標高ニュース
ホタテの捌き方実習
12月4日(水)3年生フードデザインの授業にて、ホタテの捌き方実習を行いました。
標津漁業組合女性部の皆さんに講師としてお越し頂きました。
まずホタテの生態についての講義を受けたあとに、ホタテの捌き方を説明していただきました。
手際良く活きの良いホタテを捌く姿は、圧巻でした。
その後、グループに分かれてホタテを捌きました。とても活きが良いため、「指が挟まれるー!」と言いながらも
講師の先生方のサポートにより、あっという間にコツを掴み、皆上手に捌くことができました。
捌いたホタテは、クリームシチューとホタテのサラダに調理しました。お刺身やバター炒めにしているグループもありました。町民畑で育てた野菜と標津牛乳を使い、地産地消を存分に感じる調理でした。
ホタテのミミも塩もみして美味しく食べることができました。標津町のホタテは貝柱だけではなくミミも絶品!!
女性部の皆さん、本日は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
また、ホタテを提供してくださった標津漁業組合様にも感謝申し上げます。
この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で行いました。
金融経済教育(1・2年家庭総合)
12月3日(火)、1・2年生の家庭総合の授業にて金融経済教育として「お金を借りるための信用とは」をテーマに学びました。
SMBCコンシューマーファイナンスの上原様にオンラインで講義していただきました。
ローンについて学んだあと、グループごとに25万円以上で買うものには何があるのかを考え、
家や車、冷蔵庫やこたつなど、グループごとに様々な回答がありました。
1年生と2年生が合同で授業を受けるのは、初めてだったため最初はぎこちない様子もありましたが、
すぐに打ち解け、2回目のグループでのカードゲームはどのグループもスムーズに進行し、楽しそうに取り組んでいました。
お金を借りるためには、信用(能力と意思)そして、計画性が必要だということを学び、
お金の信用について学びを深めることができました。
上原様、本日はありがとうございました。
鹿肉ブラウンシチューレトルト製作
11月28日(木)、3年生フードデザインの授業の一環で、レトルト製作グループが江別市にある北海道立総合研究機構産業技術研究本部食品加工研究センターへ行き、鹿肉ブラウンシチューのレトルトパウチを作ってきました。
到着後は、担当の小林様と挨拶をし、レトルト工場についての講話を聞きました。
レトルト工場での動画では、最新技術を目の当たりにしました。
講話後、移動し待ちに待ったレトルトパウチの製作作業がスタート!
みんなで前日に準備をしたブラウンシチューのルー、下処理をした鹿肉、野菜類を均等にレトルトパウチに入れていきます。測りを使いながら、慎重な作業になりました。
フードコーディネーターの青山様にも来ていただき、サポートしていただきました。
具材を入れ終えた後は、専用機械でレトルトパウチに封をし、117度という高温で37分間加熱します。
ドキドキして待ち時間を終えて、いざ試食!!
ルーにしっかりと野菜の甘みがでており深い味わいで、鹿肉も軟らかく、老若男女問わず美味しく食べてもらえる「鹿肉ブラウンシチュー」が完成しました。
ご協力いただいた小林様、サポートしてくださった青山様をはじめ関係者の皆様、ありがとうございました。
海洋教育 鯨類学習
11月28日(木)5,6時間目、本日は、海洋教育の一環として、鯨類学習を実施しました。いま、サケをテーマに学びを進めているところですが、さらに知見を広げるための学習です。
本日の講師は、北大厚岸臨海実験所の鈴木特任助教です。本校の鯨類学習では、毎回お世話になる海棲哺乳類の専門家です。
早速、授業スタートです。本日は、海獣の中でもクジラとラッコの2テーマで講義を頂きました。海洋生態系におけるクジラの役割、どんな生活をしているのか、他の生物とはどのような関わりがあるのかとてもわかりやすく説明をしてくれました。クジラがいることは、他の生物たちの生活を支える事にも繋がることを学びました。また近年は、海域から陸域への有機物の運搬が少なくなっているようで、この先どうなるのか心配になりました。
道東では、最近増えてきているラッコについても教えて頂きました。その大きさや食べる量、体の脂肪の話などとても興味深い講義でした。かつて商業的に捕獲され減少したラッコですが、これからも日本の海でみられたらいいですね。
本授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で行われました。鈴木先生ありがとうございました。
海洋教育 サケ学習 山漬け作り
11月26日(火)本日は、外部講師をお招きしてサケの山漬け作りです。講師には、標津サーモン科学館西尾さんにお越し頂きました。地域の食文化を学ぶ海洋教育です。
まずは、山漬けについて・・・標津番屋屏風にも描かれているんですね。サケを運ぶアイヌの人々、山のように積み上がった塩蔵されたサケ、当時から重要な交易品だったようです。なんで山漬けなのか・・・サケが山のように積み重なっていた様子がその由来のようです。貴重な塩を使って、標津の特産のサケをつけ込み、本州へ送っていたんですね。
早速、サケを捌きます。本日のサケは、船上一本締めのサケ。鮮度がピカイチです。エラを取り、内臓だして、綺麗にします。大きなサケに手こずりましたが、なんとか捌くところまで終了。
次は、場所を変えて塩を擦り込みます。これが大切。オーストラリア産の粗塩をサケにまんべんなく擦り込みます。擦り込みがおわったらサケを並べて重しをします。山にするほどのサケがないので、ブロックで重しをしました。これで本日の作業は完了です。
最近、食卓に上がるサケって、輸入されたサケ(アトランティックサーモンなど)や養殖の鮭(銀鮭やニジマス)が多くなっていますね。講師の西尾さんからの言葉で
「「鮭を利用する文化」その文化を継承していかないと鮭との付き合いも希薄なものになっていってしまう」
とおっしゃっていたのが印象的でした。いつまでも日本で採れたおいしい鮭の切り身が食卓にあがっていてほしいものですね。
本日の授業は、標津町サーモン科学館の協力と海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で実施しました。
自然科学部 オショロコマプロジェクト2024 熟度確認
11月22日(金)後期中間考査も終わり部活動再開です。本日もサーモン科学館の仁科さんにお越し頂き、オショロコマの熟度を確認しました。
これで3回目となります。前回は、メスの卵を確認できたところでしたので、本日は、期待大!。早速麻酔をかけて調べてみました。
メスの腹部を触診するとむにょむにょと柔らな感触。前回は、ゴツゴツと卵を感じたところでしたが、今回は明らかに柔らかい。そっと、腹部を絞ると何と!!!直径約3mm の黄色い卵が出てきました。
そして、オスは・・・オスからは、残念ながら精子を絞ることができませんでした。でも、今年は、昨年度に比べ大きな一歩!。学校の水槽で水温管理したら、メスの成熟が成されるということがわかりました。もうすこし、オスの様子を観察して、なんとか受精まで持って行きたいと、部員一同願うのでした。
仁科さん、毎回ありがとうございます。
第5回 校内研修
11月20日(水)に「考査の在り方」に関する研修会を行いました。
3つのグループに分かれ、「生徒・教員にとって最適な考査の在り方とは」についてを検討し、さらに教科間の評価方法に関する意見交流も行いました。
また、ICT研修も兼ねてPadletを使用した研修でした。
心地よい音楽が流れ、リラックスした良い雰囲気の中それぞれのグループで活発にで交流ができました。
海洋教育 サケ学習 産卵行動学習
11月15日(金)本日は、サーモン科学館にて鮭の産卵行動学習を行いました。この季節だけ、魚道水槽で観察が可能な鮭の産卵行動。間近で産卵をみて、館長さんの解説付きというなんともスペシャルな授業です。
そして、本日の講師は、このペア。
昨日も産卵しており、本日3回目の産卵ということでした。背中には、データロガーが取り付けられ、産卵行動を逐一記録されています。魚道水槽には、2ペアのサケがセットされており、どちらもいつ産卵してもいい状態。一連の産卵行動をじっくり見つめて、40分後、最初の産卵、その後まもなく隣のペアも産卵してくれました。期待通りの学びでした。
市村館長からは、サケの行動を観察しながら、その行動の意味を説明いただき、産卵行動をより深く学ぶ事ができました。最後に、鮭の聖地の物語の展示を見学、市村館長からは、標津とサケの関わりについて、文化面からの学びを頂きました。サケは、生物学的にも、環境的にも、文化的にも標津と切っても切れない大切な存在なんですね。
この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で実施されました。
防災教育 川北中学校 出前授業
11月12日(火)本日は、川北地区の川北中学校での防災出前授業を行いました。対象は、1,2年生です。今回の内容は、中学生が対象でもあるのでHUGと研修の報告です。
研修の報告では、日本で起こりうる災害のこと、それに対する防災や現地で学んできたことを中学生に伝えました。また、和田さんからは、高校生の伝えてくれた内容の中から備えるということを取り上げて、さらに解説を深めて下さいました。
後半は、HUGです。中学2年生8名を二つのグループに分け、それぞれ高校生と合わせて8名のチームでHUGを行いました。はじめは、遠慮しがちな中学生達でしたが、次第に打ち解け合い和気藹々とHUGに取り組めました。結果を見比べると明らかな違いが・・・同じHUGをやってみてもやっぱり違うんですね。
最後に中学生の代表の生徒からお礼の言葉を頂きました。ありがとう!
次の出前授業は、こども園です。どんな内容で園児と防災学習をするのか準備していきます。
防災教育 1日防災学校
11月8日(金)1日防災学校が行われました。
今年は、探究発表が充実した1日防災学校となりました。まずは、恒例の避難訓練。今年は、津波による垂直避難です。津波から逃げる余裕がないという想定で、それぞれの教室から3階までの垂直避難を実施、その後、さらに津波が高まるという想定で屋上への避難を実施しました。落ち着いて冷静に真剣に取り組むことができました。屋上では、初冠雪の山々を観て、冬の訪れを感じる事ができました。
体育館に戻り、探究の発表です。今年は1~3学年までそれぞれ発表を行いました。
まずは、2年生の平和学習です。今年、見学旅行で行った沖縄での研修から「平和する」というkeywordで4班に分かれて探究し、発表しました。それぞれが平和とは?という問いに向き合い、高校生が平和に向けて標津でできる事を発表しました。次は、1年生の防災研修の探究です。3班に分かれ、「大川小学校」「東松島市と松島町」「千年希望の丘」について研修をまとめ、標津への提言を発表しました。最後は、フードデザイン選択の3年生からの発表でした。ハイゼックス袋を用いた防災食作りの事例と備えについて発表することができました。
午後からは、標津町住民生活課危機管理室長の和田さんより「標津町と地域循環型防災教育」というタイトルで、標津町との関わりや地域循環型防災教育の流れを話していただき、高校生に期待することを伝えて下さいました。最後は、トークセッションです。今年は、生徒会4名と和田さん、中村先生に参加いただきました。トークの中でkeywordとして「油断しない」という言葉がでてきました。今年の防災研修では、この言葉がよく出てきていました。また、大切なこととして「自分事に捉える」というワードも出てきました。和田さんからは、学年の探究で提言した事を実行してほしいと生徒に伝えてくれました。標津町は、高校生のチャレンジを試せる場所、自分たちで行動を起こしてほしいと語ってくれました。全生徒会長の太田さんからは、ここで学んだことを進学先でも大切にして、近くの人にも伝えていくことや吉江君からはネットの情報を鵜呑みにするのではなく、想定にとらわれず判断し行動することが大切だとみんなに語ってくれました。
今日は、多くの学びがあった1日でした。これからも防災減災活動を推進していきましょう。
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