カテゴリ:自然環境系科目
宇陀紙 紙すき体験 ノリウツギ学習
6月28日(金)標津町文化会館にて2年生3名で紙すき体験と宇陀紙の勉強を行いました。
標津町で取り組んでいるノリウツギの産業化、3年生は、それにともなうノリウツギの調査をこれから始めることになります。町全体で取り組み、国の文化財を守るという大切な役割を持続的に続けて行くために、高校生ができる事で協力していきたいと思います。
2年生は、初めての紙すきでしたが、福西さんのご指導の下、綺麗な和紙をすくことが出来ました。
海洋教育 藻場学習
6月26日(水)海洋教育パイオニアスクール単元開発として取り組む鮭の聖地の物語がはじまりました。海の豊かさを学ぶ第1章。本来なら干潟の学びから始まるところでしたが、雨で中止。今回やっと海洋実習に取り組む事が出来ました。
本日は、標津町海の公園での実習です。そして、今回の講師は、学社協働として標津町サーモン科学館の副館長西尾様にご協力を頂きました。稚魚採集では、その名を知れた地域の海のスペシャリストです。
まずは、ご挨拶。
早速、胴長に履き替えて、まずは、生き物を探します。すぐ目に付くのは、カニの仲間。今回は、ケフサイソガニ、イソガニ、モクズカニの3種。しかもメスは、抱卵していました。西尾さんは、次々と魚を掬ってきます。西尾さんから稚魚がいるポイントを教えてもらいみんなでチャレンジすると・・・イソバテングやギンポの仲間が次々と掬えました。藻に隠れている魚も好みの藻があるらしく、藻と魚の微妙な関係を学ぶ事が出来ました。ヤドカリの仲間(テナガホンヤドカリ)も藻場から次々出てきました。さらに、ヘラムシの仲間やワレカラの仲間、小さなエビにアミ類まで採集できました。
慣れてくれば、どんどん生き物が集まってきます。
付着する生物では、外来フジツボであるキタアメリカフジツボや在来種のキタイワフジツボを観察して、岩にへばりつくコケムシや管棲ゴカイの仲間、カキ、タマキビの仲間やエゾボラ等の巻き貝やカサガイの仲間を観察しました。海藻も観察することが出来ました。緑藻のアナアオサや褐藻のコンブ類、紅藻のフノリなど多様な藻類が見られました。
今回は、サーモン科学館とのコラボ企画となりましたが、魚の専門家が加わることで、生徒達のモチベーションもアップ。楽しい実習となりました。次年度からも恒例企画として学社協働を推進していきます。西尾さんありがとうござました。
本授業は、日本財団海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環として行われています。
季節外れの・・・
ナメコが発生。
6月の冷涼な気候がナメコを呼び出したようです。今年は、春シイタケが豊作でしたが、ナメコまで出てくるとは思ってもいませんでした。
キノコの山 ほだ木の管理
6月14日(金)2年生の自然環境系科目の授業は、キノコのほだ木を見に行きました。
何とナメコのほだ木からシイタケが・・・
近くのシイタケのほだ木から胞子が飛んだのでしょうか???
キノコの山の管理は、ほだ木の整理整頓です。
立てかける棒を作り、ほだ木を立てかけます。これで綺麗にシイタケも育ってくれることでしょう。キノコの山のほだ木の管理、まだまだやることがたくさんです。
ノリウツギ学習
6月14日(金)ノリウツギに関する学習会を行いました。今回の講師は、標津町にお住まいの鈴木先生です。植物の専門家でもある東北大学名誉教授の鈴木先生です。
高校生に向けて、標津町のノリウツギについてわかりやすく講義をしていただきました。なんでノリウツギなのという素朴な観点からノリウツギが日本の文化財を守る為の重要な役割をになっていること、標津町には、ノリウツギが多く生育していることを学びました。
そして、ここからがポイント。このノリウツギを持続的に将来も安定して供給していくためにどうするべきなのか、そのために今やらねばならないことを教えていただきました。萌芽再生によるノリウツギの再生産、萌芽再生と成長についての基礎データの集積が今の課題。これを高校生達が担うことで、標津町のノリウツギを大切な資源として活用出来るに違いありません。
ということで、ノリウツギ・・・高校での課題の1つとなりそうです。調査が楽しみになってきました。
裏山散策 クロユリを探せ
6月11日(火)ギョウジャニンニクを採った裏山へクロユリ探しに行きました。
森は、すっかり初夏。さてクロユリは見つかるのでしょうか。
いつもの木道に行ってみると、木道の近くでクロユリ発見。
早速、計測です。高さや花の付き方などデータを集めます。さらに木道を進むと、湿原の食虫植物であるモウセンゴケが見られました。初夏の花であるエゾカンゾウも咲き始めました。
クロユリの花 両性花 雄花
6月3日(月)学校前の体育館の裏に毎年花を付けるクロユリがいよいよ開花しました。
独特な香りが漂いますが・・・それはまぁ我慢。
クロユリの花を観察して下さい。違いに気付きましたか???
どこかが違います。どこが違うか探してみて下さい。
森林学習 ほだ木作りです
5月8日(水)本日は、毎年恒例のほだ木作りです。今年は、川北の森林研究会の皆さんと一緒に作業をしました。
まずは、森とキノコの関係について学習です。間伐材の有効利用には、このほだ木が最適。キノコも食べれるし、森に間伐材も戻っていく、グリーンカーボンの循環を考えると利に叶っています。
木に菌を植えるポイントと植え方を教えてもらい作業に入りました。電動ドリルで千鳥に孔を開けます。ちどりって???キノコの菌糸が伸びやすいように気をつかいます。
次は、コマ打ちです。あらかじめ菌の廻っている駒を孔に一つ一つ入れて打ち込みます。打ち込みかたも大事、深すぎず浅すぎず、手際よくです。
無事、駒打ちも終わり、ほだ木が完成です。
今年も学校の森の中でほだ木の管理が始まります。ご協力頂いた皆様ありがとうございました。
海洋学習 チカの干物作り
先月のアイスフィッシングで頂いたチカ(釣ったのは、ガイドの皆様)で干物作りに挑戦です。アイスフィッシングでは、ガイド協会の皆様からおいしいチカの干物を頂き、これは、自分たちでも作らねば・・・ということでチャレンジ!
干物の味付けは、シンプルに塩水漬け。生徒は、何%の濃度がおいしいのか?調べながらそれぞれで決めた濃度で味付けをしました。さらに、開きにしたいという声もあがり、開きにも挑戦しました。チカのお腹には、卵がたっぷりと詰まっていました。春に向けての産卵準備を迎えているんですね。
さて、次の工程は、干して食べる!ということで、どんな味になったのか楽しみです。
シカ学習
2月28日(水)の2・3校時に、探究基礎を選択している2年生を対象にシカ学習を行いました。
今回の講義はオンライン形式で、北海道立総合研究機構の亀井 利活氏に授業をしていただきました。テーマは「エゾシカの生態と被害」です。
前半ではエゾシカの生態について、クイズも交えながらわかりやすく解説していただきました。
モニターを使いオンライン形式で実施しました。
後半では、エゾシカによる被害について、特に90年代以降から増加してきていること、道東では牧草を食べられてしまう被害が多いことなどを解説してくださいました。また、標津町における被害やその調査についても教えていただきました。
画面を見ながら要点をメモしていました。
今回のシカ学習では、エゾシカの生態や身近に起こっている被害について理解することができました。今後は、エゾジカによる被害の調査にも協力できたらと考えております。
この授業は、標津町役場農林課の協力により実施しています。お礼申し上げます。
所在地
〒086-1652
標津郡標津町
南2条西5丁目2番2号
TEL
0153-82-2015(事務室)
0153-82-2364(職員室)
FAX
0153-82-2021
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