標高ニュース

自然環境系 11月11日はネギの日

 11月11日(火)雪の交じる寒さの厳しい今日は、1111ということでネギの日です(生徒は、ポッキーの日と言っていますが)。2年生が育て、最後まで畑で頑張っていたのがネギ。苗を植えてから、ことあるごとに土寄せをして、白い部分が長く太くなるように大切に育ててきました。先日の暴風雨で葉がちぎれてしまい、ちょっとかわいそうな姿になっていました。

 スコップで土を掘るときれいなネギが出てきました。そして、とっても太い!畑は、ネギの香りで充満していましたが、収穫するみんなは、寒さを忘れ笑顔であふれていました。

防災減災活動 1日防災学校開催

 令和7年度の1日防災学校が11月7日に行われました。3時間目から6時間目までの充実した防災活動を全校生徒で取り組みました。

 

 今年の避難訓練は、大地震による津波警報発令を想定した水平避難。緊急避難場所に指定されているベキシリ山へ避難しました。生徒たちは、速やかに避難行動を開始、取り乱すこともふざけることもなくあっという間に避難が完了しました。さすがです!

 その後は、1年生の探究発表です。7月の防災研修からテーマを設定し、探究し、この日の発表を目指してまとめてきました。緊張した面持ちでしたが、4班無事に発表することができました。町の方々、保護者の方々、川北小学校の4年生の皆さんも発表を見に来てくれました。ありがとうございます。

 午後からは、生徒会の研修の報告です。地域循環型防災教育で小中学校で伝えてきた内容を今日は、全校生徒へ伝えることができました。新潟県の中越地震の出来事や教訓、記憶に新しい石川県の能登半島地震での同年代の体験談、さまざまな内容をみんなと共有することができました。

 今回の1日防災学校での大きなテーマは、「備える防災」でした。標津高校の防災活動に多大なるご尽力をいただいている役場の和田さんを交えて、パネルディスカッションを開きました。今年は、ICTを活用し、アンケート調査を実施、その結果を全校生徒で共有しながら、話を進めていきました。また、途中で生徒会から防災○×クイズを行い、会場を大きく盛り上げてくれました。改めて大切なことは、「備え」です。それぞれに必要な備えを考え、いざというときに行動できることの大切さ、避難場所では、特に各自の準備が大切であることも共有することができました。

 これを機会にさらに防災減災活動に取り組みます。

自然環境系 きのこの山からナメコの便り

 11月4日(火)週末の暴風雨の影響は、甚大で、温室に使用しているハウスが風で飛ばされボロボロに・・・。気を取り直して、本日最初のメニューは、きのこの山の管理です。朝晩の冷え込みが厳しくなって、きのこにもいい影響が出ていればと思っていましたが、ついになめこがたくさん実りました。

 大きな株で採れる立派ななめこ!今年のなめこはなかなか太い個体が多いようです。生徒たちも大きななめこににんまり笑顔です。そして、なかなか出ないね~とぼやいていたシイタケがやっと出始めました。気温が高かったんでしょうか、昨年よりも1ヶ月遅れているような感じがします。太くておいしそうなシイタケも収穫できました。

 秋空の中、唐松の落ち葉を集めて、クリタケのほだ木に被せました。これでまた来年たくさんのクリタケが出てくれるはずです。見上げると秋の青空と唐松の紅葉、秋が深まってきました。

地域循環型防災教育 標津小学校6年生へ出前授業

 10月30日(木)標津小学校6年生を対象に防災出前授業を行いました。今日は、標津町役場の住民生活課と一緒に防災教育です。まずは、生徒会の防災研修の報告をしました。

  雪氷研究所や中越地震、能登地震について学び考えてきたことを伝えました。今回のキーワードは、「備える」です。どの災害でもまずは備えることが大切であること、地域のコミュニティーを大切にすることなどを6年生に考えてもらいました。

 次に、住民生活課の竹村さんと一緒に毛布担架を体験しました。被災したときその場にあるものでけがをした人を運ばなければなりません。身近にある毛布を使って担架を作ることができることを学びました。

 最後に、高校生がファシリテートして「とっさの一言」を実践。災害の時の一場面でどんな言葉をかけるべきか考えるワークショップでは、高校生がリードして小学生から言葉を引き出していました。和やかな雰囲気のなか取り組み、高校生と小学生との距離も少し縮まったような感じがしました。

 地域循環型防災教育の一環として取り組む防災出前授業。次は、11月の川北中学校を予定しています。楽しみにしています。また、来月7日は標津高校で1日防災学校が開催されます。是非ご来校いただければと思います。

海洋教育 サケの人工授精

 10月30日(木)いよいよサケ学習のシーズンに入りました。今年は、遡上するサケの個体数が大変少なく実習ができるのか不安もありましたが、標津サーモン科学館のご尽力でサケを用意していただきました。ということで今年のサケ学習(2年生自然環境系)が無事スタートしました。今日は、HBCの取材もありちょっと緊張しました。

 まずは、サケの締め方です。アイヌの伝統でもある木の棒を使った方法で締めます。これで神の国から使わされたカムイチェプ(サケ)は無事神の国に送ることができます。サケのサイズを測定し、早速採卵です。腹部を専用のナイフで裂き、熟した卵を丁寧に取り出します。卵に予め用意していた精子を掛け合わせ、水につけて授精が完了です。

 その後、魚から哺乳類への進化の話、サケを解剖し、各臓器の説明をいただきました。生物基礎で学習した腎臓の機能や心臓の話を伺い、学習と実習を繋げて考えることができました。

 授精が完了すると卵は、給水し固くなります。その様子を確認し、本日の実習は終了しました。この後は、発眼卵の状態からみんなで飼育を始めます。来年の4月の放流に向けて頑張ります。

鮭の解体実習

10月29日(水)フードデザインの授業にて鮭の解体実習を行いました。標津漁業協同組合女性部の皆様に講師として来ていただきました。

まず初めに鮭を解体しながら、部位の説明を丁寧にしてもらいました。活締めした鮭と活締めしていない鮭との違いは一目瞭然で、圧巻でした。

 

その後、グループに分かれて鮭を捌き、丁寧に骨を取り、調理を行います。

「あきあじ鍋」「鮭とゴーダチーズの春巻き」「鮭ザンギ」を作りました。

女性部の皆様と生徒たちはコミュニケーションを取りながら、終始楽しみながら学ぶことができました。

どのグループも女性部の方々の丁寧なサポートのお陰で無事に完成しました!

今回は、鮭について楽しく体験的に学ぶことができました。

標津漁業協同組合女性部の皆様、ありがとうございました。

また鮭が不漁の中、実施が危ぶまれましたがご尽力いただいた関係者の皆様にも心より感謝申し上げます。

 

水産教育 サーモン科学館へ

 10月24日(金)5,6時間目、標津サーモン科学館にて授業を行いました。毎年実施している水産教育、今年も市村館長から根室海峡の水産業やサケ科魚類の講話をいただきました。狭い海峡でありながら、豊かな水産資源に恵まれるこの地域は、日本でも有数の水揚げを誇る貴重な場所であることを学びました。

 講話の後は、お待ちかねの管内の見学。一番人気は、ドクターフィッシュ。生徒たちは、ついつい指を入れてしまうチョウザメの水槽で指パクにチャレンジしていました。エビスザメを観察したり、大きなイトウを眺めたり、クリオネに癒やされたり生徒たちは、水族館を楽しんでいました。

 お忙しいなか講話をいただき誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

自然科学部 オショロコマプロジェクト 秋のサンプリング

10月18日(土)日差しも差し込み、秋の紅葉がとてもきれいな忠類川の支流でオショロコマのサンプリングを行いました。7月に実施するはずだったサンプリング、やっと実現できました。

 

今日も標津サーモン科学館の仁科さんにご同行いただきました。

各自で自作した仕掛けを竿にセットして、釣りスタートです。イクラを餌にすると、次々に小さなヤマメが掛かります。でも…目的のオショロコマの姿がありません。本流から支流、そして沢に入っていったんでしょうか?小さな流れ込みを遡ると小さなヤマメがたくさん泳いでいるのがわかります。そして、仁科さんがオショロコマの姿を見つけてくれました。釣りでは難しそうだったので、ガサガサに変更です。全員で協力して、ようやく1匹のオショロコマを捕まえることができました。

結局、1匹しかサンプリングできませんでしたが、秋空の下いいサンプリングとなりました。仁科さんのフィールド講座もとっても勉強になりました。お忙しい中お付き合いいただきありがとうございます。

自然環境系 きのこの山

 10月に入り、秋のキノコが発生してきました。今日は、キノコの管理の一環として、仮伏せしたほだ木を本伏せする作業です。この春に植菌したシイタケのほだ木を21本、ナメコを26本、本伏せしました。

 ほだ木を立てるために杭を打ち、支えの木を縛り、きれいにほだ木を並べました。ちなみにナメコは地面に並べています。令和7年のほだ木からキノコが出てくるのは、早ければ来年、そして、2年後には、たくさんの実りで楽しませてくれることでしょう。お手伝いいただいた皆様、ありがとうございました。

 

保育実習(2年家庭総合)

2年生家庭総合の授業にて、標津町認定こども園あおぞらさんで保育実習を行いました。

1回目は9月17日(水)に伺いました。

この日は、園児の皆さんと一緒に御神輿担ぎをしてコミュニケーションをとることができました。園児の皆さんの元気な「わっしょい!」のかけ声で御神輿担ぎがスタートしました!

 それぞれ年齢別グループごとに御神輿担ぎから戻り、園を後にしました。

今回の目的は、園児達の特徴を学び、次回の実習で園児の皆さんに楽しんでもらえる遊びを考えることでしたが、みんなしっかりと学んで帰ってきました。

そして、10月15日(水)は2回目の保育実習です。この日のために約1か月間かけて準備をしてきました。

0歳児には、音と触感で楽しんでもらえるおもちゃを作っていきました。

1歳児には、ぽっとん落としや、フェルトのマスコットを貼ったり剥がしたりできる遊びのおもちゃを作っていきました。

2歳児には空中を舞うおりがみを作り、下からキャッチしてもらい遊びました。

3歳児にはコアラのカードを作り、絵めくりゲームをして遊びました。

4歳児とはしっぽ取りゲームや新聞畳みゲームで遊びました。

5歳児とはだるまさんが転んだやドッジボールをして遊びました。

どのグループも先生方のサポートのお陰で、高校生が準備していた遊びで園児の皆さんと楽しく遊ぶことができました。

最後に遊んでくれた御礼に高校生からメダルのプレゼントをしました。

思いを込めて作ってきたメダルを喜んでもらうことができました。

大変貴重な体験をさせていただいた2日間でした。

標津町認定こども園あおぞらの皆さん、先生方、ご協力ありがとうございました。