2021年9月の記事一覧

潮間帯の生態学 事後実習

9月3日(金)先日オンラインで学習した潮間帯の生態系を実際に見に行こう!ということで早速標津港へ。

 加戸先生のオンライン授業でスロープでの観察事例を紹介して頂いたので標津港にあるスロープの観察をすることにしました。今回、注目する生物は付着生物、巻き貝類です。
   
      まずは観察の仕方のレクチャーです

 スロープへの立ち入りの許可を得て早速観察です。潮間帯を観察すると上部からキタイワフジツボ、キタアメリカフジツボ、潮間帯下部には、チシマフジツボの分布が見られました。また、イガイの仲間やツブ貝などよく見ると多様な生態系が広がっていることがわかりました。
   
    箱めがねで覗くと生物の様子がよく見えます。

 採集した二枚貝のサンプルの殻に小さな丸い穴が開いていることに気づいた生徒がいました。一体、何の穴なんでしょうか?いろんな想像が広がります。今回は、その犯人は内緒。自分で調べてみようということにしました。きっと身近に犯人がいることに気づくでしょう!
   
      採集した生物について生き方を説明

 最後に個体数調査の基本コドラード法でフジツボの個体数を確認して今日の実習が終わりました。
 この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環として行いました。