カテゴリ:自然環境系科目

キノコ学習

5月6日(木)、2学年の自然環境系科目の授業で、シイタケとナメコの植菌作業を行いました。

 まずは、振興局森林室の方から、植菌作業のポイントについて説明を受けました。

菌糸は導管に沿って伸びるため、
千鳥状に穴を開けて植菌することを学びました。

 次に、ドリルで原木に穴を開けていきます。シイタケはミズナラの原木、ナメコはシラカバの原木を使います。

 

原木を押さえてもらいながら、
場所を決めて穴を開けていきます。

 最後に、駒菌を穴に入れハンマーでしっかり打ち込みます。

2人で協力して作業を進めました。

 来週には、仮伏せを行う予定です。
 今回、植菌した原木は、先輩の代から受け継いだほだ木とともに、しっかりと管理を行い、収穫を目指します。

 今回の実習は、標津町役場農林課、林業研究グループ、根室振興局森林室の協力を得て実施しました。ありがとうござしました。

キノコ学習

 6月14日(金)、標津町農林課、林業研究グループ、そして根室市振興局から専門家を招き、キノコ学習を実施しました。

 今年はナメコ、シイタケ、クリタケの三種類のホダ木を作りました。まず、ドリルで穴を開け、それぞれの菌を浸透させた駒菌を一つ一つ打ち込みます。


 そうして打ち込んだホダ木にナンバリングして、みんなでバケツリレーの要領で、保管場所へ運びました。

 

みんなでヒーヒー言いながら、何とか、3種類運び切り、積み重ねてセッティングしました。クリタケ、シイタケは次年度以降の収穫となります。

 しかし、今年は以前に設置したホダ木が収穫を迎えられそうなので、収穫が今から待ち遠しいです。

 

サケ稚魚の放流

 5月8日(水)、サケ稚魚の放流を行いました。この稚魚は、昨年の11月に発眼卵の状態から約半年間、大切に飼育してきたものです。

 まずは、これまで飼育してきた水槽から、稚魚を網ですくって、バケツに移します。このバケツを持って、標津町サーモン科学館へと移動しました。

 サーモン科学館では放流の前に、市村館長から講義を受けました。稚魚の体は保護色をしていること、周囲の色に合わせて体色変化ができること、サケの人工授精と放流の問題点などについて学ぶことができました。

 市村館長の話を聞きながら、生徒達はじっくりと稚魚を観察していました。

 これまで育ててきた稚魚ともいよいよお別れです。大きくなって再び戻ってきてくれることを願いながら、サーモン科学館の池に稚魚を放流しました。稚魚たちは元気に泳いでいきました。