標高ニュース

地域循環型防災教育 標津小学校6年生へ出前授業

 10月30日(木)標津小学校6年生を対象に防災出前授業を行いました。今日は、標津町役場の住民生活課と一緒に防災教育です。まずは、生徒会の防災研修の報告をしました。

  雪氷研究所や中越地震、能登地震について学び考えてきたことを伝えました。今回のキーワードは、「備える」です。どの災害でもまずは備えることが大切であること、地域のコミュニティーを大切にすることなどを6年生に考えてもらいました。

 次に、住民生活課の竹村さんと一緒に毛布担架を体験しました。被災したときその場にあるものでけがをした人を運ばなければなりません。身近にある毛布を使って担架を作ることができることを学びました。

 最後に、高校生がファシリテートして「とっさの一言」を実践。災害の時の一場面でどんな言葉をかけるべきか考えるワークショップでは、高校生がリードして小学生から言葉を引き出していました。和やかな雰囲気のなか取り組み、高校生と小学生との距離も少し縮まったような感じがしました。

 地域循環型防災教育の一環として取り組む防災出前授業。次は、11月の川北中学校を予定しています。楽しみにしています。また、来月7日は標津高校で1日防災学校が開催されます。是非ご来校いただければと思います。

海洋教育 サケの人工授精

 10月30日(木)いよいよサケ学習のシーズンに入りました。今年は、遡上するサケの個体数が大変少なく実習ができるのか不安もありましたが、標津サーモン科学館のご尽力でサケを用意していただきました。ということで今年のサケ学習(2年生自然環境系)が無事スタートしました。今日は、HBCの取材もありちょっと緊張しました。

 まずは、サケの締め方です。アイヌの伝統でもある木の棒を使った方法で締めます。これで神の国から使わされたカムイチェプ(サケ)は無事神の国に送ることができます。サケのサイズを測定し、早速採卵です。腹部を専用のナイフで裂き、熟した卵を丁寧に取り出します。卵に予め用意していた精子を掛け合わせ、水につけて授精が完了です。

 その後、魚から哺乳類への進化の話、サケを解剖し、各臓器の説明をいただきました。生物基礎で学習した腎臓の機能や心臓の話を伺い、学習と実習を繋げて考えることができました。

 授精が完了すると卵は、給水し固くなります。その様子を確認し、本日の実習は終了しました。この後は、発眼卵の状態からみんなで飼育を始めます。来年の4月の放流に向けて頑張ります。

水産教育 サーモン科学館へ

 10月24日(金)5,6時間目、標津サーモン科学館にて授業を行いました。毎年実施している水産教育、今年も市村館長から根室海峡の水産業やサケ科魚類の講話をいただきました。狭い海峡でありながら、豊かな水産資源に恵まれるこの地域は、日本でも有数の水揚げを誇る貴重な場所であることを学びました。

 講話の後は、お待ちかねの管内の見学。一番人気は、ドクターフィッシュ。生徒たちは、ついつい指を入れてしまうチョウザメの水槽で指パクにチャレンジしていました。エビスザメを観察したり、大きなイトウを眺めたり、クリオネに癒やされたり生徒たちは、水族館を楽しんでいました。

 お忙しいなか講話をいただき誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

自然科学部 オショロコマプロジェクト 秋のサンプリング

10月18日(土)日差しも差し込み、秋の紅葉がとてもきれいな忠類川の支流でオショロコマのサンプリングを行いました。7月に実施するはずだったサンプリング、やっと実現できました。

 

今日も標津サーモン科学館の仁科さんにご同行いただきました。

各自で自作した仕掛けを竿にセットして、釣りスタートです。イクラを餌にすると、次々に小さなヤマメが掛かります。でも…目的のオショロコマの姿がありません。本流から支流、そして沢に入っていったんでしょうか?小さな流れ込みを遡ると小さなヤマメがたくさん泳いでいるのがわかります。そして、仁科さんがオショロコマの姿を見つけてくれました。釣りでは難しそうだったので、ガサガサに変更です。全員で協力して、ようやく1匹のオショロコマを捕まえることができました。

結局、1匹しかサンプリングできませんでしたが、秋空の下いいサンプリングとなりました。仁科さんのフィールド講座もとっても勉強になりました。お忙しい中お付き合いいただきありがとうございます。

自然環境系 きのこの山

 10月に入り、秋のキノコが発生してきました。今日は、キノコの管理の一環として、仮伏せしたほだ木を本伏せする作業です。この春に植菌したシイタケのほだ木を21本、ナメコを26本、本伏せしました。

 ほだ木を立てるために杭を打ち、支えの木を縛り、きれいにほだ木を並べました。ちなみにナメコは地面に並べています。令和7年のほだ木からキノコが出てくるのは、早ければ来年、そして、2年後には、たくさんの実りで楽しませてくれることでしょう。お手伝いいただいた皆様、ありがとうございました。

 

保育実習(2年家庭総合)

2年生家庭総合の授業にて、標津町認定こども園あおぞらさんで保育実習を行いました。

1回目は9月17日(水)に伺いました。

この日は、園児の皆さんと一緒に御神輿担ぎをしてコミュニケーションをとることができました。園児の皆さんの元気な「わっしょい!」のかけ声で御神輿担ぎがスタートしました!

 それぞれ年齢別グループごとに御神輿担ぎから戻り、園を後にしました。

今回の目的は、園児達の特徴を学び、次回の実習で園児の皆さんに楽しんでもらえる遊びを考えることでしたが、みんなしっかりと学んで帰ってきました。

そして、10月15日(水)は2回目の保育実習です。この日のために約1か月間かけて準備をしてきました。

0歳児には、音と触感で楽しんでもらえるおもちゃを作っていきました。

1歳児には、ぽっとん落としや、フェルトのマスコットを貼ったり剥がしたりできる遊びのおもちゃを作っていきました。

2歳児には空中を舞うおりがみを作り、下からキャッチしてもらい遊びました。

3歳児にはコアラのカードを作り、絵めくりゲームをして遊びました。

4歳児とはしっぽ取りゲームや新聞畳みゲームで遊びました。

5歳児とはだるまさんが転んだやドッジボールをして遊びました。

どのグループも先生方のサポートのお陰で、高校生が準備していた遊びで園児の皆さんと楽しく遊ぶことができました。

最後に遊んでくれた御礼に高校生からメダルのプレゼントをしました。

思いを込めて作ってきたメダルを喜んでもらうことができました。

大変貴重な体験をさせていただいた2日間でした。

標津町認定こども園あおぞらの皆さん、先生方、ご協力ありがとうございました。

芸術鑑賞

10月1日(水)5.6時間目 
芸術鑑賞の授業を行いました。
劇団ムカシ玩具 舞香様 いわさききょうこ様にお越し頂きました。
「誰にも言はずにおきませう」【金子みすゞの生と死の物語】という一人芝居を鑑賞させて頂き、
迫力のある一人芝居と、綺麗な歌声であっという間の1時間半となりました。


最後に、生徒会から花束の贈呈があり、「今とは時代が違い、女性の立場なども変わっている。とても考えせられる内容だった」と感想を伝えました。
劇団ムカシ玩具 舞香様、いわさききょうこ様、貴重な機会をありがとうございました。

後期始業式

10月1日(水)、後期始業式を行いました。

 

3年生は、進路を決める大切な時期であり、進路が決定している生徒は決定していない生徒を応援し残りの学校生活を充実したものにできるように。
2年生は、次のリーダーとして自覚を持ち意識のある行動を行い、より良い学校づくりに務めてほしい。
1年生は、来年新入生が入ってくるため、魅力のある先輩になれるよう見本となるように。

目標を持ち、充実した後期となるよう福井校長よりお話をいただきました。
続いて新生徒会認証式を行いました。

 


生徒会長加藤さんから「これからの標津高校をよりよい学校に引っ張っていく」という力強い言葉で挨拶をいただきました。

 

高校生チャレンジグルメコンテスト「コープさっぽろ賞」受賞!

10月4日(土)高校生チャレンジグルメコンテストの本審査が札幌市(北海道大学フード&メディカルイノベーション国際拠点)にて開催され、本校の3年生4名が出場し、「コープさっぽろ賞」を受賞しました。

コープさっぽろ賞とは、一般販売を想定し、商品価値が高く評価できるチームが選ばれ、全道のコープさっぽろさんで商品化して販売してくれるという栄えある賞です。

今回のコンテストは、地域の食材を活かしたオリジナル商品を、地元企業との協力関係を築きながら開発し、その成果をコンテスト形式で発表します。

53チームの中から選ばれた10チームが本審査に進出しました。

生徒たちは「未利用魚を使った商品を開発することで、多くの人に未利用魚問題に関心を持ってもらいたい」という思いを込めて、「カジカフレークザンギ」を考案しました。

波心会さんと株式会社しゃけをさんの「カジカだしフレーク」と知床標津マルワ食品さんの「鮭節」「鮭節だししょうゆ」を使用しました。

初めての大舞台に緊張と不安でいっぱいの4人でしたが、堂々と発表を行い、審査員の方々に試食をしてもらうことができ、賞がもらえたことは生徒たちにとって大きな自信に繋がりました。

この栄えある賞をいただけたのは、地域の企業様や、応援してくださった多くの方々のお陰です。

心より感謝申し上げます。

前期終業式

9月26日(金)の6時間目に前期終業式を行いました。

まずは、賞状伝達式です。陸上競技部、自然科学部、写真同好会が登壇し、校長先生から賞状を受け取りました。

 

その後、前期終業式の中で校長先生から、生徒全員にとって過ごしやすい学校となるような環境づくりをしていきましょうというお話がありました。

4日間の学期間休業を挟み、10月1日から後期が始まります。生徒全員が元気に活躍する姿を楽しみにしています。

強歩遠足

9月26日(金)の1~4時間目に強歩遠足を行いました。

まず、本校駐車場で開会式とラジオ体操を行いました。

その後、スタート地点である第二しべつ展望パーキングへバスで移動し校長先生を先頭にスタートしました。

 

約8.5kmの道のりを歩きゴールである標津高校を目指します。ゴミを拾いながら歩く人、景色を楽しみながら歩く人、ゴールを目指し黙々と歩き続ける人、友人と他愛もない会話をしながら歩く人、皆それぞれのペースで楽しみながら歩いていました。

標津高校にゴールできた生徒には完歩賞の賞状が渡されます。今年は歩いた生徒全員が無事ゴールすることができました!

ゴール後にはPTAのお母さん特製のカレーが待ってます。疲れた後に食べるカレーは格別だったようでおかわりする生徒が続出しました!

今回の強歩遠足を無事に実施できたのは、保護者様、多くの地域の関係者のご協力のお陰です。この場を借りて、御礼申し上げます。ご協力ありがとうございました。

あきあじ祭り出店(フードデザイン)

9月28日(日)の標津町産業祭第58回しべつあきあじまつりに3年生がフードデザインの授業で考案した標津町の特産品を使ったオリジナルメニューを出店しました。

開店前には、ステージで「かじかフレークザンギ」「黒ガレイのカレー春巻き」「うしべつプリン」「メープルシロップ」「じゃがいも」の各商品のPRを行いました。

開店と同時に多くのお客様が来てくれ、全てのメニューを完売させることができました。

慣れない作業にお客様を待たせてしまうこともありましたが、皆さん温かい目で見ていただき、温かなコメントもいただけて、生徒たちは達成感に満ちあふれていました。

また、前日の標津水産教育イベント事例報告研究発表会でお世話になった阪南大学の先生や学生さん、札幌学院大学の先生、石井シェフ、波心会の皆さんが来てくれて、生徒からは安堵と喜びの笑顔がこぼれていました。

南知床標津町観光協会様には、特別出店という形でこのような貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。

標津水産教育イベント「うみちる」事例報告研究発表会

9月27日(土)標津サーモン科学館にて標津水産教育イベント事例報告研究発表会があり、本校自然科学部とフードデザインの活動報告を行いました。

自然科学部は、代々先輩方から引き継がれている本校自然科学部での伝統的なプロジェクトの1つであるオショロコマプロジェクト2025の活動報告を行いました。

フードデザインでは、波心会の漁師さん達から学んだ黒ガレイの捌き方体験をきっかけに「未利用魚を価値のある魚にしたい」という思いから取り組んできた商品開発についての活動報告を行いました。

また、発表会後にはサーモンプラザで交流会があり、世界で活躍されている有名シェフの石井義典様の圧巻の魚捌きを見せてもらい、その後石井シェフが調理した絶品のフィッシュ&チップスをいただきました。交流会では、波心会の皆さんや阪南大学の学生さんと大いに盛り上がりました。

今年度からはじまった標津水産教育イベント「うみちる」を通して、海や魚について体験的に学べたことで、生徒たちは「今地域で抱えている海と魚の問題を次世代に引き継ぎたい」「未利用魚問題についてもっと多くの人に関心を持ってもらいたい」等の思いを持つことができました。

貴重な体験と学びをさせていただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

あきあじまつりの準備中

 第58回しべつあきあじまつりが9月28日(日)に行われます。それに合わせ、標津高校も出店の準備に追われています。本日は、3年生のみんなが育てたジャガイモ(品種:はなしべつ)を袋詰めする作業。

 丹精込めて育てたジャガイモを丁寧に選別し、うしべつ君のシールを貼って完成です。まつり当日、標津高校のブースで待っています。

地域循環型防災教育 標津中学校へ出前授業

 9月25日(木)毎年恒例の防災出前授業を標津中学校で実施しました。今年研修で訪れた長岡市、山古志村、中能登町での研修の学びから「標津町だったら」と地域に置き換えて考え、備えることや地域のコミュニティーの大切さについて、中学生に伝えることができました。

 

 後半は、2年生を対象にHUGを行いました。中学生とともに一緒に考えるHUGは、高校生にとってもいい学びになっています。HUGや出前授業を通して、中学生の防災意識が高まってくれることを願っています。

 今後も地域循環型防災教育は続きます。地域の防災活動のために頑張ります。

 

 

自然科学部 高文連釧根支部理科研究発表大会 参加しました

 9月8日(月)に行われた高文連釧根支部理科研究発表大会に参加しました。今回は、3年生1名、2年生2名、1年生2名の5名で研究発表部門とポスター発表部門にエントリーしました。

 研究発表は、昨年度に引き続き、メープルの樹液です。今年は、樹液の流出量と温度、糖度の関係をまとめて発表しました。結果は、奨励賞!今後も樹液の研究は続きます。おいしいメープルシロップのためにも。

 ポスター発表は、オショロコマプロジェクト2025というタイトルで、3年目を迎えるオショロコマをテーマにした環境活動について紹介しました。今回は、研究という感じではなかったので審査のないオープン参加という形での紹介でした。それでも、聞いてくれた高校生からたくさん意見をいただき、今後の活動に向けてのヒントをたくさん得ることができました。

 今後も地道な研究と楽しい活動を続けていきます。

自然環境系2年 ソバ・ジャガイモの生育調査

 9月2日(火)4日(木)標津町の町民畑で栽培しているソバとジャガイモの生育を確認しました。今年のソバは、今までで一番できがよく、背丈も茎も立派に大きくなりました。

 

 今回は、育ちの確認ということで12個体サンプリングしました。サンプリングした個体は、教室で乾燥させ、形質調査を行います。まずは、草丈、茎の太さ、節の数を測定しました。大きいものは、170cmを超える高さまで生長していました。ソバの収穫までは、もう少しというところですが、今年のソバの種の出来が楽しみになりました。

 

 ジャガイモも生育調査をしました。試しに一株掘り起こし、今年の花標津の出来を確認しました。まだ粒は小さいものもありましたが、ほんのり赤みがかったイモが順調に育っています。ジャガイモももう少しで収穫を迎えられそうです。

自然環境系 トウモロコシの収穫

 8月に入り、暑さも一段落といった標津町です。森の近くの花には、ヒョウモンチョウが舞い降り、アキアカネも姿を見せ、草むらからは、キリギリスの声が聞こえてきます。

 学校の畑では、トウモロコシが収穫を迎えました。実入りもびっしり、とてもきれいなトウモロコシが採れました。

 ゆでて食べるととても甘いトウモロコシなんですが、ここで・・・「トウモロコシの先端が甘いって言われて、いつも先端の方を食べていたんだけど、ほんとなのかな?」という疑問が・・・。

探究の入り口です。

 ということで、学校の糖度計で早速計測!。すると・・・先端から5粒のサンプルでは、糖度12%、元の部分から5粒のサンプルで17%程度ありました。結果は、元の方が甘い・・・「ううぇ~」という驚きの声とともに、本日の探究が終わりました。「今まで信じていたのは何だったの?」というぼやきも聞こえてきましたが、確かめることがいかに大切かよくわかった授業となりました。

 

 

地域循環型防災教育 生徒会防災研修 新潟県~石川県③

 研修3日目は、石川県中能登町へ。新潟から北陸新幹線で金沢へ、そこからバスで中能登町まで向かいました。中能登町役場で、能登半島地震の当時の話を伺い、行政がどのような対応をしていたのか、また防災の備えはどうなっていたのか伺いました。発災当時は、インフラがストップし、その中でも断水の継続が大変だったそうです。上水道は流せても下水が流せないと使えず、たいへん困ったそうです。

 

 役場の次は、高校生の交流事業として、中能登町にある石川県立鹿西高校の皆さんと交流を行いました。発災当時の様子を理科の先生や探究チーム3名の生徒さんに語っていただきました。当時の大変な様子がとてもよく伝わりました。その後は、一緒にHUGを行いました。標津町オリジナルHUGを持参し、鹿西高校の皆さんと取り組みました。最初は、ぎこちなく進んでいましたが・・・やはり、進むにつれて賑やかになってきました。HUGを通して、避難所について考えるきっかけになってくれればと思います。また、これを通して交流が深まればと思います。

 最後は、防災道の駅の見学をしました。発災前に整備をしており、当時重要な施設となったそうです。ここでも、行政の備えの大切さを実感しました。ちょっとした工夫が地域の人たちの命を守ることになることを学びました。

 お忙しい中、震災の話やHUGに取り組んでくれた鹿西高校の皆さん、中能登町役場の皆さんありがとうございました。

 

地域循環型防災教育 生徒会防災研修 新潟県~石川県②

 研修2日目(7月30日)は、長岡市と旧山古志村の研修でした。

 2004年10月23日に発災した新潟中越地震を覚えていますか?あれから20年が経った被災地を訪れました。長岡市を中心に中越メモリアル回廊として当時の震災のことを学べるように整備されています。まず私たちは、長岡震災アーカイブセンターきおくみらいへ行きました。

 

 ここでは、当時どのような震災が起こったのかを学び、そこからさまざまな備えについて考えることができました。長岡で学んだ4つの備え「物のそなえ」「家の中のそなえ」「安全避難のそなえ」「コミュニケーションのそなえ」が印象に残りました。研修の報告では、是非、皆さんと共有したい内容でもあります。

 

 午後からは、旧山古志村(現長岡市)に向かいました。途中立ち寄ったのが妙見メモリアルパークです。ここは、当時起こった地滑りの崩落現場で亡くなった方を追悼する施設です。ここは,奇跡的に92時間後に助け出された2歳の子供のニュースで有名な場所でもあります。ここでは①風景・記憶・再生の軸線、②祈りの軸線、③未来と希望の軸線、に沿って見学をしました。とても大きな崩落跡で今でも崩落した斜面の様子がわかります。

 

 山古志村では、関さんがガイドをしてくれました。山古志村に住んでいた関さんは、家族とともに避難所生活、仮設暮らしを体験したそうです。発災当時の様子を語りかけるような口調でお話しいただき、自分ごととして当時の様子を考えることができました。全村避難という苦渋の決断、当時ペットまでは避難できず、つらい思いをしたことも教えてくれました。地域の産業の錦鯉や肉牛、闘牛といった伝統や文化を今まで守り続けてきたことも教えていただきました。山古志村は、小さな集落が山間に点在し、行き来する道は、とても険しく感じました。だからこそ、地域の繋がりと地域の生きる力が山古志村の強さだと感じました。

 山古志村には、今アルパカがいます。これも震災をきっかけにやってきたそうです。アルパカにちょっと癒やされ、山深い山古志村を後にしました。

地域循環型防災教育 生徒会防災研修 新潟県~石川県①

 令和7年度の生徒会の防災研修が7月29日(火)~8月1日(金)に実施されました。今年の研修先は、新潟県長岡市の中越地震と石川県中能登町の能登半島地震です。

 今年の研修のスタートは、新潟空港。晴天でとても暑い研修初日となりました。まず向かったのが国立研究開発機構 防災科学技術研究所 極端気象災害研究領域 雪氷防災研究センターです。ここでは、中村センター長さんより研究センターのこと、気象災害の研究の最前線、これからの災害対応など科学的な側面のお話を伺いました。特に雪氷による災害について長岡や標津の例を挙げて教えてくれました。標津でも吹雪の観測をしていることなど、地域とこの研究センターが繋がっていることを実感しました。

 センターの見学では、雪の重さの比較をしました。長岡で降る雪と標津で降る雪の違いを体で体験することができました。また、低温室では、不思議な過冷却現象を体験したり、外では、気象観測機器を学ぶことができました。

 お忙しい中、高校生のためにご対応いただきありがとうございます。

標津水産教育プログラム 標津マルシェ開催

 7月27日(日)標津町サーモンパークを会場に標津水産教育プログラム「うみちる」の一環である”標津マルシェ”が開催されました。待ちに待ったこの日、朝の天候はあいにくの小雨。お客さんの数が心配でもありましたが、今日までフードデザインの3年生たちは、授業、放課後を使って丁寧に準備を重ねてきました。

 

 当日は、会場設営から始めました。初めての出店にあれこれありましたが、なんとか準備完了!標津高校のブースにおなじみの登りを立ててお客さんをお待ちしました。今回のメニューは、クロカレイのカレー春巻き、カジカフレークザンギ、出汁たこ焼き、うしべつプリン、しべつメープルの5品目。どれもこの日に臨むために真剣に生徒たちが探究を重ねて来たメニューです。

 

 11時半から販売開始、標津高校のブースに次々にお客さんが来てくれました。販売のブースでは、ボランティア部の2年生や1年生も手伝ってくれました。販売開始早々に売れ切れたのがうしべつプリン、そして限定20個の標津メープル。

スティック状に工夫したカレイのカレー春巻きは、手に持ちやすく、食べやすく、ふわふわしたカレイの食感がとても好評で食べてくれたお客さんは皆さん笑顔でした。

 

 たこ焼き、ザンギの販売は、列ができるほどお客さんが並び、すべての商品が売れ終わるまで約2時間!あっという間に販売は終わってしまいました。ちなみに特別販売したうしべつくんキーホルダーも大人気でした!

 準備からこの日まで探究を重ねた3年生の成果が実りました。開会の挨拶で「マルシェでの主役は、生徒です。」とおっしゃっていただいたとおり、今回は、生徒たちがキラキラ活躍し、たくさんの笑みであふれ主役となれた一日になりました。

 波心会、標津町観光協会の皆様、標津町サーモン科学館の皆様、関わっていただいた大学生の皆さん、温かく生徒を見守り声をかけていただきありがとうございました。この場を借りて感謝申し上げます。

 当日の様子は、本校のInstagramでも発信しております。ご覧ください。

地域循環型防災教育 北海道地域防災マスター認定研修会

 7月26日(土)標津町生涯学習センターあすぱるで行われた根室振興局主催の「北海道地域防災マスター認定研修会」に生徒7名、教員1名が参加しました。これは、北海道で認定する地域の防災リーダーを育成する狙いとそのリーダーが地域の防災を担うことを目標としています。本校で推進している地域循環型防災教育、本校で目指す防災リーダーとして是非生徒たちに学んでほしい研修でした。

 

 当日は、DIG、気象・災害に関する専門知識、救命講習と1日たっぷり防災について学ぶことができました。地域の方と高校生が一緒になってDIGに取り組み、互いの意見を交わし、考え進めていく姿がとても印象的でした。

 標津高校では、標津町オリジナルHUGを用いた防災教育をはじめ、生徒会を中心にさまざまな防災教育に取り組んでいます。地域住民との交流を深めるオリジナルHUGやリアルHUGを再び実施してもいい時期に来たかと感じています。

 これで標津高校には、北海道地域防災マスターが教員3名、生徒7名で11名となります。防災減災教育の推進にこれからも励んで参ります。

第73回 標高祭 終了御礼 (第2日目の様子)

<2日目 生徒会企画、一般公開、フィナーレ>

2日目の午前中は、生徒会企画の1つ目、触覚だけで箱の中身を当てる「箱の中身はなんだろな?」を行いました。

 

 

 

 

 

タマネギやレモンといったわかりやすいものから、虫のおもちゃやスライムといった、すぐ手を離してしまいそうなものもありました。さらに生徒会担当者のドッキリで、「ビリビリおもちゃ」が入った箱もありました。

生徒会企画の2つ目は、「早食い大会」でした。辛い部門(辛ラーメン)、酸っぱい部門(レモン3個)、冷たい部門(ガリガリ君)に分かれて行われました。タブレットを使って手元をスクリーンに映し、後部席の人への配慮もしました。

11:30から一般公開が行われました。この日、町内では運動会や別イベントも開催されていたため、この時間にずらして一般公開を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日は200名を超える方々に来校していただきました。 

最後はフィナーレです。ダンスパフォーマンス、衣装、学級旗の審査結果の発表を行い、振り返りムービーを見て、2日間の全日程が終了しました。

 

 

 

 

 

 今年から、一般公開に向けた準備は全学年を混ぜた「縦割り」となり、準備期間の計画や手順に戸惑ったこともありましたが、来校者アンケートでは、「楽しかった」、「面白かった」といった声を頂戴することができました。次年度も多くの方々に来ていただけるよう頑張りたいと思います。ありがとうございました。

 

追伸

生徒会役員の皆さん、準備、運営お疲れさまでした!

 

第73回 標高祭 終了御礼 (第1日目の様子)

 7月10日、11日の2日間、第73回標高祭が行われ、11日の一般公開では、多くの方々に来校していただきました。この場を借り、御礼申し上げます。

 

<1日目 オープニング、有志発表、ダンスパフォーマンス>

 生徒会によるオープニングムービー(準備期間の様子)、校長挨拶、生徒会長挨拶の後、各クラスの学級旗紹介、そして学校祭の意気込みを語ってもらいました。その後、有志発表(5チーム)によるダンスやバンド、DJの披露となりました。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

昼食をはさんで午後からはクラス対抗ダンスパフォーマンスです。

会場の関係で、関係者(保護者)のみの公開となりましたが、60名以上の方に見学していただきました。

各クラス準備した衣装・装飾をまとい、練習の成果を発揮することができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は、学級旗の前で写真撮影を行い、1日目が終了しました。

 

 

 

 

 

2日目の様子は、後日公開します。お楽しみに!

標津水産教育プログラム 地引き網体験

 7月18日(金)本日は、標津水産教育プログラム3回目となる企画です。伊茶仁海岸で地引き網を体験させていただきました。天候も良く、波もなく、透き通ったきれいな海と青い空、遠くには国後島が見える標津の海岸で魚を獲るという体験をしました。水産業の現状、未来について地元の漁師である波心会の皆さんの熱い言葉が心にしみる体験授業でした。

 本日の進行は、大学生が担当。以前クロカレイの捌き方の体験でお会いした方だったので、生徒たちは、すぐに打ち解け、和やかな雰囲気の中、始まりました。沖には、波心会の皆さんがすでに船で網を用意してくださり、陸では、引くロープをたぐり寄せる準備をしました。綱引きで使うような太い綱、網にはおもりも付いているので引くのには、かなり力がいります。2年生14名と少ないながらも担任の束田先生も加わり必死で綱をたぐり寄せました。

 網を狭めていくと魚たちがちらほらと・・・小さなニシンやカレイ、ギンポ、コマイの稚魚、カジカ、マメイカ、ヤドカリやクラゲ、多種多様な海の生き物が次々と現れ、生徒たちは夢中になって生き物をバケツに移し、観察していました。透き通った体をしているイカ、とてもきれいでした。

 メインとなるのは、やはりカレイの仲間。ざっと分類すると、クロガレイ、スナガレイ、イシモチ、ゴソガレイと地元でおなじみのカレイが揚がってきました。獲れたカレイの話をしてくださった浅野さん、「市場価格が低くカレイだけでは、生活が成り立たない・・・だからといって、たくさん獲ると資源がなくなる」真剣に語るその言葉に今を生きる漁師の気持ち、これからの水産業のあり方を学ぶことができました。また、サーモン科学館学芸員の仁科さんからは、カレイの地域名や和名について講義いただきました。また、今回は、ニシンの稚魚が捕れたことが一つ収穫であることも教えてくれました。大切な資源となっているニシン、多くの稚魚が沿岸の海でしっかり育っているんですね。

 水産教育プログラムは、今回で3回目となりますが、それぞれの繋がりがよりよく融合して、生徒たちに海の魅力、魚の価値、地域の産業を伝えるプログラムになっています。主催していただいた、南知床標津町観光協会の皆様、地引き網を用意していただいた波心会の皆様、そして、力強い大学生の皆様、本日は、暑い中、ありがとうございました。

 

自然環境系科目 苗の定植

 7月1日(火)夏らしく日差しも気温も上昇中。本日の探究基礎は、畑作りです。前日に3年生が畝を立ててくれたところにマルチシートを貼り、いよいよ苗を植えることとなりました。

 種から育てたカボチャにズッキーニ、トウモロコシの苗をきれいに定植しました。今年は、暑さも続き順調に育っています。また、苗から育てているトマトにキュウリも定植しました。キュウリは、すでに小さな実が実っていました。まだ植えていない苗もまだあります。これからしばらく定植作業が進みます。

 

標津水産教育プログラム 高大連携 水産出前講座

 6月30日(月)2年生の総合的な探究の時間、前回のクロガレイの捌き方体験の続きである高大連携企画の水産出前授業が行われました。今回の講師は、東京農業大学オホーツクキャンパス水圏生産科学研究室准教授の市川先生です。

 「水産から地域を学ぶ~産業と人のあり方を探る~」というテーマで講話をいただきました。標津町の漁業は、実は、日本海側のある県一県分の漁獲量があることや日本の食糧自給率、魚種によるレジームシフトが起こることで漁獲される魚が変化することなど学びました。さらに、サケやニシンという標津になじみある魚について、漁業という視点で詳しく解説していただきました。

 地域の産業について考えることが地域の未来を考えることに繋がっています。そして、日本の未来に繋がっています。市川先生、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。

地域循環型防災教育 川北小学校4年生来校

 6月30日(月)、先日、川北小学校4年生で防災の出前授業を行ったところですが、本日は、その4年生が来校してくれました。地域の防災施設の見学ということで、町役場住民生活課危機管理室と共同した防災学習の一環です。

 学校に来てもらった理由は・・・標津高校が避難所だからです。

 学校にある避難所設備を見てもらいました。まずは、非常用の大きな発電機。発電機があると、停電でも様々なことに対応することができます。子供たちもスマホの充電ができる!とか暖房使える!など考えを発表してくれました。その次は、体育館と格技場での防災で使えるもの探検。ホワイトボードは「頭を守るのに使えそう」とか「卓球台は机にできる」とか子供たちは想像力を発揮していました。

 防災用の卓球の仕切りを紹介すると、早速寝袋に・・・いざというときにマットにもなるし、寝袋にもなる。日常学校にあるもので十分災害に対応できるということがわかってもらえたでしょうか。

 地域循環型防災教育がまたひとつつながりました。

スポーツ大会

4年ぶりに外でのスポーツ大会!

縦割りでのチームを編成し、ピンク、黄色、水色のはちまきで出場です。

まずは選手宣誓。各チームのリーダーがユーモアのある選手宣誓で幕を開きました。

外に移動して、玉入れ、綱引き、綱とり、大縄跳び。

どの競技も白熱した接戦の展開で応援にも熱が入ります。

午後からはアンケートで人気の高いリレー、障害物競走。

障害物競走は笑いに溢れ、リレーは生徒全員が力走を見せました。

優勝した黄色チームはメダルを下げて記念撮影。

どの種目も盛り上がり充実した一日となりました。

 

ノリウツギ学習 和紙漉き体験

 6月26日(木)ノリウツギ学習を行いました。2年生の自然環境系科目選択生徒3名で、標津町文化会館で行われた紙すき体験に参加しました。標津町で採集されるノリウツギは、大切な和紙作りの要素「ねり」となります。今回は、和紙に触れ、ノリウツギを知ることを目的としました。

 テレビとかでは、見たことのある和紙作りですが、実際漉く作業をやってみるとこれが難しい。均等に繊維を乗せているつもりでも講師の先生がちょっと修正してくれます。とても繊細で職人の仕事ということを感じます。漉いた和紙に思い思いに色をつけ、乾燥させて完成です。

 この後、標津町内のノリウツギをテーマに学びを深めていきます。

畑作業~地産地消を学ぶ~

3年生のフードデザインの授業では、地産地消を体験的に学ぶため理科と教科横断で畑実習を行っています。

今年もその季節がやってきました!

各自長靴を用意して、日焼け対策をして、準備万端です!

第一弾は、じゃがいもを植えるための畝立てを行いました。

理科の先生からレクチャーを受けてスタート!

第二弾は、草むしりです。炎天下の中、2時間かけて丁寧に草むしりを行いました。

第三弾は、芽かきと土寄せと追肥の作業です。

地道な作業こそ、丁寧さが求められます。汗だくでみんな作業を頑張りました!

目標はじゃがいも収穫100kg!引き続き、頑張りましょう!

今年も町民農園を貸していただき、地域関係者の皆様に感謝申し上げます。

標津高校PR大使 川北中学校編

 6月25日(水)川北中学校にて、標津高校のPRをさせていただきました。貴重なお時間ありがとうございます。

 生徒会生徒8名で学校PRスライドで学校の説明をして、標津高校の魅力を伝えました。また、今年のPR動画も披露。小さい学校だけどとても仲が良くみんながいきいきしている様子が伝わったでしょうか。後半は、生徒インタビュー。標津高校の魅力を生徒会メンバーから伝えてもらいました。学年を超えて仲が良いことや行事が楽しいこと、防災の学びで自分が成長できたこと、資格検定に頑張れることなどなど。

 7月は、学校祭、9月は体験入学と高校を体験する機会があります。是非、中学生の皆さんご来校ください。

地域循環型防災教育 川北小学校へ

 6月25日(水)地域循環型防災教育の一環として、町内川北地区の川北小学校4年生に対して、防災出前授業を行いました。生徒会8名がそれぞれのパートに分かれ、子供たちに伝わるように工夫して授業に取り組みました。

 今回の内容は、昨年度に取り組んだ防災研修の報告と絵本の読み聞かせ。熊本・長崎で学んだ地震や水害、火山災害を元に子供たちに伝わるように工夫したパワポをつくり、また、授業の後、気象台の津波発生装置による学習もあったので、福島の請戸小学校物語を読み聞かせしました、絵本に出てくる「あなたにとっての大平山」、標津町だったらどこになるのか想像してもらえたでしょうか。災害にとても大切なキーワード「備える」を家に帰ってから、おうちに人と共有してくれたらありがたいです。

 

 

 

海洋教育 藻場学習

 6月24日(火)海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で取り組む藻場学習を行いました。大潮の干潮時を見計らい3,4時間目に実施。本日の講師は、昨年度からご協力いただいている標津サーモン科学館副館長の西尾さんです。

 

 標津町には,海辺で遊び、キャンプもできる素敵な公園が整備されています。町民の憩いの場所です。ここに造成されている人工の海岸で藻場を造っています。先月、海洋学習の第1弾として春のプランクトン観察をしました。そのときにたくさんの動物・植物プランクトンを観察しました。これらの生き物の繋がりを藻場学習で深める単元です。

 まずは、とにかく生き物をたくさんの種類見つけることです。真っ先に捕まえたのがカニ類でした。そして、西尾さんの指導で稚魚を探してみました。すばしっこいウグイの稚魚や生まれたてのカジカ、ギンポの仲間を観察することができました。その後は、ヤドカリ、巻き貝、カサガイ、ゴカイ、ヘラムシ、フジツボ、海藻を観察。小さな藻場でしたが、多様な生物が生息し、互いに関係を作り、豊かな海が醸成されていました。

 本授業は、日本財団海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で行われました。

避難訓練(火災)

6月16日(月)の6時間目に避難訓練を実施しました。

授業中に調理室で発生した火災に対し、駐車場への避難という想定で行いました。

放送による避難指示から、避難後の人数確認完了までの時間を計測します。今年は1分51秒でした。

生徒も教職員も緊張感を持ちつつ、冷静に避難することができました。

標津消防署職員の方から、教職員は生徒に適切な避難指示が出せること、生徒は先生の避難指示をしっかり聞くことが一番大切だというお話をしていただきました。

また、校長先生から、実際に起きた学校での火災を例に、いつ起こってもおかしくない身近な災害であり、起こった際には命を守る行動を最優先にとってほしいというお話をしていただきました。

その後、各クラスの代表者に避難梯子を使用した避難の実演をしてもらいました。

地上で見ていた生徒から「がんばれ~!」という声をかけられながら無事に避難することができました。

今回も生徒だけでなく教職員にとっても防災減災意識が高まる避難訓練となりました。

ご協力いただいた標津消防署職員の方々、ありがとうございました。

防災研修事前学習(1年総探)

6月13日(金)、1年生の総合的な探究の時間に防災研修に向けての事前学習として、標津町住民生活課危機管理室長の和田さんに出前授業をしていただきました。

 

地震・津波に関する基礎知識や防災研修で見てほしいところなどを教えていただきました。

生徒には、今回の出前授業の学びを7月の防災研修での学びにつなげてほしいと思います。

第1回PTA役員会

6月13日(金)の放課後、PTA役員会を実施しました。

 

今年度の役員紹介の後、生活・研修委員会と広報・進路委員会の2つに分かれて今年度の活動計画を行いました。

最後に、各学年主任からの近況報告を行いました。

参加していただいた役員の皆様、ありがとうございました。

学校祭や強歩遠足、PTA研修会などでご協力いただくこともあるかと存じますが、今年度もよろしくお願いいたします。

野付巡検(1年メナシ学)

6月12日(木)1年生のメナシ学にて、野付巡検を行いました。ユネスコスクールの理念を念頭に、毎年6月に実施しています。

この巡検は、

・日本最大の砂嘴を巡検し、豊かな自然に生息する多様な生態系を観察して、海を介した時空間的なつながりを尊重すること。

・漂着物が打ち上げられている野付崎先端部を観察し、豊かな自然を残していくことの大切さを認識し、海の諸問題に関して自ら責任ある行動を起こす積極性を身につけること。

を主な目標としています。

前日に野付ネイチャーセンター専門員の伊藤さんに事前指導していただき、野付の環境や生物についてレクチャーを受けました。巡検では実際にどうなっているのかを、自分の目で見てきます。

前日からの雷雨で実施できるかが不安でしたが、朝には天気も回復し青空も見られ無事実施することができました。

 今年のガイドは野付半島ネイチャーセンターの新宮さんにしていただきました。

野付半島ネイチャーセンターをさらに奥に進むと、特別な許可がないと立ち入ることのできない野付半島先端の番屋まで行くことができます。その駐車場から歩いて先端を目指します。いろいろなものをただ見るだけで終わらないよう「なんで?」という視点をもつということを確認して出発しました。

先端部の砂嘴に入ると、打ち上げられたアマモ、さらにはカニ、ウニ、ヒトデ、さまざまな貝殻など多様な生物が目につきます。

先端では、実際にアマモを手に取ったり、穴の開いた貝殻について考えたりしました。また、ガイドの新宮さんから野付半島の地形の変化や歴史についてのお話をしていただきました。

 

帰りは海洋ゴミ拾いです。国内外のペットボトルや、漁網やロープの切れ端などの日本の漁業ゴミをたくさん拾いました。

 

午後からは、トドワラでの植物観察です。それぞれ自分のタブレット端末で花の写真を撮りながら遊歩道を歩きました。

 

あっという間の1日でしたが、この学びをまとめて、探究活動に活かしていきます。

今回のゴミ拾いの結果は…

燃えるゴミ 4.2kg、 燃えないゴミ28.6kg、 ペットボトル2.2kg、 カン2.0kg、 ビン1.8kg

となりました。

自然科学部 オショロコマプロジェクト 稚魚の成長

 6月9日(月)前期中間テストが終わり、部活動も通常通りとなりました。本日は、オショロコマ稚魚の水槽掃除です。せっかくなのでオショロコマの稚魚の成長を記録してみました。

 現在、全長3cm。オショロコマっぽい斑点もはっきりしてきました。まだ、朱色の斑点は見られませんが、10匹すくすく育っています。

苗作りとジャガイモ栽培(花標津)

 6月の第1週、暖かくなり畑の作業も多くなってきました。先日2年生が組み立てた温室に3年生がビニールシートを貼り、無事完成!。

 そして、学校の畑に作物第一弾としてジャガイモを植えました。このジャガイモは、標津の名前の付いた品種で「花標津」、ほとんど作付けされておらず品種の維持が課題のジャガイモです。標津高校では、代々大切に「花標津」を栽培しております。

 苗床作りも進んでいます。ポットに土を入れて種を植え、たっぷりの水を与えて、完成したハウスへ。元気で丈夫な苗になるように健康な初期生育を大切に育てていきます。

知床ゴミゼロ運動が実施されました

 5月30日(金)、「知床ゴミゼロ運動」が行われました。令和5年 12 月2日に実施された「知床ユネスコスクールフォーラム」において、『知床4校が、地域と協同で清掃活動をする』との活動方針が示され、以後各校で活動を継続してきました。

 

 

 

 

 

 多少風はあるものの、太陽の日差しのおかげで比較的暖かい中、行うことができました。生徒会役員から担当箇所の説明を受け、清掃活動が始まりました。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今年の清掃活動では、小・中学生が17名、高校生が51名、そして地域住民の方々を合わせると

約120名の皆様にご協力をいただきました。

回収されたごみは、燃えるゴミ 10.4kg、燃やせないゴミ 15.5kg  計 25.9kg  となりました。本校は、「ねむろ自然の番人宣言」認定団体のため、標津町住民生活課より、回収されたごみの処理について協力をいただきました。

 今後も、町内での行事を通して、日頃よりお世話になっている町への恩返しができればと考えております。改めて、本日ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

森のきのこと温室作り

 5月30日(金)やっとカッコウの声も聞こえて来ました。カッコウが鳴いたら種をまく時期ということで、本日の2年生の自然環境系は、苗床作り用のハウスの組み立てとプランターの準備です。

 その前に、シーズンもそろそろ終わりと思われるきのこの山へシイタケの様子を見に行きました。本日も大きなシイタケが10個、ありがたくいただきました。新しい芽が少なくなってきたようなので、シイタケもこれでいったん終了です。この後は、新たなほだ木の本伏せや下草の刈り取りと山の整備が始まります。

 後半は、ハウス作りを行いました。野菜作りは苗作りから・・・ということで、苗を育てるハウスを作ることにしました。本日は、フレームの組み立てからグランドシートの設置まで。次週、ビニールシートを貼りハウスの完成となります。いよいよ畑作業も本格スタートです。

 いただいたギョウジャニンニクから花芽が出てきました。小さなつぼみからどんな花が咲くのでしょうか!露地栽培しているイチゴは、きれいな花を咲かせています。

フードデザイン第1回試食会

5月29日(木)フードデザインの授業にて、第1回試食会を行いました。

今回は、7月28日(日)に開催される「標津教育イベントうみちる」のマルシェ出店に向けて、波心会さんと共同で商品開発を行っています。

波心会様の黒ガレイ、株式会社しゃけを様の「THE北海道だし、かじかだしフレーク」、アルゼンチン牧場様の「ミルクキャラメルクリーム」、JA標津様の「標津牛乳、標津ゴーダチーズ」を提供していただき、標津町の特産品を活かせるような商品開発を行っています。

今日の試食会では、波心会の皆様、標津町観光協会様、アルゼンチン牧場様に来校していただき、それぞれのグループへのお褒めの言葉をはじめ、食材の良さを活かせているか等の的確なアドバイスをいただきました。

今日いただいたアドバイスをもとに改善を行い、標津町の食材を活かせるオリジナルレシピ完成に向けて取り組んでいきます!

多大なるご協力・ご支援ありがとうございます。

フードデザイン第1回試食会

5月29日(木)、3年生フードデザインの授業にて第1回試食会を行いました。

今回は7月28日(日)に開催される「標津教育イベントうみちる」でのマルシェに向けて波心会さんと一緒に商品開発を進めています。

波心会様の黒ガレイ、株式会社しゃけを様の『THE 北海道だし』、『かじかだしフレーク』、アルゼンチン牧場様の『ミルクキャラメルクリーム』、JA標津様の『標津牛乳』、『標津ゴーダチーズ』を提供していただき、商品開発を行っています。

今日の試食会では、波心会の皆様、標津町観光協会様、アルゼンチン牧場様に来校していただき、「北海道だしをふんだんに使ったたこ焼き」「かじかだしフレークを使ったザンギ」「北海道だしを使った塩ラーメン」「黒ガレイメンチ」「標津牛乳を使ったプリン~ミルクキャラメルソースかけ~」の試食をしてもらいました。

試食後には、それぞれのグループへのお褒めの言葉をはじめ、食材の良さを活かせているか等の的確なアドバイスを多くいただき、生徒たちは「今後改善を重ねていき、よりよいレシピを作っていきたい」と意欲的な姿を見せていました。

今日いただいたアドバイスをもとに改善を行い、標津町の食材を活かせるオリジナルレシピ完成に向けて取り組んでいきます。

ご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

黒ガレイを使った調理実習

5月23日(金)は3年生のフードデザインの授業と2年生の家庭総合で合同調理実習を行いました。

波心会さんの「黒ガレイの捌き方実習」にて捌いた黒ガレイを使って「黒ガレイの煮付け」と「鰹節と昆布だしの味噌汁」を作りました。

まずは黒ガレイの臭み取りとうろこ取りの説明をして下処理を行いました。

(今回は活きの良い黒ガレイでしたが、臭み取りの方法を学ぶ目的として実施しました)

今回は担任の先生や理科の先生2人も授業に入ってくれたので、「この部位はなんですか?」などの質問が飛び交い、生態について学びながらの調理実習となりました。

どのグループもしっかりと黒ガレイに味が染み込んでどのグループからも「美味しい!」が聞こえてきました。

こんなにも美味しい黒ガレイが未利用魚になっているという実態・・・なんだか寂しく思えます。

3年生フードデザインの授業では、黒ガレイを使ったオリジナルレシピの開発に取り組んでいきます。

どんなレシピが誕生するか楽しみですね!

森林学習 キノコのほだ木作り

 5月21日(水)本日の自然環境系2年生の探究基礎は、森林学習でした。本日は、根室振興局森林室 石川 邦彦さんにお越しいただき、キノコのほだ木の作り方やキノコの原木栽培の方法について教えていただきました。

 

 間伐材を使ったほだ木。今年は、シイタケとナメコにチャレンジです。

 間伐材は、シラカバとミズナラの2種類。シイタケはミズナラに、ナメコはシラカバに植菌します。ドリルを使って駒菌用の穴をあけ、駒菌を打ち込みます。慣れないドリルに一苦労しましたが、慣れてくると作業も楽しくどんどん進みます。あけた穴には、駒菌を植えていきます。木づちでたたき、打ち込めばほだ木の完成です。気が付けばあっという間の作業でした。次回は、ほだ木の仮伏せとなります。

 今年も授業にご協力いただいた標津町農林課、根室振興局林務課の皆様に改めてお礼申し上げます。

進路講話 サーモン科学館学芸員 仁科さん

 5月20日(火)3学年を対象に進路講話を実施しました。今年度2度目の進路講話です。今回の講師は、授業でもお世話になっている標津サーモン科学館の仁科さん。いつもは、魚の話で盛り上がるところですが、今回は、魚っけなし!。お忙しい中お越しいただきました。

 仁科さんは、標津町のサーモン科学館で働く学芸員さんです。でも、その夢をかなえるためにいろいろな人生経験を積まれてきました。様々なことをたくさん経験し、自身の幅を広げる大切さ、多様な価値観を持つことが、視野を広げ、人生を豊かにすることにつながることなど、紆余曲折のなかにも芯をもって先を見通し、自分の責任で道を切り開くことの大切さを熱く語ってくれました。話を聞く3年生もメモを取りながら、熱心に聞き入るお話でした。

 進路選択に悩む生徒や将来が不安な生徒もいる中で、生徒の心に届く講話をいただきました。改めまして、講師をお引き受けいただきありがとうござました。

海洋教育 アサリの潮干狩り

 5月16日(金)お隣の別海町尾岱沼で開催されている潮干狩りフェスに参加しました。教科横断的な学びとして、家庭科と理科がコラボし、地域の貴重な自然環境である野付湾とそこに生息する干潟の生物たち、干潟の役割などを学びながら地産旬消を家庭科で実践。この地域で古くから食べてこられた貴重な水産資源を学びました。

 さて、実際に参加した生徒たち・・・今日の学びの注意事項を確認して、いざ干潟へ。泥に足を取られ、干潟のにおいを感じ、思い思いのところでアサリ掘りを楽しみました。道東らしい大粒で肉厚なアサリがザクザクと!

みんな夢中になって潮干狩りを楽しみました。標津町のバスを出していただきありがとうございました。このアサリは、家庭科の実習でおいしく食べる予定です。

本授業は、日本財団の海洋教育単元開発の一環として実施しています。