カテゴリ:自然環境系科目
海洋教育 アイスフィッシング
2月4日(水)5,6時間目、本日は、野付半島に広がる野付湾でアイスフィッシングの授業でした。野付湾が結氷し、地元の人は氷上のチカ釣りを楽しむシーズンになりました。標津高校自然環境系コースでは、藻場学習から海の生態系の学びを続けてきました。本日は、その中でも氷の下の生態系を観察する授業です。
お世話になったのは、標津ガイド協会の皆さまです。水平線まで真っ白になっている野付湾、雄大な自然の中で釣り開始です。まずは、ドリルで穴を開けて・・・仕掛けに餌をつけて・・・スタートです。仕掛けを垂らすとすぐに反応があり、きれいなチカが釣れました。
その後、寒い中を誘いながらあたりを待ちます。なかなか釣れません・・・場所を移動してみたり、餌を新しくしてみたり、あれこれ工夫をしながら、みんなチカを釣ることができました。
今日は、プラス気温になり、2月にしては暖かな日和でした。遠くにオジロワシの鳴き声を聞きながら、日本で唯一!標津高校だけの授業を楽しむことができました。お世話いただいたガイド協会の皆様、ありがとうございました。
本授業は、日本財団の海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で実施しています。
海洋教育 根室海峡鮭茶漬け
1月20日(火)自然環境系2年生では、山漬けの授業の一環で地域の食文化を理解する「根室海峡鮭茶漬け」の授業を実施しました。講師は、標津町でローカルガイドを営むAmutoki代表の齋藤さんです。
まずは、出汁を学びます。羅臼昆布、根室海峡のホタテ、中標津のシイタケ、標津の鮭節から取る出汁を味わいました。美味しい出汁がこの地域の食材で作れることを学びました。また、出汁の掛け合わせでうまみが何倍にも広がることも教えていただきました。
本日のメインは、2年生が手作りした山漬けです。鮭を塩蔵し、うまみを最大限に濃縮した山漬けは、お茶漬けとの相性はぴったり。こんがり、じっくり焼き上げて、炊きたてのご飯にのせれば準備完了。好きな出汁を自分好みに掛け合わせてお茶漬けにしました。一口食べただけで、出汁のうまみに山漬けのうまみが重なり、笑顔があふれました。
最後に齋藤さんから日本遺産である鮭の聖地からお話をいただきました。この地域は、1万年の人の営みがあります。昨今の鮭の不漁が問題になっていますが、祖先もそんな時代を生き抜いてきました。いま、これからの時代、私たちがどう生きていくのかそんなことも考える奥深い時間となりました。
お忙しい中、講師をお引き受けいただいた齋藤様、あらためましてこの場を借りてお礼申しあげます。
海洋教育 サケ稚魚 孵化しました
1月16日(金)自然環境系2年生の新年の初授業は、サケ稚魚の観察です。12月に発眼卵を受け取り、孵化時期をちょうどお正月と予想していました。孵化のタイミングが観察できず残念でしたが、稚魚たちは無事に孵化しておりました。
本日は、稚魚の観察です。油球が大きな生まれたての稚魚をじっくり観察しました。エラの下に小さな心臓が観察でき、一生懸命に鼓動している様子を見ることができました。また、油球に広がる血管の美しさ、腸管になっていくと思われる緑色の細い管などいきいきした姿を発見し、各々でスケッチしました。
これから、飼育が続きます。浮上して餌を食べ始めるまで、じっくり変化を観察していきます。
海洋教育 サケの飯寿司作り 完成
12月23日(火)冬休み前最終日の本日、3年自然環境系生徒が育ててきたサケの飯寿司が完成しました。飯寿司のゴールは、これという日はないんですが、仕込んでから1ヶ月、昨日から脱水して完成を見ることができました。
生徒たちは、「うちに帰ったらばあちゃんに食べてもらう」といい持ち帰りました。飯寿司が代々地域の食べ物であり、ばあちゃんに味を確かめてもらいたいという世代の繋がりを感じました。ぜひ、ご家庭での味と生徒たちが作った初めての味を比べてご感想をお聞かせください。サケが不漁で原材料費も高くなり、気軽に作れなくなっている状況でもありますが、いつまでも伝統的な食文化が継承してもらえればと思います。
海洋教育 サケ学習 発眼卵の受入れ
12月16日(火)本日は、サケの発眼卵を受け取りにサーモン科学館へいきました。10月30日の実習で人工授精させた卵が無事に発眼し、いよいよ学校の水槽での飼育が始まります。
学校では、事前に受入用の水槽にクーラーとフィルターをセッティングし、準備万端です。サーモン科学館の孵化槽では、多くの卵が順調に育っていました。学校用に少し分けていただき、凍った路面を慎重に歩きながら学校へ戻りました。
早速、水槽へ入れました。これからGW前の放流まで飼育と観察の日々となります。
海洋教育 山漬け作り③ 完成
12月12日(金)山漬け完成です。
塩抜きを流水で2日間、風乾を2日間、いい色に仕上がりました。頑張った生徒たちもにんまり笑顔。まずは、自分たちが育てた山漬けをご家族と食べてもらって感想をいただければと思います。
今年は、思った以上に塩漬けに時間をかけました。昨年も同じ行程を行いましたが、サケの状態が違うと手間も異なるようです。サケの状態も年によって異なることを実感した年でもありました。サケの世界は奥深いですね。本授業のゴールは、食するところまでです。来年早々にみんなで味わいたいと思います。
本授業は海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で実施しています。
海洋教育 山漬け作り②
塩蔵と塩抜き作業です。環境系の生徒たちが、放課後に丹念に手を加え、山漬けを育ています。
塩蔵は、山漬けの所以でもある塩をしたサケに重しをかけて脱水するという工程です。今年のサケは、身が柔らかく、しっかり脱水するまでやや時間がかかりました(2週間)。そして、ようやく塩抜き作業が始まりました。
この後は、二日ほど塩を抜いて風乾となります。完成が近づいてきました。
海洋教育 潮間帯の生態学
12月4日(木)5,6時間目、北里大学名誉教授である加戸先生による「潮間帯の生態学」がオンラインで行われました。毎年実施しているこの授業は、身近な海洋環境を潮間帯という環境から海を理解する学習です。潮間帯がどうして生じるのか潮汐の仕組みから丁寧に教えていただき、潮間帯に息づく生物たちにとって、とてもストレスフルな環境である一方、生態系サービスの観点で見ると多くの恩恵が得られる場所であることを学びました。
後半は、海洋外来種問題です。加戸先生は、日本のフジツボ研究の第一人者であり、最先端の研究をけん引されてきた先生でもあります。自らのフィールドワークの成果と海洋環境での外来種問題について教えていただきました。また、専門でもあるフジツボの生活史を学び、サケの聖地の標津の海でフジツボの幼生がサケ稚魚の餌となっている可能性も示唆されました。海を日ごろから観察すること、日ごろから「なぜ」という疑問を大切に学習することを教えていただきました。
本授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で実施しています。
海洋教育 ホタテの解剖
12月4日(木)本日の2年生自然環境系では、恒例のホタテの解剖実習を行いました。昨日は、町内でホタテの配布もあり、標津町はホタテの季節となっています。今年もとても活きのいいホタテを使って実習を行うことができました。
ホタテの解剖は、全体の観察から。ホタテの殻の左右を確認し、殻を外します。新鮮なので、なかなか開くことができません。殻を外すと、外套膜やえらが見えてきます。そして、心臓の動きを確認しました。大きく収縮する心臓をじっくり観察。循環器系を学習しました。そして、えらを外して、腎臓を観察しました。ホタテの足(短足です!)も観察して、消化器系の観察へ。植物プランクトンを取り込む口には、ひだがあり、効率的にえさを取ることができる構造になっています。最後に中腸腺の中にある桿晶体を観察しました。消化酵素でもある不思議な物体でにゅるんと出てくるゼリーのようなタンパク質です。これがあるから植物プランクトンを消化できるんですね。
ホタテを通して、軟体動物を理解し、生き物の不思議を実感することができました。この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で実施しています。
海洋教育 サケの山漬け作り①
11月25日(火)自然環境系2年生でサケの山漬け作りに挑戦しました。本日の講師は、標津サーモン科学館副館長西尾さんです。まずは資料を見ながら、「山漬けとは」という講義が始まりました。標津では、江戸末期にはすでに山漬けが作られていたことが、標津番屋屏風に描かれています。ここには、和人とアイヌの人たちがともに作業している光景がありました。そんな歴史も深いサケの山漬けの伝統と食文化を守るために、サケ学習の一環として取り入れました。
まずは、サケの解体。丁寧にえらを切り落とし、内臓を取り出します。初めてサケに包丁を入れる生徒は、おっかなそうにさばいていました。みんな上手にさばくことができました。サケは無駄なくいろいろな部位を食べることができます。標津では、当然のようにサケの心臓を焼いて食べますし、メフンやチュウ(胃袋)も食べられてきました。そんな話をしながら、サケの解体は終了です。
次が一番の見せ所。たくさんの粗塩をサケにすり込みます。おなかの中もしっかり塩をいれ、えらからも塩を入れます。塩をたくさんすり込むことで、余分な水分を出しうまみを凝縮していきます。塩をすり込んだサケは、プラ船に並べて、上から重石を置きます。明日から1週間、サケからでた水分を抜きながら、塩具合をみて、上下をひっくり返し漬け込んでいきます。自分たちの”山漬け育て”が始まります。
本授業は海洋教育パイオニアスクール(日本財団)の一環で実施されています。
所在地
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