標高ニュース

生物基礎 DNAモデル作成

 12月18日(月)年の瀬となり、2023年もあとわずか。本日の生物基礎では、DNAの構造を理解するためのビーズ細工に取り組みました。塩基・糖・リン酸のヌクレオチドを意識して組み立て、相補的な塩基を間違いないように組み合わせ・・・完成です。

小さなビーズに悪戦苦闘しながらも、みんなで協力して楽しくビーズ細工ができました。この後は、作ったDNAでさらに学びを深めていきます。

標津高校生給食WEEK!!

12月11日(月)から15日(金)の5日間、標津町内のこども園、小中学校、高校では、標津高校生給食WEEK!!として標津高校3年生フードデザインの生徒が考案したメニューが給食として提供されました。
標津町給食センターの協力のもと、4月から約半年間かけて準備してきました。
5つのグループに分かれ、標津町の皆に喜んでもらえる給食を標津町の特産品を活用して考案しました。
11日(月)は、「しか肉ようかんカレー」
しか肉の臭みをとる方法を考え、標津羊羹を隠し味として混ぜるという斬新なアイディアのメニューを考えました。HBCさんに取材に来て頂き、今日ドキッ!で放送されました。

12日(火)は、「ホタテマYO!!」
標津小中学校へのアンケートの結果、ホタテを苦手とする子ども達が意外と多く、ホタテを苦手とする子どもたちにもホタテを美味しく食べてもらいたいという思いから、ホタテマヨを考えました。

ホタテマヨは、小学生から「ホタテは少し嫌いだったけれど、ホタテマYO!!だったらすっごく美味しかったです。また食べたいです。」と嬉しい感想を頂くことができました。

高校生にもホタテマYO!!すごい人気でした。
続いて、13日(水)は「デリシャスアンガスバーガー」
標津町の興農ファームさんのアンガス牛を使用しました。「パンの日ってお腹いっぱいにならないよね。パンの日でもお腹いっぱいになるメニューを考えたい」という思いから作られたメニューです。

ボリューム満点のハンバーガーですが、ヘルシーなアンガス牛を使用しているため、栄養バランスも満点のハンバーガーを考案しました。
14日(木)は、「一新されたにしんのかば焼き」でした。
にしんは標津町で今年漁獲量日本一となりました。ただ、骨が多い魚なので、どうやったら給食として提供できるか頭を悩ませ、役場の水産課のご協力で骨切りの方法を教えて頂き、幼稚園児や小学生でも骨を気にせず美味しく食べてもらえるようなにしんのかば焼きを考案しました。
今回、約300匹ものにしんを役場の水産課の方々が丁寧に骨切りして頂きました。
また、この日は、STVさんに取材に来て頂き、どさんこワイドにて放送して頂きました。

最終日15日(金)は、「ほてちーばーぐ」です。
ホタテを苦手とする子ども達にも、美味しくホタテを食べてもらいたいという思いから、ホタテをミンチにし挽肉と合わせ、ハンバーグにして標津町のゴーダチーズを載せて、オーブンで焼きました。

今回の企画は、標津町教育委員会をはじめ、標津町給食センター、標津町役場水産課、幼稚園、小中学校、多くの方々のご協力・ご理解のお陰で成り立ちました。
この場を借りて心よりお礼申し上げます。
生徒にとって大変貴重な経験となり、多くの学びがありました。
今後も地域と連携し、地域活性化のために貢献できるような授業を行っていきたいと思います。

 

 

石垣島オンライン交流~ホタテ実習~(3年フードデザイン・生物)

12月12日(火)、3年生フードデザインと生物にて、沖縄県石垣市登野城小学校4年生とオンライン交流を行いました。
標津町は、今日雪が降り続けていたので外の映像を見せると、小学生は「おーっ!!雪だー!!」と雪に反応してくれました。
小学生が反応してくれたことに、緊張気味だった高校生も緊張がほどけ、北海道についてのプレゼンをスタートしました。

クイズを取り入れた内容で、石垣島の小学生に北海道のこと、標津町のことを伝えました。
その後、生物のプレゼンにバトンタッチし、ホタテの生態について説明しました。
「ホタテの目は何個あるでしょう?」のクイズをはじめ、ホタテの名称や泳ぎ方などを伝えました。

プレゼンが終わった後は、ホタテの捌き方実習です。
標津町のホタテを事前に送付していたので、小学生にホタテを捌いてもらいました。
苦労しながらも、皆上手にホタテを捌くことができていました。
その後、バターで炒めて食べてくれました。
ホタテを食べた瞬間「えっ、、肉、、?」と可愛らしい感想を言っていたようです。
標津町の特産品であるホタテについて、石垣島の小学生に知ってもらえたこと、美味しく食べてもらえたことを大変嬉しく思います。

沖縄県石垣市登野城小学校の皆さん、今日はありがとうございました。
今回の交流をきっかけに、北海道や標津町に興味を持ってくれたら嬉しいです。
また、今回協力してくださった標津漁業協同組合の皆様、心より感謝申し上げます。
この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で行いました。

海洋教育 サケ発眼卵の孵化

12月6日(水)本日サケの水槽を観察すると、白い泡が・・・もしやこれは、とおもい確認すると、サケが孵化しているではありませんか!
   
 ということで、本日の授業は急遽、サケの孵化稚魚の観察です。おおきな卵黄をお腹に抱え、ごろんとしている鮭の稚魚。透き通った体には、背骨が見えます。大きな目がくりくりとしている、とてもかわいいサケの稚魚を観察できました。
   
 ちなみに受精日は、10月5日、本校に発眼卵として預かったのが11月14日、そして、き本日孵化となりました(まだ孵化していない卵もありますが・・・)。

ちなみに今回の孵化までの積算水温479℃となってます。

ホタテの捌き方実習(3年生)

12月5日(火)、3年生がホタテの捌き方実習を行いました。
講師として、標津漁協協同組合女性部の方々にお越し頂きました。
まず始めに、講師の先生によるホタテの捌き方のデモンストレーションを見せてもらいました。部位の説明もしてもらいながら、手際よく捌く姿は圧巻でした。

その後、生徒たちもホタテを捌きました。活きがよくて、苦戦している生徒もいましたが、女性部の方々が丁寧にサポートしてくれたお陰で皆で200個近くのホタテを捌くことができました。

捌いたホタテを使って、クリームシチューとホタテのサラダを作りました。
ホタテのミミは、バターで炒めました。
クリームシチューは、町民畑で育てたじゃがいもと白菜が入っており、牛乳は標津牛乳を使用しました。地産地消を意識した献立となりました。

料理完成後に、女性部の講師の方々と記念撮影をし、お礼の挨拶をしました。
標津漁協協同組合女性部の皆さん、この度は大変貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。

また、この度標津漁協協同組合よりホタテの提供して頂けたことに、心より感謝申し上げます。
今回学んだことを、来週は沖縄県石垣市の小学生へオンラインで伝える授業の予定となっております。
この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で行いました。

 

知床ユネスコフォーラム

12月2日(土)羅臼町らうすぽにて知床圏の4高校が集まりユネスコフォーラムが開催されました。本校からは、生徒会役員が参加しました。

今年度の基調講演は、斜里町役場の増田さんのお話でした。知床が抱えるゴミ問題等をどう解決するのかという、生徒会で抱える諸問題に立ち向かう上でとても参考になる講演でした。

午後からは、グループディスカッション。午前の講演の内容から各グループで課題解決に向けた未来への展望を考えました。ディスカッションをリードしてくれたのが、地域の方々や標津高校の先輩方。とても活発な話し合いが行われました。

次年度に向けて、さらなるユネスコ活動を推進していきます。

海洋教育 ホタテ解剖実習

12月5日(火)3年選択生物にて、ホタテの解剖実習を行いました。生物を学び続ける生徒にとって、ホタテを通して、いままでの学びを結びつける実習です。

まずは、ホタテの貝殻を眺めて・・・膨らんだ殻と平らな殻どうして違うんだろう?
 アサリは、左右同じ形、ホッキ貝も同じ形、でもホタテはちょっと違う。そんな疑問に挑戦です。あれこれホタテの気持ちになって考えてみました。

そんな感じで、解剖は進みます。殻を外して、外套膜を観察・・・外套膜は軟体動物の特徴、殻を脱ぎ捨て外套膜だけで生きている軟体動物はな~んだ?そうです、イカやタコですね。つぎは、外套膜を一枚剥がして、心臓の観察へ。脈打つ心臓をじっくり観察しました。囲心腔の薄い膜をうまく剥がし、心臓をむき出しにすると意外な大きさにびっくりでした。
 ということで今年も無事にホタテの解剖まで終了いたしました。そして、来週、解剖学習で学んだ事を遠くはなれた沖縄の子ども達に伝える授業を実践します。
 本授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で行っています。また、ホタテを提供いただきました標津漁業協同組合の皆様に感謝申し上げます。

 

標小6年生 防災出前授業(地域循環型防災教育)

11月29日(水)標津小学校にて防災出前授業を実施しました。対象は、6年生です。

今回は、標津町住民生活課としべつ未来塾の皆さんも一緒に授業を行いました。

高校生からは、被災地研修から小学生に伝えたいことをパワポでプレゼンしました。

絵本を読み聞かせたり、釜石で学んだ市民憲章などをわかりやすく、かつ大切なところが伝わるように工夫を凝らして、授業を行いました。

後半は、「とっさの一言」。

プレゼンで伝えたことを踏まえたテーマを選び、高校生がリードしながら、こんな時どんな言葉が入るのか、児童のみんなに自分事にして考えてもらいました。

未来塾では、てこの原理を応用した人命救助、そして毛布タンカの体験に取り組み、高校生も少しばかりお手伝いさせていただきました。
 地域循環型防災教育の広がり、徐々に進んでいます。

 

海洋教育 サケ発眼卵の飼育スタート

11月14日(火)本日サーモン科学館へサケの発眼卵を受け取りに行きました。10月6日に生徒達の手で人工授精させた卵に久々に対面です。じっくりとサーモン科学館で育ち、現在発眼卵の状態まで成長しました。
     

 発眼卵の扱い方、飼育管理の方法、留意点を科学館の仁科さんに教えてもらい、約200粒の発眼卵を引き取りました。これから学校の水槽で飼育管理がスタートします。さて、いつ卵から孵化するでしょうか。これからの成長が楽しみです。
   
 ついでに、本日オショロコマの成熟状態を仁科さんと確認しました。1匹はメスみたいです。腹腔内の卵を確認することができました。もうちょっと成熟を進める必要がありそうです。

標津湿原保全活動

 11月13日(月)5,6時間目 標津湿原にて保全活動を行いました。コロナ禍前にも取り組んでいた標津湿原に侵入してきたトドマツ抜きです。相当数を以前抜いていたのですが、まだまだ湿原を見渡すとトドマツが残っています。
      
    
 本日の講師は、ポー川史跡自然公園の斉藤さんです。トドマツの見分け方を習い、いざ湿原へ。普段は立ち入ることができませんが、今回は特別。足の踏み場にも気を遣いながらトドマツを抜きました。一人2~3本、短時間でしたが、トドマツ抜きをがんばりました。
    
    
 抜いたトドマツはどうするか?SDGsの観点からも、抜いて処分して終わりでは、トドマツがもったいない。そこで、紹介していただいたのがアロマオイルです。トドマツを精製して、トドマツウォーターやオイルが抽出できるのです。これなら、抜いたトドマツも再利用できます。さて、作ったオイルはどう活用しましょうか?これからの課題ですね。また、湿原にトドマツが侵入している現状を標津湿原の歴史から紐解き、今必要な保全活動についても考えていきたいと思います。