2021年5月の記事一覧

海洋教育 春のプランクトン

2021年5月20日(木)2年生を対象に海洋教育の一環としてプランクトンの採集に行きました。

 穏やかな春の日、海の公園からは、これから旅立つサケ稚魚の姿が見られました。陸も暖かくなってきましたが、海はどんな状況でしょうか?海の様子を観察です。
 まずは、海の色。ややグリーンで濁っています。次は海水を汲んで水温と塩分濃度の確認です。
   
  水温は、9.3℃、塩分濃度は、2.7%でした。

 次にプランクトンの採集。プランクトンネットを用いてのサンプリングです。上手に投げ込み、表層水を集めます。たくさんのプランクトンを集めることができました。
   
      ポリ瓶に集めます。

このサンプルは次週観察します。
この実習は、海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環として行われています。

春の味覚

3学年の自然環境系科目では、春の味覚を2つ楽しみました。

 1つ目は、シイタケです。
 こちらは3年前に植菌したほだ木の管理を続けていたもので、立派なシイタケを収穫することができました。
  
  原木栽培のシイタケは美味しい!    

      丁寧に収穫しました!

 

2つ目は、キバナノアマナです。
 黄色い花がたくさん咲いていましたが、調べてみると、球根の部分が食べられるということが分かりました。見た目からは想像ができません。
ユリ科の多年草で、この時期しかみることができません。

 植物を掘り出すと、球根が出てきます。
 この球根をきれいに洗い、茹でて、味を確かめてみました。

キバナノアマナの球根はジャガイモに似た食感で、若干甘みもありました。

 今後も、季節とともに変わる旬の味覚を紹介していきます。

キノコ学習

5月6日(木)、2学年の自然環境系科目の授業で、シイタケとナメコの植菌作業を行いました。

 まずは、振興局森林室の方から、植菌作業のポイントについて説明を受けました。

菌糸は導管に沿って伸びるため、
千鳥状に穴を開けて植菌することを学びました。

 次に、ドリルで原木に穴を開けていきます。シイタケはミズナラの原木、ナメコはシラカバの原木を使います。

 

原木を押さえてもらいながら、
場所を決めて穴を開けていきます。

 最後に、駒菌を穴に入れハンマーでしっかり打ち込みます。

2人で協力して作業を進めました。

 来週には、仮伏せを行う予定です。
 今回、植菌した原木は、先輩の代から受け継いだほだ木とともに、しっかりと管理を行い、収穫を目指します。

 今回の実習は、標津町役場農林課、林業研究グループ、根室振興局森林室の協力を得て実施しました。ありがとうござしました。