カテゴリ:自然環境系科目

探究チャレンジ釧路・根室

 1月19日(木)北海道教育委員会が主催するS-TEAM教育推進事業「探究チャレンジ釧路・根室」が行われ、本校からは、自然環境系科目の3年生が参加しました。
   
 釧根の高校生がZOOMでつながり、画面上でしたがお互いの探究活動について発表をしました。本校は、ソバの栽培に関する探究活動をまとめて発表しました。7分間の時間にいかに納めるか、質疑ではどんな質問が来るのかあれこれ考え、緊張の中本番が始まりました。
 途中スライドが動かなくなったりもしましたが、無事発表を終えることができました。また、他校の発表に対しても、しっかりと質問をすることができ、発表会としては、とても有意義な時間を過ごすことができました。

 

3年自然環境系科目 研究発表会

12月21日(水)自然環境系3年生による課題研究の発表会が行われました。お世話になっている方々に来ていただき、2年間にわたるソバ栽培についての発表を行いました。
     
 試行錯誤しながらソバ栽培に挑み、さまざまな課題について考えました。昨年度は、ソバと害虫ということで、害虫対策に木酢液を使ってみたり、今年は、ソバと化学肥料ということで、ソバの生育に注目して栽培しました。
 栽培の結果を5人でまとめ、ICTを活用してディスカッションやデータの処理を行い、PowerPointで資料を作成、無事!?発表当日を迎えることができました。
     
 5人が力を合わせて発表、それぞれの担当したスライドの発表を行い、発表後の質疑応答もなんとかできました。ドキドキしながら発表を終わらせた生徒たち、発表後の反省会では、もっとこうすれば・・・とか資料のまとめ方が・・・と反省の言葉が出てきました。
 この経験が探究活動です。いい経験をすることができました。
 標津町の皆様には、自然環境系科目へのご支援やご協力をいただき誠にありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます。

キノコ収穫

 秋深くなりました。

 学校で管理しているキノコのほだ木も実りの季節が訪れました。
寒暖差が大きくなり、キノコの発生に適した気温になっているようです。
本日は、大きく育ったナメコとクリタケの収穫を楽しみました。
   
   
 かみしめるほどうまみが出てくるクリタケ、市場にはあまり出回っていませんが、おいしいキノコです。クリタケの栽培も3年目、今年は、菌糸の成長がよかったのかな。  
   
 みんなでキノコソテーにしていただきました。

海洋教育 干潟の生物学

6月2日(木)別海町尾岱沼へ
 本日は、海洋教育といえば干潟にいかねば!ということで干潟の生物学を行うために尾岱沼ふれあいキャンプ場の潮干狩りフェスティバルへ行きました。
   
           いざ!干潟へ
 アサリを掘るだけではなく、一見単調な干潟に何がいるのか?生物調査を兼ねて参加です。
   
      寒さにめげず、ざくざく掘ります
 熊手を手に一掘り・・・アサリがざくざく。どこを掘ってもアサリがざくざく。あっという間にバケツがいっぱいになりました。


   
      生物調査中もアサリがざくざくです
 さて、生物調査はというと・・・干潟にひそむエビやカニ、ゴカイ、端脚類、ヒラムシ?、アサリ以外の大きな貝も。そして、アマモにウミニナ。やはりこの干潟には多種多様な生物が生息しています。それを餌にする魚類も豊富な訳です。
   
        どこを掘ってもこれくらい
 ついでに、昨年学んだコドラートをやってみました。50cm×50cmの平方枠内に何匹のアサリがいるのか???調べてみると100匹を超える区画もありました。

 ということでみんなで干潟を実感した実習でした。
 本授業は海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で行われました。

きのこの山・きのこの里

5月の学習。暖かい日が続き野外活動も本格化!
   
 今年も春のほだ木の管理の季節となりました。下草を整え、ほだ木をチェック。汚れを落とし組み直しました。
   

   
 毎年春にはシイタケが出てくるのですが・・・ことしも立派なシイタケが出てきました。キノコの里の日当たりが良くなってしまったので、ちょっと乾燥してしまいましたが、おいしいシイタケができました。

サケ稚魚の旅立ち

4月27日(水)GWに入るまえに本校で育てていたサケ稚魚の放流を行いました。
 今年は、153粒の受精卵からほぼすべて孵化。その後も減耗することなく順調に育ちました。
   
 すくすく育った稚魚は、5gを超えしっかりとした魚体になりました。

 サーモン科学館の小川へ。サーモン科学館の西尾さんから今年の稚魚はしっかり育っているね!と太鼓判もいただきました。
   

   
 みんなで世話をして育てた稚魚をそっと放流。4年後大きくなって帰ってくることを期待しています。

樹液の確認

春休みも間近である3月23日(水)、メープルの樹液を確認です。
   
   
 幹からしたたる樹液、小鳥がつついた樹皮から染み出るように甘い樹液が出ていました。集めているボトルにもたっぷりの樹液が・・・。 
   

「樹液の量」と「春の訪れ」どちらも関係がありそうです。今年も樹液がたくさんとれるようになってきましたので、春も間近だと思います。

サケ稚魚測定② チカの干物作り

3月10日(木)あれから約1ヶ月が経ちました・・・ということで、サケ稚魚の測定を行いました。

   
       10匹のデータをとりましょう!
 今回も10匹のデータをとりました。体重が0.6gほどに増えていました。このまま順調に育つように願っています。
    
    チカの内臓を壺抜きでとりました!上手
   
       あれこれ検討し4%に決定
 サケ稚魚測定の後は、チカの干物作りです。まずは、内臓を取り出します。頭を少し落としてそのまま内臓ごと引き抜くと・・・綺麗に処理できました。
 濃度4%に調整した食塩水で1日、その後干します。うまくできるでしょうか?仕上がりが楽しみです。

 

オンライン博物館学習

2月25日(金)5,6時間目、ICTを活用した授業の一環として、オンライン博物館学習を実施しました。学校のwifi環境が整備され、ZOOMでの双方向型の授業が実施できるよう時代となりました。今回は、「兵庫県立人と自然の博物館」とオンラインで結び、標津高校にいながら博物館を見学して、さらに専門員の解説を聞いて、普段知ることのできない博物館の深い世界を体験しました。
   
        ZOOMで授業を始めます

 今回の講師は、人と自然の博物館 頼末先生と久保田先生。また、博物館の方がカメラを担当してくださいました。
 今回の目標の一つは、質問すること。
 まずは、事前学習で生徒たちからのリクエストの多かった恐竜について久保田先生から解説をいただきました。兵庫の丹波地方は、本州でも恐竜化石の多いところであり、北海道と共通する点も多いとのことでした。最近、むかわ町で発掘されたカムイサウルスと同じ種が兵庫でも発掘されていることに驚きました。
   
      専門家からの恐竜の学び、真剣です

 続いて館内を見学しながら、企画展のキノコ展へ。ここは、高校生が部活動で展示をしているブースで、しっかり分類された乾燥キノコ標本が展示されていました。研究のレベルは素晴らしい!レベルでした。

 後半は、なんとバックヤードへ。
 今回の目標のもう一つは、博物館の仕事を理解すること。
 頼末さんに博物館の普段見ることのない研究棟を案内していただきました。博物館の役割として大切な研究することや保管することについて学びました。標本を管理すること、研究成果を発表することが博物館にとって大切な役割であることを教えていただきました。また、頼末さんの専門分野であるベントスの生態についてわかりやすく解説いただき、瀬戸内海と道東の違いなど比較しながら学習することができました。
   
    あっという間の2時間、もっと時間が欲しかった!

 ICTを活用し、普段見ることができない博物館の楽しさ、役割をじっくりと学ぶ時間となり、学校と博物館がつながることで生徒たちの主体的な学びの熱が高まりました。
 この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環として行いました。

 

海洋教育 アイスフィッシング

 2月18日(金)5.6時間目 日本でここだけ!氷上の実習「アイスフィッシング」を実施しました。

 寒さも一段と厳しくなったこの時期、外気温-3℃、風がやや強く寒さも一段と厳しく感じられるこの日、結氷した野付半島の内湾の氷上へ。
 この日は、結氷した野付の魚を理解するということで、チカを狙いました。
   
   アイスドリルで穴開け

 まずは、穴をあけます。穴をあけることで、氷の厚さを実感。人が乗っても大丈夫!。それぞれ自分で使う穴は自分で開けました。
 次は仕掛けの準備。事前に準備していた仕掛けを丁寧に取り出します。そして、餌をつける準備です。チカ釣りの餌は、サシ(ハエの幼虫)。これも自分でつけます!
   
   風は強いものの、きれいな青空と氷原が広がりました

 ようやく準備完了。
 仕掛けを降ろし、上下に差を揺らして誘いをかけると・・・大きなチカが釣れました。
   
   大きなチカが釣れました
   
       大自然からは、学びがたくさん

 氷の下には、多くの生き物の気配があります。標津の自然の豊かさに改めて感動です。この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で実施しています。