標高ニュース

海洋教育 サケ学習 発眼卵の受入れ

 12月16日(火)本日は、サケの発眼卵を受け取りにサーモン科学館へいきました。10月30日の実習で人工授精させた卵が無事に発眼し、いよいよ学校の水槽での飼育が始まります。

 学校では、事前に受入用の水槽にクーラーとフィルターをセッティングし、準備万端です。サーモン科学館の孵化槽では、多くの卵が順調に育っていました。学校用に少し分けていただき、凍った路面を慎重に歩きながら学校へ戻りました。

 早速、水槽へ入れました。これからGW前の放流まで飼育と観察の日々となります。

海洋教育 山漬け作り③ 完成

 12月12日(金)山漬け完成です。

 塩抜きを流水で2日間、風乾を2日間、いい色に仕上がりました。頑張った生徒たちもにんまり笑顔。まずは、自分たちが育てた山漬けをご家族と食べてもらって感想をいただければと思います。

 今年は、思った以上に塩漬けに時間をかけました。昨年も同じ行程を行いましたが、サケの状態が違うと手間も異なるようです。サケの状態も年によって異なることを実感した年でもありました。サケの世界は奥深いですね。本授業のゴールは、食するところまでです。来年早々にみんなで味わいたいと思います。

 本授業は海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で実施しています。

海洋教育 山漬け作り②

 塩蔵と塩抜き作業です。環境系の生徒たちが、放課後に丹念に手を加え、山漬けを育ています。

 塩蔵は、山漬けの所以でもある塩をしたサケに重しをかけて脱水するという工程です。今年のサケは、身が柔らかく、しっかり脱水するまでやや時間がかかりました(2週間)。そして、ようやく塩抜き作業が始まりました。

 この後は、二日ほど塩を抜いて風乾となります。完成が近づいてきました。

海洋教育 潮間帯の生態学

 12月4日(木)5,6時間目、北里大学名誉教授である加戸先生による「潮間帯の生態学」がオンラインで行われました。毎年実施しているこの授業は、身近な海洋環境を潮間帯という環境から海を理解する学習です。潮間帯がどうして生じるのか潮汐の仕組みから丁寧に教えていただき、潮間帯に息づく生物たちにとって、とてもストレスフルな環境である一方、生態系サービスの観点で見ると多くの恩恵が得られる場所であることを学びました。

 後半は、海洋外来種問題です。加戸先生は、日本のフジツボ研究の第一人者であり、最先端の研究をけん引されてきた先生でもあります。自らのフィールドワークの成果と海洋環境での外来種問題について教えていただきました。また、専門でもあるフジツボの生活史を学び、サケの聖地の標津の海でフジツボの幼生がサケ稚魚の餌となっている可能性も示唆されました。海を日ごろから観察すること、日ごろから「なぜ」という疑問を大切に学習することを教えていただきました。

 本授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で実施しています。

海洋教育 ホタテの解剖

 12月4日(木)本日の2年生自然環境系では、恒例のホタテの解剖実習を行いました。昨日は、町内でホタテの配布もあり、標津町はホタテの季節となっています。今年もとても活きのいいホタテを使って実習を行うことができました。

 ホタテの解剖は、全体の観察から。ホタテの殻の左右を確認し、殻を外します。新鮮なので、なかなか開くことができません。殻を外すと、外套膜やえらが見えてきます。そして、心臓の動きを確認しました。大きく収縮する心臓をじっくり観察。循環器系を学習しました。そして、えらを外して、腎臓を観察しました。ホタテの足(短足です!)も観察して、消化器系の観察へ。植物プランクトンを取り込む口には、ひだがあり、効率的にえさを取ることができる構造になっています。最後に中腸腺の中にある桿晶体を観察しました。消化酵素でもある不思議な物体でにゅるんと出てくるゼリーのようなタンパク質です。これがあるから植物プランクトンを消化できるんですね。

 ホタテを通して、軟体動物を理解し、生き物の不思議を実感することができました。この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で実施しています。

自然科学部 第11回全国ユース環境活動発表大会 北海道地方大会 優秀賞

 11月29日(土)ACU札幌で行われた第11回全国ユース環境活動発表大会北海道地方大会に参加しました。久しぶりに自然科学部での参加となりました。前回は、海洋マイクロプラスチックでの発表を行いましたが、今回は、サーモン科学館と共同で続けているオショロコマプロジェクトの発表をしました。

 

 3年間続けてきたこのプロジェクトについて、環境ユースに集まった高校生たちに伝えることができました。環境問題に関心の高い高校生の集まりということもあり、交流会では、みんなで楽しそうに交流を深めることができました。

 大会では、上位の賞に入賞することができませんでしたが「優秀賞」ということで、立派な賞状を頂きました。他校の発表を見聞きすることで、次へのモチベーションも上がったようです。これからもオショロコマプロジェクトやさまざまな活動に取り組んでいく自然科学部であることを誓いました。

令和7年度標津町教育文化奨励賞

標津町教育文化奨励賞受賞!

 11月27日標津町生涯学習センターあすぱるで行われました令和7年度標津町表彰式に参加いたしました。本校で続けている防災減災活動が認められ、令和7年度標津町「教育文化奨励賞」を受賞いたしました。町からの名誉ある表彰いただき、感謝申し上げます。これからも地域に根差した防災減災活動を継続し、地域循環型防災教育を推進してまいります。

海洋教育 サケの山漬け作り①

 11月25日(火)自然環境系2年生でサケの山漬け作りに挑戦しました。本日の講師は、標津サーモン科学館副館長西尾さんです。まずは資料を見ながら、「山漬けとは」という講義が始まりました。標津では、江戸末期にはすでに山漬けが作られていたことが、標津番屋屏風に描かれています。ここには、和人とアイヌの人たちがともに作業している光景がありました。そんな歴史も深いサケの山漬けの伝統と食文化を守るために、サケ学習の一環として取り入れました。

 

 まずは、サケの解体。丁寧にえらを切り落とし、内臓を取り出します。初めてサケに包丁を入れる生徒は、おっかなそうにさばいていました。みんな上手にさばくことができました。サケは無駄なくいろいろな部位を食べることができます。標津では、当然のようにサケの心臓を焼いて食べますし、メフンやチュウ(胃袋)も食べられてきました。そんな話をしながら、サケの解体は終了です。

 

 次が一番の見せ所。たくさんの粗塩をサケにすり込みます。おなかの中もしっかり塩をいれ、えらからも塩を入れます。塩をたくさんすり込むことで、余分な水分を出しうまみを凝縮していきます。塩をすり込んだサケは、プラ船に並べて、上から重石を置きます。明日から1週間、サケからでた水分を抜きながら、塩具合をみて、上下をひっくり返し漬け込んでいきます。自分たちの”山漬け育て”が始まります。

 本授業は海洋教育パイオニアスクール(日本財団)の一環で実施されています。

自然環境系 サケ学習 産卵行動見学

 11月21日(金)標津サーモン科学館の魚道水槽でサケの産卵行動を見学しました。今年は、サケの不漁も相まって見学できるかひやひやしていましたが、サーモン科学館の皆さんのご尽力で無事観察することができました。

 魚道水槽の前で、館長の市村さんからサケの産卵に関する講義をいただきました。雌がどのように産卵場所を選び、産卵床を作り上げるのか、科学的な知見から詳しく説明をいただきました。ペアリングしているサケは、講義の間も産卵行動を繰り返し、雌に寄り添う雄、産卵床を確かめる雌、そして、お互いのタイミングを見計らって、バッチリ目の前で産卵を見ることができました。

 サケ資源を守る取り組みのバーブ工の話やサケの匂いの記憶についても教えていただき、改めてサケの奥深さを実感した授業となりました。

 10月から取り組むサケ学習、生物学的な学習から生態学、伝統の保存食についてと学びの広がりが続いています。これからは、発眼卵の管理から稚魚飼育と実践的な学びが始まります。

 改めて、標津サーモン科学館の皆様ご協力ありがとうございます。

自然環境系 サケ学習 飯寿司作り

 11月19日(水)海洋教育では、サケ学習を毎年続けています。今年は、大切に守りたい地域の味をサケから学ぶ飯寿司作りにチャレンジしました。3年生の自然環境系選択生徒は、昨年度、サケ学習にて山漬けまで完成させることができました。山漬けをおいしく食べ、伝統を体験するサケ食文化の学習です。

 本日の講師は、いつもお世話になっている漁協婦人部の方々。サケの解体授業やホタテ学習でお世話になっている講師の皆さんから本日は、飯寿司の作り方を一から伝授いただきました。

 まずは、お米の準備。米、砂糖、麹、酢をよくなじませておきます。そして、野菜のカット。大根、ニンジン、ショウガを刻んでいきます。そして、山漬けのサケを裁きます。三枚に下ろし、食べやすい大きさに身を整えていきます。

 すべての準備が整ったらいよいよつけ込みです。今回は、各自で樽を管理することにしました。野菜、魚、米を丁寧にしき重ねていきます。押しつけながらしっかり形を整え完成です。空気を抜いて、最初の発酵の過程へ進みます。

 これから約1ヶ月、各自で責任を持って飯寿司を育てていきます。どんな味に仕上がるのか?標津高校初の高校生が作る飯寿司ご期待ください。

 

自然環境系 11月11日はネギの日

 11月11日(火)雪の交じる寒さの厳しい今日は、1111ということでネギの日です(生徒は、ポッキーの日と言っていますが)。2年生が育て、最後まで畑で頑張っていたのがネギ。苗を植えてから、ことあるごとに土寄せをして、白い部分が長く太くなるように大切に育ててきました。先日の暴風雨で葉がちぎれてしまい、ちょっとかわいそうな姿になっていました。

 スコップで土を掘るときれいなネギが出てきました。そして、とっても太い!畑は、ネギの香りで充満していましたが、収穫するみんなは、寒さを忘れ笑顔であふれていました。

防災減災活動 1日防災学校開催

 令和7年度の1日防災学校が11月7日に行われました。3時間目から6時間目までの充実した防災活動を全校生徒で取り組みました。

 

 今年の避難訓練は、大地震による津波警報発令を想定した水平避難。緊急避難場所に指定されているベキシリ山へ避難しました。生徒たちは、速やかに避難行動を開始、取り乱すこともふざけることもなくあっという間に避難が完了しました。さすがです!

 その後は、1年生の探究発表です。7月の防災研修からテーマを設定し、探究し、この日の発表を目指してまとめてきました。緊張した面持ちでしたが、4班無事に発表することができました。町の方々、保護者の方々、川北小学校の4年生の皆さんも発表を見に来てくれました。ありがとうございます。

 午後からは、生徒会の研修の報告です。地域循環型防災教育で小中学校で伝えてきた内容を今日は、全校生徒へ伝えることができました。新潟県の中越地震の出来事や教訓、記憶に新しい石川県の能登半島地震での同年代の体験談、さまざまな内容をみんなと共有することができました。

 今回の1日防災学校での大きなテーマは、「備える防災」でした。標津高校の防災活動に多大なるご尽力をいただいている役場の和田さんを交えて、パネルディスカッションを開きました。今年は、ICTを活用し、アンケート調査を実施、その結果を全校生徒で共有しながら、話を進めていきました。また、途中で生徒会から防災○×クイズを行い、会場を大きく盛り上げてくれました。改めて大切なことは、「備え」です。それぞれに必要な備えを考え、いざというときに行動できることの大切さ、避難場所では、特に各自の準備が大切であることも共有することができました。

 これを機会にさらに防災減災活動に取り組みます。

自然環境系 きのこの山からナメコの便り

 11月4日(火)週末の暴風雨の影響は、甚大で、温室に使用しているハウスが風で飛ばされボロボロに・・・。気を取り直して、本日最初のメニューは、きのこの山の管理です。朝晩の冷え込みが厳しくなって、きのこにもいい影響が出ていればと思っていましたが、ついになめこがたくさん実りました。

 大きな株で採れる立派ななめこ!今年のなめこはなかなか太い個体が多いようです。生徒たちも大きななめこににんまり笑顔です。そして、なかなか出ないね~とぼやいていたシイタケがやっと出始めました。気温が高かったんでしょうか、昨年よりも1ヶ月遅れているような感じがします。太くておいしそうなシイタケも収穫できました。

 秋空の中、唐松の落ち葉を集めて、クリタケのほだ木に被せました。これでまた来年たくさんのクリタケが出てくれるはずです。見上げると秋の青空と唐松の紅葉、秋が深まってきました。

地域循環型防災教育 標津小学校6年生へ出前授業

 10月30日(木)標津小学校6年生を対象に防災出前授業を行いました。今日は、標津町役場の住民生活課と一緒に防災教育です。まずは、生徒会の防災研修の報告をしました。

  雪氷研究所や中越地震、能登地震について学び考えてきたことを伝えました。今回のキーワードは、「備える」です。どの災害でもまずは備えることが大切であること、地域のコミュニティーを大切にすることなどを6年生に考えてもらいました。

 次に、住民生活課の竹村さんと一緒に毛布担架を体験しました。被災したときその場にあるものでけがをした人を運ばなければなりません。身近にある毛布を使って担架を作ることができることを学びました。

 最後に、高校生がファシリテートして「とっさの一言」を実践。災害の時の一場面でどんな言葉をかけるべきか考えるワークショップでは、高校生がリードして小学生から言葉を引き出していました。和やかな雰囲気のなか取り組み、高校生と小学生との距離も少し縮まったような感じがしました。

 地域循環型防災教育の一環として取り組む防災出前授業。次は、11月の川北中学校を予定しています。楽しみにしています。また、来月7日は標津高校で1日防災学校が開催されます。是非ご来校いただければと思います。

海洋教育 サケの人工授精

 10月30日(木)いよいよサケ学習のシーズンに入りました。今年は、遡上するサケの個体数が大変少なく実習ができるのか不安もありましたが、標津サーモン科学館のご尽力でサケを用意していただきました。ということで今年のサケ学習(2年生自然環境系)が無事スタートしました。今日は、HBCの取材もありちょっと緊張しました。

 まずは、サケの締め方です。アイヌの伝統でもある木の棒を使った方法で締めます。これで神の国から使わされたカムイチェプ(サケ)は無事神の国に送ることができます。サケのサイズを測定し、早速採卵です。腹部を専用のナイフで裂き、熟した卵を丁寧に取り出します。卵に予め用意していた精子を掛け合わせ、水につけて授精が完了です。

 その後、魚から哺乳類への進化の話、サケを解剖し、各臓器の説明をいただきました。生物基礎で学習した腎臓の機能や心臓の話を伺い、学習と実習を繋げて考えることができました。

 授精が完了すると卵は、給水し固くなります。その様子を確認し、本日の実習は終了しました。この後は、発眼卵の状態からみんなで飼育を始めます。来年の4月の放流に向けて頑張ります。

鮭の解体実習

10月29日(水)フードデザインの授業にて鮭の解体実習を行いました。標津漁業協同組合女性部の皆様に講師として来ていただきました。

まず初めに鮭を解体しながら、部位の説明を丁寧にしてもらいました。活締めした鮭と活締めしていない鮭との違いは一目瞭然で、圧巻でした。

 

その後、グループに分かれて鮭を捌き、丁寧に骨を取り、調理を行います。

「あきあじ鍋」「鮭とゴーダチーズの春巻き」「鮭ザンギ」を作りました。

女性部の皆様と生徒たちはコミュニケーションを取りながら、終始楽しみながら学ぶことができました。

どのグループも女性部の方々の丁寧なサポートのお陰で無事に完成しました!

今回は、鮭について楽しく体験的に学ぶことができました。

標津漁業協同組合女性部の皆様、ありがとうございました。

また鮭が不漁の中、実施が危ぶまれましたがご尽力いただいた関係者の皆様にも心より感謝申し上げます。

 

水産教育 サーモン科学館へ

 10月24日(金)5,6時間目、標津サーモン科学館にて授業を行いました。毎年実施している水産教育、今年も市村館長から根室海峡の水産業やサケ科魚類の講話をいただきました。狭い海峡でありながら、豊かな水産資源に恵まれるこの地域は、日本でも有数の水揚げを誇る貴重な場所であることを学びました。

 講話の後は、お待ちかねの管内の見学。一番人気は、ドクターフィッシュ。生徒たちは、ついつい指を入れてしまうチョウザメの水槽で指パクにチャレンジしていました。エビスザメを観察したり、大きなイトウを眺めたり、クリオネに癒やされたり生徒たちは、水族館を楽しんでいました。

 お忙しいなか講話をいただき誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

自然科学部 オショロコマプロジェクト 秋のサンプリング

10月18日(土)日差しも差し込み、秋の紅葉がとてもきれいな忠類川の支流でオショロコマのサンプリングを行いました。7月に実施するはずだったサンプリング、やっと実現できました。

 

今日も標津サーモン科学館の仁科さんにご同行いただきました。

各自で自作した仕掛けを竿にセットして、釣りスタートです。イクラを餌にすると、次々に小さなヤマメが掛かります。でも…目的のオショロコマの姿がありません。本流から支流、そして沢に入っていったんでしょうか?小さな流れ込みを遡ると小さなヤマメがたくさん泳いでいるのがわかります。そして、仁科さんがオショロコマの姿を見つけてくれました。釣りでは難しそうだったので、ガサガサに変更です。全員で協力して、ようやく1匹のオショロコマを捕まえることができました。

結局、1匹しかサンプリングできませんでしたが、秋空の下いいサンプリングとなりました。仁科さんのフィールド講座もとっても勉強になりました。お忙しい中お付き合いいただきありがとうございます。

自然環境系 きのこの山

 10月に入り、秋のキノコが発生してきました。今日は、キノコの管理の一環として、仮伏せしたほだ木を本伏せする作業です。この春に植菌したシイタケのほだ木を21本、ナメコを26本、本伏せしました。

 ほだ木を立てるために杭を打ち、支えの木を縛り、きれいにほだ木を並べました。ちなみにナメコは地面に並べています。令和7年のほだ木からキノコが出てくるのは、早ければ来年、そして、2年後には、たくさんの実りで楽しませてくれることでしょう。お手伝いいただいた皆様、ありがとうございました。

 

保育実習(2年家庭総合)

2年生家庭総合の授業にて、標津町認定こども園あおぞらさんで保育実習を行いました。

1回目は9月17日(水)に伺いました。

この日は、園児の皆さんと一緒に御神輿担ぎをしてコミュニケーションをとることができました。園児の皆さんの元気な「わっしょい!」のかけ声で御神輿担ぎがスタートしました!

 それぞれ年齢別グループごとに御神輿担ぎから戻り、園を後にしました。

今回の目的は、園児達の特徴を学び、次回の実習で園児の皆さんに楽しんでもらえる遊びを考えることでしたが、みんなしっかりと学んで帰ってきました。

そして、10月15日(水)は2回目の保育実習です。この日のために約1か月間かけて準備をしてきました。

0歳児には、音と触感で楽しんでもらえるおもちゃを作っていきました。

1歳児には、ぽっとん落としや、フェルトのマスコットを貼ったり剥がしたりできる遊びのおもちゃを作っていきました。

2歳児には空中を舞うおりがみを作り、下からキャッチしてもらい遊びました。

3歳児にはコアラのカードを作り、絵めくりゲームをして遊びました。

4歳児とはしっぽ取りゲームや新聞畳みゲームで遊びました。

5歳児とはだるまさんが転んだやドッジボールをして遊びました。

どのグループも先生方のサポートのお陰で、高校生が準備していた遊びで園児の皆さんと楽しく遊ぶことができました。

最後に遊んでくれた御礼に高校生からメダルのプレゼントをしました。

思いを込めて作ってきたメダルを喜んでもらうことができました。

大変貴重な体験をさせていただいた2日間でした。

標津町認定こども園あおぞらの皆さん、先生方、ご協力ありがとうございました。

芸術鑑賞

10月1日(水)5.6時間目 
芸術鑑賞の授業を行いました。
劇団ムカシ玩具 舞香様 いわさききょうこ様にお越し頂きました。
「誰にも言はずにおきませう」【金子みすゞの生と死の物語】という一人芝居を鑑賞させて頂き、
迫力のある一人芝居と、綺麗な歌声であっという間の1時間半となりました。


最後に、生徒会から花束の贈呈があり、「今とは時代が違い、女性の立場なども変わっている。とても考えせられる内容だった」と感想を伝えました。
劇団ムカシ玩具 舞香様、いわさききょうこ様、貴重な機会をありがとうございました。

後期始業式

10月1日(水)、後期始業式を行いました。

 

3年生は、進路を決める大切な時期であり、進路が決定している生徒は決定していない生徒を応援し残りの学校生活を充実したものにできるように。
2年生は、次のリーダーとして自覚を持ち意識のある行動を行い、より良い学校づくりに務めてほしい。
1年生は、来年新入生が入ってくるため、魅力のある先輩になれるよう見本となるように。

目標を持ち、充実した後期となるよう福井校長よりお話をいただきました。
続いて新生徒会認証式を行いました。

 


生徒会長加藤さんから「これからの標津高校をよりよい学校に引っ張っていく」という力強い言葉で挨拶をいただきました。

 

高校生チャレンジグルメコンテスト「コープさっぽろ賞」受賞!

10月4日(土)高校生チャレンジグルメコンテストの本審査が札幌市(北海道大学フード&メディカルイノベーション国際拠点)にて開催され、本校の3年生4名が出場し、「コープさっぽろ賞」を受賞しました。

コープさっぽろ賞とは、一般販売を想定し、商品価値が高く評価できるチームが選ばれ、全道のコープさっぽろさんで商品化して販売してくれるという栄えある賞です。

今回のコンテストは、地域の食材を活かしたオリジナル商品を、地元企業との協力関係を築きながら開発し、その成果をコンテスト形式で発表します。

53チームの中から選ばれた10チームが本審査に進出しました。

生徒たちは「未利用魚を使った商品を開発することで、多くの人に未利用魚問題に関心を持ってもらいたい」という思いを込めて、「カジカフレークザンギ」を考案しました。

波心会さんと株式会社しゃけをさんの「カジカだしフレーク」と知床標津マルワ食品さんの「鮭節」「鮭節だししょうゆ」を使用しました。

初めての大舞台に緊張と不安でいっぱいの4人でしたが、堂々と発表を行い、審査員の方々に試食をしてもらうことができ、賞がもらえたことは生徒たちにとって大きな自信に繋がりました。

この栄えある賞をいただけたのは、地域の企業様や、応援してくださった多くの方々のお陰です。

心より感謝申し上げます。

前期終業式

9月26日(金)の6時間目に前期終業式を行いました。

まずは、賞状伝達式です。陸上競技部、自然科学部、写真同好会が登壇し、校長先生から賞状を受け取りました。

 

その後、前期終業式の中で校長先生から、生徒全員にとって過ごしやすい学校となるような環境づくりをしていきましょうというお話がありました。

4日間の学期間休業を挟み、10月1日から後期が始まります。生徒全員が元気に活躍する姿を楽しみにしています。

強歩遠足

9月26日(金)の1~4時間目に強歩遠足を行いました。

まず、本校駐車場で開会式とラジオ体操を行いました。

その後、スタート地点である第二しべつ展望パーキングへバスで移動し校長先生を先頭にスタートしました。

 

約8.5kmの道のりを歩きゴールである標津高校を目指します。ゴミを拾いながら歩く人、景色を楽しみながら歩く人、ゴールを目指し黙々と歩き続ける人、友人と他愛もない会話をしながら歩く人、皆それぞれのペースで楽しみながら歩いていました。

標津高校にゴールできた生徒には完歩賞の賞状が渡されます。今年は歩いた生徒全員が無事ゴールすることができました!

ゴール後にはPTAのお母さん特製のカレーが待ってます。疲れた後に食べるカレーは格別だったようでおかわりする生徒が続出しました!

今回の強歩遠足を無事に実施できたのは、保護者様、多くの地域の関係者のご協力のお陰です。この場を借りて、御礼申し上げます。ご協力ありがとうございました。

あきあじ祭り出店(フードデザイン)

9月28日(日)の標津町産業祭第58回しべつあきあじまつりに3年生がフードデザインの授業で考案した標津町の特産品を使ったオリジナルメニューを出店しました。

開店前には、ステージで「かじかフレークザンギ」「黒ガレイのカレー春巻き」「うしべつプリン」「メープルシロップ」「じゃがいも」の各商品のPRを行いました。

開店と同時に多くのお客様が来てくれ、全てのメニューを完売させることができました。

慣れない作業にお客様を待たせてしまうこともありましたが、皆さん温かい目で見ていただき、温かなコメントもいただけて、生徒たちは達成感に満ちあふれていました。

また、前日の標津水産教育イベント事例報告研究発表会でお世話になった阪南大学の先生や学生さん、札幌学院大学の先生、石井シェフ、波心会の皆さんが来てくれて、生徒からは安堵と喜びの笑顔がこぼれていました。

南知床標津町観光協会様には、特別出店という形でこのような貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。

標津水産教育イベント「うみちる」事例報告研究発表会

9月27日(土)標津サーモン科学館にて標津水産教育イベント事例報告研究発表会があり、本校自然科学部とフードデザインの活動報告を行いました。

自然科学部は、代々先輩方から引き継がれている本校自然科学部での伝統的なプロジェクトの1つであるオショロコマプロジェクト2025の活動報告を行いました。

フードデザインでは、波心会の漁師さん達から学んだ黒ガレイの捌き方体験をきっかけに「未利用魚を価値のある魚にしたい」という思いから取り組んできた商品開発についての活動報告を行いました。

また、発表会後にはサーモンプラザで交流会があり、世界で活躍されている有名シェフの石井義典様の圧巻の魚捌きを見せてもらい、その後石井シェフが調理した絶品のフィッシュ&チップスをいただきました。交流会では、波心会の皆さんや阪南大学の学生さんと大いに盛り上がりました。

今年度からはじまった標津水産教育イベント「うみちる」を通して、海や魚について体験的に学べたことで、生徒たちは「今地域で抱えている海と魚の問題を次世代に引き継ぎたい」「未利用魚問題についてもっと多くの人に関心を持ってもらいたい」等の思いを持つことができました。

貴重な体験と学びをさせていただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

あきあじまつりの準備中

 第58回しべつあきあじまつりが9月28日(日)に行われます。それに合わせ、標津高校も出店の準備に追われています。本日は、3年生のみんなが育てたジャガイモ(品種:はなしべつ)を袋詰めする作業。

 丹精込めて育てたジャガイモを丁寧に選別し、うしべつ君のシールを貼って完成です。まつり当日、標津高校のブースで待っています。

地域循環型防災教育 標津中学校へ出前授業

 9月25日(木)毎年恒例の防災出前授業を標津中学校で実施しました。今年研修で訪れた長岡市、山古志村、中能登町での研修の学びから「標津町だったら」と地域に置き換えて考え、備えることや地域のコミュニティーの大切さについて、中学生に伝えることができました。

 

 後半は、2年生を対象にHUGを行いました。中学生とともに一緒に考えるHUGは、高校生にとってもいい学びになっています。HUGや出前授業を通して、中学生の防災意識が高まってくれることを願っています。

 今後も地域循環型防災教育は続きます。地域の防災活動のために頑張ります。

 

 

自然科学部 高文連釧根支部理科研究発表大会 参加しました

 9月8日(月)に行われた高文連釧根支部理科研究発表大会に参加しました。今回は、3年生1名、2年生2名、1年生2名の5名で研究発表部門とポスター発表部門にエントリーしました。

 研究発表は、昨年度に引き続き、メープルの樹液です。今年は、樹液の流出量と温度、糖度の関係をまとめて発表しました。結果は、奨励賞!今後も樹液の研究は続きます。おいしいメープルシロップのためにも。

 ポスター発表は、オショロコマプロジェクト2025というタイトルで、3年目を迎えるオショロコマをテーマにした環境活動について紹介しました。今回は、研究という感じではなかったので審査のないオープン参加という形での紹介でした。それでも、聞いてくれた高校生からたくさん意見をいただき、今後の活動に向けてのヒントをたくさん得ることができました。

 今後も地道な研究と楽しい活動を続けていきます。

自然環境系2年 ソバ・ジャガイモの生育調査

 9月2日(火)4日(木)標津町の町民畑で栽培しているソバとジャガイモの生育を確認しました。今年のソバは、今までで一番できがよく、背丈も茎も立派に大きくなりました。

 

 今回は、育ちの確認ということで12個体サンプリングしました。サンプリングした個体は、教室で乾燥させ、形質調査を行います。まずは、草丈、茎の太さ、節の数を測定しました。大きいものは、170cmを超える高さまで生長していました。ソバの収穫までは、もう少しというところですが、今年のソバの種の出来が楽しみになりました。

 

 ジャガイモも生育調査をしました。試しに一株掘り起こし、今年の花標津の出来を確認しました。まだ粒は小さいものもありましたが、ほんのり赤みがかったイモが順調に育っています。ジャガイモももう少しで収穫を迎えられそうです。

自然環境系 トウモロコシの収穫

 8月に入り、暑さも一段落といった標津町です。森の近くの花には、ヒョウモンチョウが舞い降り、アキアカネも姿を見せ、草むらからは、キリギリスの声が聞こえてきます。

 学校の畑では、トウモロコシが収穫を迎えました。実入りもびっしり、とてもきれいなトウモロコシが採れました。

 ゆでて食べるととても甘いトウモロコシなんですが、ここで・・・「トウモロコシの先端が甘いって言われて、いつも先端の方を食べていたんだけど、ほんとなのかな?」という疑問が・・・。

探究の入り口です。

 ということで、学校の糖度計で早速計測!。すると・・・先端から5粒のサンプルでは、糖度12%、元の部分から5粒のサンプルで17%程度ありました。結果は、元の方が甘い・・・「ううぇ~」という驚きの声とともに、本日の探究が終わりました。「今まで信じていたのは何だったの?」というぼやきも聞こえてきましたが、確かめることがいかに大切かよくわかった授業となりました。

 

 

地域循環型防災教育 生徒会防災研修 新潟県~石川県③

 研修3日目は、石川県中能登町へ。新潟から北陸新幹線で金沢へ、そこからバスで中能登町まで向かいました。中能登町役場で、能登半島地震の当時の話を伺い、行政がどのような対応をしていたのか、また防災の備えはどうなっていたのか伺いました。発災当時は、インフラがストップし、その中でも断水の継続が大変だったそうです。上水道は流せても下水が流せないと使えず、たいへん困ったそうです。

 

 役場の次は、高校生の交流事業として、中能登町にある石川県立鹿西高校の皆さんと交流を行いました。発災当時の様子を理科の先生や探究チーム3名の生徒さんに語っていただきました。当時の大変な様子がとてもよく伝わりました。その後は、一緒にHUGを行いました。標津町オリジナルHUGを持参し、鹿西高校の皆さんと取り組みました。最初は、ぎこちなく進んでいましたが・・・やはり、進むにつれて賑やかになってきました。HUGを通して、避難所について考えるきっかけになってくれればと思います。また、これを通して交流が深まればと思います。

 最後は、防災道の駅の見学をしました。発災前に整備をしており、当時重要な施設となったそうです。ここでも、行政の備えの大切さを実感しました。ちょっとした工夫が地域の人たちの命を守ることになることを学びました。

 お忙しい中、震災の話やHUGに取り組んでくれた鹿西高校の皆さん、中能登町役場の皆さんありがとうございました。

 

地域循環型防災教育 生徒会防災研修 新潟県~石川県②

 研修2日目(7月30日)は、長岡市と旧山古志村の研修でした。

 2004年10月23日に発災した新潟中越地震を覚えていますか?あれから20年が経った被災地を訪れました。長岡市を中心に中越メモリアル回廊として当時の震災のことを学べるように整備されています。まず私たちは、長岡震災アーカイブセンターきおくみらいへ行きました。

 

 ここでは、当時どのような震災が起こったのかを学び、そこからさまざまな備えについて考えることができました。長岡で学んだ4つの備え「物のそなえ」「家の中のそなえ」「安全避難のそなえ」「コミュニケーションのそなえ」が印象に残りました。研修の報告では、是非、皆さんと共有したい内容でもあります。

 

 午後からは、旧山古志村(現長岡市)に向かいました。途中立ち寄ったのが妙見メモリアルパークです。ここは、当時起こった地滑りの崩落現場で亡くなった方を追悼する施設です。ここは,奇跡的に92時間後に助け出された2歳の子供のニュースで有名な場所でもあります。ここでは①風景・記憶・再生の軸線、②祈りの軸線、③未来と希望の軸線、に沿って見学をしました。とても大きな崩落跡で今でも崩落した斜面の様子がわかります。

 

 山古志村では、関さんがガイドをしてくれました。山古志村に住んでいた関さんは、家族とともに避難所生活、仮設暮らしを体験したそうです。発災当時の様子を語りかけるような口調でお話しいただき、自分ごととして当時の様子を考えることができました。全村避難という苦渋の決断、当時ペットまでは避難できず、つらい思いをしたことも教えてくれました。地域の産業の錦鯉や肉牛、闘牛といった伝統や文化を今まで守り続けてきたことも教えていただきました。山古志村は、小さな集落が山間に点在し、行き来する道は、とても険しく感じました。だからこそ、地域の繋がりと地域の生きる力が山古志村の強さだと感じました。

 山古志村には、今アルパカがいます。これも震災をきっかけにやってきたそうです。アルパカにちょっと癒やされ、山深い山古志村を後にしました。

地域循環型防災教育 生徒会防災研修 新潟県~石川県①

 令和7年度の生徒会の防災研修が7月29日(火)~8月1日(金)に実施されました。今年の研修先は、新潟県長岡市の中越地震と石川県中能登町の能登半島地震です。

 今年の研修のスタートは、新潟空港。晴天でとても暑い研修初日となりました。まず向かったのが国立研究開発機構 防災科学技術研究所 極端気象災害研究領域 雪氷防災研究センターです。ここでは、中村センター長さんより研究センターのこと、気象災害の研究の最前線、これからの災害対応など科学的な側面のお話を伺いました。特に雪氷による災害について長岡や標津の例を挙げて教えてくれました。標津でも吹雪の観測をしていることなど、地域とこの研究センターが繋がっていることを実感しました。

 センターの見学では、雪の重さの比較をしました。長岡で降る雪と標津で降る雪の違いを体で体験することができました。また、低温室では、不思議な過冷却現象を体験したり、外では、気象観測機器を学ぶことができました。

 お忙しい中、高校生のためにご対応いただきありがとうございます。

標津水産教育プログラム 標津マルシェ開催

 7月27日(日)標津町サーモンパークを会場に標津水産教育プログラム「うみちる」の一環である”標津マルシェ”が開催されました。待ちに待ったこの日、朝の天候はあいにくの小雨。お客さんの数が心配でもありましたが、今日までフードデザインの3年生たちは、授業、放課後を使って丁寧に準備を重ねてきました。

 

 当日は、会場設営から始めました。初めての出店にあれこれありましたが、なんとか準備完了!標津高校のブースにおなじみの登りを立ててお客さんをお待ちしました。今回のメニューは、クロカレイのカレー春巻き、カジカフレークザンギ、出汁たこ焼き、うしべつプリン、しべつメープルの5品目。どれもこの日に臨むために真剣に生徒たちが探究を重ねて来たメニューです。

 

 11時半から販売開始、標津高校のブースに次々にお客さんが来てくれました。販売のブースでは、ボランティア部の2年生や1年生も手伝ってくれました。販売開始早々に売れ切れたのがうしべつプリン、そして限定20個の標津メープル。

スティック状に工夫したカレイのカレー春巻きは、手に持ちやすく、食べやすく、ふわふわしたカレイの食感がとても好評で食べてくれたお客さんは皆さん笑顔でした。

 

 たこ焼き、ザンギの販売は、列ができるほどお客さんが並び、すべての商品が売れ終わるまで約2時間!あっという間に販売は終わってしまいました。ちなみに特別販売したうしべつくんキーホルダーも大人気でした!

 準備からこの日まで探究を重ねた3年生の成果が実りました。開会の挨拶で「マルシェでの主役は、生徒です。」とおっしゃっていただいたとおり、今回は、生徒たちがキラキラ活躍し、たくさんの笑みであふれ主役となれた一日になりました。

 波心会、標津町観光協会の皆様、標津町サーモン科学館の皆様、関わっていただいた大学生の皆さん、温かく生徒を見守り声をかけていただきありがとうございました。この場を借りて感謝申し上げます。

 当日の様子は、本校のInstagramでも発信しております。ご覧ください。

地域循環型防災教育 北海道地域防災マスター認定研修会

 7月26日(土)標津町生涯学習センターあすぱるで行われた根室振興局主催の「北海道地域防災マスター認定研修会」に生徒7名、教員1名が参加しました。これは、北海道で認定する地域の防災リーダーを育成する狙いとそのリーダーが地域の防災を担うことを目標としています。本校で推進している地域循環型防災教育、本校で目指す防災リーダーとして是非生徒たちに学んでほしい研修でした。

 

 当日は、DIG、気象・災害に関する専門知識、救命講習と1日たっぷり防災について学ぶことができました。地域の方と高校生が一緒になってDIGに取り組み、互いの意見を交わし、考え進めていく姿がとても印象的でした。

 標津高校では、標津町オリジナルHUGを用いた防災教育をはじめ、生徒会を中心にさまざまな防災教育に取り組んでいます。地域住民との交流を深めるオリジナルHUGやリアルHUGを再び実施してもいい時期に来たかと感じています。

 これで標津高校には、北海道地域防災マスターが教員3名、生徒7名で11名となります。防災減災教育の推進にこれからも励んで参ります。

第73回 標高祭 終了御礼 (第2日目の様子)

<2日目 生徒会企画、一般公開、フィナーレ>

2日目の午前中は、生徒会企画の1つ目、触覚だけで箱の中身を当てる「箱の中身はなんだろな?」を行いました。

 

 

 

 

 

タマネギやレモンといったわかりやすいものから、虫のおもちゃやスライムといった、すぐ手を離してしまいそうなものもありました。さらに生徒会担当者のドッキリで、「ビリビリおもちゃ」が入った箱もありました。

生徒会企画の2つ目は、「早食い大会」でした。辛い部門(辛ラーメン)、酸っぱい部門(レモン3個)、冷たい部門(ガリガリ君)に分かれて行われました。タブレットを使って手元をスクリーンに映し、後部席の人への配慮もしました。

11:30から一般公開が行われました。この日、町内では運動会や別イベントも開催されていたため、この時間にずらして一般公開を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日は200名を超える方々に来校していただきました。 

最後はフィナーレです。ダンスパフォーマンス、衣装、学級旗の審査結果の発表を行い、振り返りムービーを見て、2日間の全日程が終了しました。

 

 

 

 

 

 今年から、一般公開に向けた準備は全学年を混ぜた「縦割り」となり、準備期間の計画や手順に戸惑ったこともありましたが、来校者アンケートでは、「楽しかった」、「面白かった」といった声を頂戴することができました。次年度も多くの方々に来ていただけるよう頑張りたいと思います。ありがとうございました。

 

追伸

生徒会役員の皆さん、準備、運営お疲れさまでした!

 

第73回 標高祭 終了御礼 (第1日目の様子)

 7月10日、11日の2日間、第73回標高祭が行われ、11日の一般公開では、多くの方々に来校していただきました。この場を借り、御礼申し上げます。

 

<1日目 オープニング、有志発表、ダンスパフォーマンス>

 生徒会によるオープニングムービー(準備期間の様子)、校長挨拶、生徒会長挨拶の後、各クラスの学級旗紹介、そして学校祭の意気込みを語ってもらいました。その後、有志発表(5チーム)によるダンスやバンド、DJの披露となりました。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

昼食をはさんで午後からはクラス対抗ダンスパフォーマンスです。

会場の関係で、関係者(保護者)のみの公開となりましたが、60名以上の方に見学していただきました。

各クラス準備した衣装・装飾をまとい、練習の成果を発揮することができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は、学級旗の前で写真撮影を行い、1日目が終了しました。

 

 

 

 

 

2日目の様子は、後日公開します。お楽しみに!

標津水産教育プログラム 地引き網体験

 7月18日(金)本日は、標津水産教育プログラム3回目となる企画です。伊茶仁海岸で地引き網を体験させていただきました。天候も良く、波もなく、透き通ったきれいな海と青い空、遠くには国後島が見える標津の海岸で魚を獲るという体験をしました。水産業の現状、未来について地元の漁師である波心会の皆さんの熱い言葉が心にしみる体験授業でした。

 本日の進行は、大学生が担当。以前クロカレイの捌き方の体験でお会いした方だったので、生徒たちは、すぐに打ち解け、和やかな雰囲気の中、始まりました。沖には、波心会の皆さんがすでに船で網を用意してくださり、陸では、引くロープをたぐり寄せる準備をしました。綱引きで使うような太い綱、網にはおもりも付いているので引くのには、かなり力がいります。2年生14名と少ないながらも担任の束田先生も加わり必死で綱をたぐり寄せました。

 網を狭めていくと魚たちがちらほらと・・・小さなニシンやカレイ、ギンポ、コマイの稚魚、カジカ、マメイカ、ヤドカリやクラゲ、多種多様な海の生き物が次々と現れ、生徒たちは夢中になって生き物をバケツに移し、観察していました。透き通った体をしているイカ、とてもきれいでした。

 メインとなるのは、やはりカレイの仲間。ざっと分類すると、クロガレイ、スナガレイ、イシモチ、ゴソガレイと地元でおなじみのカレイが揚がってきました。獲れたカレイの話をしてくださった浅野さん、「市場価格が低くカレイだけでは、生活が成り立たない・・・だからといって、たくさん獲ると資源がなくなる」真剣に語るその言葉に今を生きる漁師の気持ち、これからの水産業のあり方を学ぶことができました。また、サーモン科学館学芸員の仁科さんからは、カレイの地域名や和名について講義いただきました。また、今回は、ニシンの稚魚が捕れたことが一つ収穫であることも教えてくれました。大切な資源となっているニシン、多くの稚魚が沿岸の海でしっかり育っているんですね。

 水産教育プログラムは、今回で3回目となりますが、それぞれの繋がりがよりよく融合して、生徒たちに海の魅力、魚の価値、地域の産業を伝えるプログラムになっています。主催していただいた、南知床標津町観光協会の皆様、地引き網を用意していただいた波心会の皆様、そして、力強い大学生の皆様、本日は、暑い中、ありがとうございました。

 

自然環境系科目 苗の定植

 7月1日(火)夏らしく日差しも気温も上昇中。本日の探究基礎は、畑作りです。前日に3年生が畝を立ててくれたところにマルチシートを貼り、いよいよ苗を植えることとなりました。

 種から育てたカボチャにズッキーニ、トウモロコシの苗をきれいに定植しました。今年は、暑さも続き順調に育っています。また、苗から育てているトマトにキュウリも定植しました。キュウリは、すでに小さな実が実っていました。まだ植えていない苗もまだあります。これからしばらく定植作業が進みます。

 

標津水産教育プログラム 高大連携 水産出前講座

 6月30日(月)2年生の総合的な探究の時間、前回のクロガレイの捌き方体験の続きである高大連携企画の水産出前授業が行われました。今回の講師は、東京農業大学オホーツクキャンパス水圏生産科学研究室准教授の市川先生です。

 「水産から地域を学ぶ~産業と人のあり方を探る~」というテーマで講話をいただきました。標津町の漁業は、実は、日本海側のある県一県分の漁獲量があることや日本の食糧自給率、魚種によるレジームシフトが起こることで漁獲される魚が変化することなど学びました。さらに、サケやニシンという標津になじみある魚について、漁業という視点で詳しく解説していただきました。

 地域の産業について考えることが地域の未来を考えることに繋がっています。そして、日本の未来に繋がっています。市川先生、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。

地域循環型防災教育 川北小学校4年生来校

 6月30日(月)、先日、川北小学校4年生で防災の出前授業を行ったところですが、本日は、その4年生が来校してくれました。地域の防災施設の見学ということで、町役場住民生活課危機管理室と共同した防災学習の一環です。

 学校に来てもらった理由は・・・標津高校が避難所だからです。

 学校にある避難所設備を見てもらいました。まずは、非常用の大きな発電機。発電機があると、停電でも様々なことに対応することができます。子供たちもスマホの充電ができる!とか暖房使える!など考えを発表してくれました。その次は、体育館と格技場での防災で使えるもの探検。ホワイトボードは「頭を守るのに使えそう」とか「卓球台は机にできる」とか子供たちは想像力を発揮していました。

 防災用の卓球の仕切りを紹介すると、早速寝袋に・・・いざというときにマットにもなるし、寝袋にもなる。日常学校にあるもので十分災害に対応できるということがわかってもらえたでしょうか。

 地域循環型防災教育がまたひとつつながりました。

スポーツ大会

4年ぶりに外でのスポーツ大会!

縦割りでのチームを編成し、ピンク、黄色、水色のはちまきで出場です。

まずは選手宣誓。各チームのリーダーがユーモアのある選手宣誓で幕を開きました。

外に移動して、玉入れ、綱引き、綱とり、大縄跳び。

どの競技も白熱した接戦の展開で応援にも熱が入ります。

午後からはアンケートで人気の高いリレー、障害物競走。

障害物競走は笑いに溢れ、リレーは生徒全員が力走を見せました。

優勝した黄色チームはメダルを下げて記念撮影。

どの種目も盛り上がり充実した一日となりました。

 

ノリウツギ学習 和紙漉き体験

 6月26日(木)ノリウツギ学習を行いました。2年生の自然環境系科目選択生徒3名で、標津町文化会館で行われた紙すき体験に参加しました。標津町で採集されるノリウツギは、大切な和紙作りの要素「ねり」となります。今回は、和紙に触れ、ノリウツギを知ることを目的としました。

 テレビとかでは、見たことのある和紙作りですが、実際漉く作業をやってみるとこれが難しい。均等に繊維を乗せているつもりでも講師の先生がちょっと修正してくれます。とても繊細で職人の仕事ということを感じます。漉いた和紙に思い思いに色をつけ、乾燥させて完成です。

 この後、標津町内のノリウツギをテーマに学びを深めていきます。

畑作業~地産地消を学ぶ~

3年生のフードデザインの授業では、地産地消を体験的に学ぶため理科と教科横断で畑実習を行っています。

今年もその季節がやってきました!

各自長靴を用意して、日焼け対策をして、準備万端です!

第一弾は、じゃがいもを植えるための畝立てを行いました。

理科の先生からレクチャーを受けてスタート!

第二弾は、草むしりです。炎天下の中、2時間かけて丁寧に草むしりを行いました。

第三弾は、芽かきと土寄せと追肥の作業です。

地道な作業こそ、丁寧さが求められます。汗だくでみんな作業を頑張りました!

目標はじゃがいも収穫100kg!引き続き、頑張りましょう!

今年も町民農園を貸していただき、地域関係者の皆様に感謝申し上げます。

標津高校PR大使 川北中学校編

 6月25日(水)川北中学校にて、標津高校のPRをさせていただきました。貴重なお時間ありがとうございます。

 生徒会生徒8名で学校PRスライドで学校の説明をして、標津高校の魅力を伝えました。また、今年のPR動画も披露。小さい学校だけどとても仲が良くみんながいきいきしている様子が伝わったでしょうか。後半は、生徒インタビュー。標津高校の魅力を生徒会メンバーから伝えてもらいました。学年を超えて仲が良いことや行事が楽しいこと、防災の学びで自分が成長できたこと、資格検定に頑張れることなどなど。

 7月は、学校祭、9月は体験入学と高校を体験する機会があります。是非、中学生の皆さんご来校ください。

地域循環型防災教育 川北小学校へ

 6月25日(水)地域循環型防災教育の一環として、町内川北地区の川北小学校4年生に対して、防災出前授業を行いました。生徒会8名がそれぞれのパートに分かれ、子供たちに伝わるように工夫して授業に取り組みました。

 今回の内容は、昨年度に取り組んだ防災研修の報告と絵本の読み聞かせ。熊本・長崎で学んだ地震や水害、火山災害を元に子供たちに伝わるように工夫したパワポをつくり、また、授業の後、気象台の津波発生装置による学習もあったので、福島の請戸小学校物語を読み聞かせしました、絵本に出てくる「あなたにとっての大平山」、標津町だったらどこになるのか想像してもらえたでしょうか。災害にとても大切なキーワード「備える」を家に帰ってから、おうちに人と共有してくれたらありがたいです。

 

 

 

海洋教育 藻場学習

 6月24日(火)海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で取り組む藻場学習を行いました。大潮の干潮時を見計らい3,4時間目に実施。本日の講師は、昨年度からご協力いただいている標津サーモン科学館副館長の西尾さんです。

 

 標津町には,海辺で遊び、キャンプもできる素敵な公園が整備されています。町民の憩いの場所です。ここに造成されている人工の海岸で藻場を造っています。先月、海洋学習の第1弾として春のプランクトン観察をしました。そのときにたくさんの動物・植物プランクトンを観察しました。これらの生き物の繋がりを藻場学習で深める単元です。

 まずは、とにかく生き物をたくさんの種類見つけることです。真っ先に捕まえたのがカニ類でした。そして、西尾さんの指導で稚魚を探してみました。すばしっこいウグイの稚魚や生まれたてのカジカ、ギンポの仲間を観察することができました。その後は、ヤドカリ、巻き貝、カサガイ、ゴカイ、ヘラムシ、フジツボ、海藻を観察。小さな藻場でしたが、多様な生物が生息し、互いに関係を作り、豊かな海が醸成されていました。

 本授業は、日本財団海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で行われました。

避難訓練(火災)

6月16日(月)の6時間目に避難訓練を実施しました。

授業中に調理室で発生した火災に対し、駐車場への避難という想定で行いました。

放送による避難指示から、避難後の人数確認完了までの時間を計測します。今年は1分51秒でした。

生徒も教職員も緊張感を持ちつつ、冷静に避難することができました。

標津消防署職員の方から、教職員は生徒に適切な避難指示が出せること、生徒は先生の避難指示をしっかり聞くことが一番大切だというお話をしていただきました。

また、校長先生から、実際に起きた学校での火災を例に、いつ起こってもおかしくない身近な災害であり、起こった際には命を守る行動を最優先にとってほしいというお話をしていただきました。

その後、各クラスの代表者に避難梯子を使用した避難の実演をしてもらいました。

地上で見ていた生徒から「がんばれ~!」という声をかけられながら無事に避難することができました。

今回も生徒だけでなく教職員にとっても防災減災意識が高まる避難訓練となりました。

ご協力いただいた標津消防署職員の方々、ありがとうございました。