました。
   
       画面越しに記念写真をパシャリ!
 お忙し中、ご協力いただいた加戸先生、ありがとうございました。
 この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環として実施しています。