カテゴリ:自然環境系科目

海洋教育 春のプランクトン観察

 5月9日(金)春の陽気が感じられる海へ、春のプランクトンをサンプリングにいきました。今回は、プランクトン採集の実習ということで、実際にプランクトンネットを使ったサンプリングに挑戦。海の色は、植物プランクトンがたくさん増殖していそうな色。観察が楽しみです。

 

 5月12日(月)週が明けて本日、いよいよプランクトン観察です。

 久しぶりの顕微鏡にやや戸惑いながらも、春に増殖したプランクトンを観察することができました。メインは、ケイ藻類のキートケロス属、春に多い種がたくさん出現しており、さらに、動物プランクトンでは、フジツボのキプリス幼生やノープリウス幼生、多毛類のネクトキート幼生が見られました。サケ稚魚たちの重要な餌料になっているコペポーダ類も多く出現しており、肉眼では見えませんがそこには豊かな海が広がっていました。 

自然環境コース(3年) きのこの山の初収穫

 5月7日(水)GWも明けて、通常通りの学校生活に戻りました。

 本日の学習は、サケ稚魚水槽の片付け、きのこの山の管理、畑の整備です。

 水槽の片付けをテキパキと終わらせ、きのこの山へ。今年の椎茸の育ち具合を確認しました。春の悪天候、さらに低温でいまいち成長が遅い感じの椎茸でしたが、本日ようやく収穫できました。肉厚でおいしい椎茸です。

 これから暖かくなるにつれて、たくさんの椎茸が収穫できそうです。

 

サケ学習 サケ稚魚の放流

 4月28日(月)いよいよサケ稚魚の放流です。

 サーモン科学館の西尾副館長さんに同行していただき、放流前の講義をいただきました。稚魚の健康のバロメーターとなる体色変化(背地転換)も上手にでき、これなら放流しても大丈夫とお墨付きをいただきました。

 これから長い旅となるサケ稚魚たち、元気に育って4年後、標津川に戻ってきてほしいと願っています。半年続くサケ学習もこれで最終回となりました。

 本授業は、日本財団海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環で実施しています。

サケ学習 サケ稚魚の飼育管理

 4月23日(水)サケ稚魚の測定を行いました。そろそろ放流サイズの5cm、1gに近づけなければならない大切な時期、果たして結果はいかに・・・。

 

 手慣れた作業でサケ稚魚の測定です。体重は、少し増えてきましたが、まだまだ1gには達しません。体長は、5mmほど足りていませんでした。今週から水温を10℃まで上げて、餌の食いを促進しているんですが、体重の増加が見られません。餌の不足?与える時間?いろいろと考えることが出てきます。あと1週間ほど飼育して、標津川へ放流します。

自然環境系コース2年生 春の森散策

 4月18日(金)4月に入り雨の日が続く中ようやく本日晴れ間が見えました。春の陽気に誘われ、本日は、森の春を探しに”望が丘公園”へ。

 所々雪が残っていますが、春の音が聞こえてきました。エゾアカガエルの鳴き声、ウグイスの声、そして、春の色もちらほらと・・・。最初に咲き始めるフキノトウ、生徒は、開いていない花房をみてメロンパンみたい!と想像力を働かせておりました。そして、黄色い花のフクジュソウが見頃を迎えていました。湿地には、ギョウジャニンニク、ザゼンソウが現れ、ミズバショウの芽吹きも観察できました。

 林道では、タテハチョウの仲間も観察でき、春の訪れを感じることができました。きのこの山のほだ木には、小さな椎茸が芽吹いていました。

 

 

サケ学習 サケ稚魚の飼育管理

 4月16日(水)サケ稚魚もすくすく育ってきました。本日も体重と体長の測定です。サケ稚魚の姿もりりしくなってきました。

 現在、0.5gで45mmまで成長しています。1gで5cmまでもう少し。体重がやや低めとなっているので,餌の量を少し増やし、成長を促したいと思います。

 学校パンフレット用の撮影もあり緊張した授業でした。

自然環境系コース2年生 樹液を採りに行きました

 4月11日(金)2年生の自然環境系コースの授業が始まりました。真新しいフィールドノートを手に早速フィールドに出かけてました。

 この時期は、「樹液」の授業。まだメープルの樹液が採れそうなので、装置を設置しました。穴を開けると樹液がポタポタ出てきました。これからは、シラカバの樹液も出てくるシーズンとなりますので、いろんな樹木の樹液を調査してみたいと思います。

 標津の春も進んでいるようです。河原のヤナギの木には、もしゃもしゃした毛虫のような花が咲いていました。これから次々に花が咲きそうです。

サケ学習 サケ稚魚の飼育管理

 サケ稚魚が孵化してから、定期的に体長(全長)と体重を測定しています。本日2月26日も測定を行いました。予想では、そろそろ浮上して摂餌を始める時期のはず・・・。

 サケ稚魚を1月から約2週間おきに写真を撮ってあるので並べてみました。腹部の卵黄がだんだん小さくなるとともに胚(稚魚の部分)が大きく成長し、今日の観察では、腹部の卵黄がほぼ見えなくなるほど吸収されていました。腹部がもう少しでくっつきます。

 積算水温約820℃、摂餌目安の900℃までもう少しですが、腹部の様子を観察して、給餌を始めたいと思います。

 

自然科学部 オショロコマプロジェクト 発眼卵

 1月29日(水)本日オショロコマの発眼卵を受け取りました。この発眼卵は、昨年12月16日にサーモン科学館で部員たちによって人工授精した卵となります。あの日から1ヶ月とちょっと。サーモン科学館の仁科さんのおかげで無事発眼卵までたどり着きました。今回無事発眼まで至った卵数は、36粒。このうち半数の18粒を標津高校の水槽で管理します。

 届けてもらった発眼卵見て、ニコニコの部員たち。丁寧に孵化用の水槽に移しました。自分たちでオショロコマを釣って、学校で飼育して、熟した成魚から採卵、採精して、喜びもひとしおです。

 今日は、卵の管理や観察ポイント、孵化までの積算水温について仁科さんに教わりました。積算水温から推定すると来週にも孵化するのではないかという感じなので、楽しみに観察を続けていこうと思います。

自然環境系コース 課題研究発表会

 1月27日(月)5,6時間目に令和6年度課題研究発表会が行われました。日頃活動でお世話になっている町の方々にご参加いただきました。

 

 今年の課外研究テーマは、①2年間の活動内容のまとめ ②キタワセソバの栽培における有機肥料の効果」 ③カルシウム肥料がハナシベツの塊茎収量に与える影響 の3本でした。

 緊張の中、生徒は、作り上げた原稿とスライドを使って発表しました。発表後の質疑には、上手に返答できるか不安でしたが、なんとか発表をやり遂げました。

 参加していただいた皆さんから、今後に向けてのアドバイスや後輩に引き継いでさらによい探究になるようお言葉をいただきました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。