校長挨拶

北海道標津高等学校長 福井 朋美

 

 標津高校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校のある北海道標津町は、北海道の東、根室海峡沿岸の中央部に位置し、雄大で豊かな自然環境のもと、漁業、水産業、酪農業を基幹産業とする生産の町です。本校は、町唯一の高等学校として、様々な面で地域から多大なる支援をいただき、地域住民から期待されている学校です。

 

 北海道標津高等学校は、昭和9年(1934年)、公立青年学校標津村立標津実践女学校として開校し、校名の変更や高等女学校への昇格の後、北海道中標津高等学校標津分校として再出発(昭和25年5月2日:開校記念日)し、全日制課程普通科の設置、商業科の設置、商業科の閉科などを経て現在に至ります。令和5年度に創立90年を迎え、約6,000人の卒業生が全国各地で活躍しております。

 

 校訓「求道(きゅうどう)自琢(じたく)」、「仁愛恭儉(じんあいきょうけん)」、「實踐(じっせん)躬行(きゅうこう)」のもと、「持続可能な社会の形成者となり、地域の未来を創る人材となる資質・能力を身につける」を学校教育目標とし、平成30年(2018年)に「ユネスコスクール」の認定を受け、持続可能な社会づくりのための「環境活動」「防災・減災活動」「地域の歴史・文化」の取組に力を入れてまいりました。特に防災・減災教育分野においては、避難所運営ゲーム(HUG)を活用した防災・減災活動に励み、地域との防災に関する連携強化した地域循環型防災教育が評価され、令和5年度には文部科学大臣賞、令和6年度には防災功労者内閣総理大臣表彰をいただいております。

 

 今後とも、よき校風を受け継ぎながら、本校のスクール・ミッションである「地域の高校として、地域の教育資源を 活用した教育活動を通じて、地域の未来を創っていく生徒の育成」を目指し、教職員一同、地域とともにある学校づくりを推進してまいりますので、今後とも皆様方からの変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。