標高ニュース
知床ゴミゼロ運動
5月30日(火)毎年恒例となりましたゴミゼロ運動が行われました。
今年1月に行われた知床ユネスコフォーラムで4校の共同宣言とした地域の人を巻き込んだ・・・清掃活動を実践するという宣言にむけて、令和5年度は、地域への発信を工夫しました。町役場のご協力で、生徒会が作成したチラシを町報へ折り込み、広く町民の皆さんに伝わる様に工夫しました。
おかげ様で高校生、中学生、町民、役場の方々など総勢100名を超えるイベントとなりました。ちなみに標高生は、全校生徒の60%が参加してくれました。
生徒会の声かけでチームに分かれ、担当場所でゴミ拾いがスタート。
みんなで協力し、細かなゴミまで拾うことができました。今年は、砂浜に埋まった大きなゴミに苦戦しました。回収できる部分は回収しました。
約40分間のゴミ拾い活動でしたが、たくさんのゴミが集まりました。ゴミの分別回収は、役場の住民生活課の皆さんの力をお借りいたしました。ありがとうございます。
最後は計量です。学校に戻りゴミをすべて計量しました。
今年のゴミの計量結果です。
燃やせるゴミ ・・・34.7Kg
燃やせないゴミ・・・21.2Kg となりました。
参加いただいた町の皆様、ご協力ありがとうございました。
クロユリ開花
生物選択者で個体数調査をしたクロユリですが、4株が花を咲かせてくれました。株数では、80株を超えていましたが、花を付けたのは4株。花芽を付けるまで時間がかかるのでしょうか。
学校の近くにひっそり佇むクロユリ、可憐です。
潮干狩り実習(3年生フードデザイン)
5月24日(水)、3年生フードデザインの授業で尾岱沼ふれあいキャンプ場にて、潮干狩り実習を行いました。
地域の旬の食材を知るという目的から、実施致しました。
風が強く、寒い中でしたが、皆バケツいっぱいのあさりを採ることができました。
こんなに大きなあさりはなかなか目にすることができません。
次回の授業では、採ったあさりを使って調理実習を行います。
地産地消の体験的な学習を通じて、地域の食の大切さを学んでいきます。
また、今回は標津町からバスの支援をして頂き、海洋教育の補助金にて入場料を支出させて頂きました。
温かい支援のお陰で貴重な体験をさせて頂くことができました。
この場をお借りして、感謝申し上げます。
選択生物 クロユリの観察2
5月19日(金)前回の観察から3週間が経ちました。クロユリもすくすく育っています。ということで、実際にコドラード法で推定した数と実際に計数した数の比較をしてみようと思います。
目視で確認。82個体でした。推定値120個体でしたので、どうなんでしょうか・・・。まぁ、方法は理解できたかな。そして、生長したところで、個体の分布状態を確認。生物で学んだランダム分布、一様分布、集中分布なのか・・・なんとなく集中分布でしょうか。
そして、クロユリのつぼみが膨らみ始めたので、草体の観察とスケッチです。5枚セットになって広がる葉が角度をもって重ならないように4段程度積み重なっていました。植物の光に対する戦略についても垣間見ることができました。
もうすぐで開花してくれると思います。花が咲いたら、再び観察ですね。
キノコ実習
5月10日から15日にかけて、キノコ栽培の実習を行いました。
まずは、新たなほだ木への駒打ちです。
シラカバにはナメコ、ミズナラにはクリタケを植菌しました。
今年度はナメコ、クリタケともにそれぞれ約30本のほだ木に植菌しました。
ドリルで種菌を植える穴を空けていきます。
穴に種菌入れて、金槌で叩きます。
ほだ木をリアカーに積み込んで、仮伏せをする場所まで運びます。
これまで、ほだ木を置いていたキノコの山ですが、スペースが手狭になったので、笹を刈り、木の枝を打ち、スペースを拡張しました。
分担・協力して作業を行いました。
続いて、今年、植菌したほだ木を積み重ねて、仮伏せをします。乾燥を防ぐために筵をかけて完成です。
バランスを考えながら積んでいきます。
キノコの山には、今年、植菌をしたほだ木の他、令和元年度から栽培をしているナメコ、シイタケのほだ木があります。今回は、昨年までに植菌をしたほだ木もきれいに並べました。
先輩の代から受け継いでいるほだ木も大切に管理しています。
春のキノコ栽培の作業はこれで一段落です。仮伏せしたほだ木の乾燥防止や草刈りなど継続的に管理を行っていきます。キノコが採れる季節が今から楽しみです。
キノコ栽培は、標津町農林課からの支援により実施しています。この場を借りて、お礼申し上げます。
海洋教育 藻場学習
5月9日(火)例年より少し早いのですが、生物を選択した3年生6名を対象に、標津町海の公園の人工の岩礁で藻場学習を行いました。講師は,毎年お世話になっている北大臨海実験所の仲岡教授です。そして、今年も学部生、院生の皆さんにもご協力いただくことができました。
胴長をはいて、いよいよ藻場実習へ。大潮の干潮の時間なので、潮間帯の最下部まで露出しており、サンプリングには最高の時間帯でした。まずは、とにかくさまざまな生物をサンプリングしました。
目の前に広がっていたのは、海藻の藻場。大きなマコンブやスジメ、クロバギンナンソウやカヤモノリ、道東の海岸に特徴的な藻類が広がっていました。その隙間に網を入れると・・・稚魚が網に入りました。カジカの稚魚?やクサウオの稚魚、ギンポの仲間と種類も数もたくさんサンプリングできました。また、甲殻類では、モエビをはじめさまざまな小型のエビやイソガニの仲間、ヤドカリを捕まえることができました。軟体動物では、カサガイ、エゾチヂミボラなどの巻き貝、二枚貝のアサリ、そして、環形動物では、イトヒキゴカイなどのゴカイの仲間をサンプリングしました。
サンプリングの後は、分類です。生物をグループごとに分けるというとても重要な作業です。仲岡先生からは、アマモを中心に生物のつながりや生態系について、大学院生からは、ヨコエビを通して、種の多様性について解説していただきました。
あっという間の楽しい2時間、とても有意義な時間となりました。毎年、遠いところお越しいただきありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます。
この授業は,(日本財団)海洋教育パイオニアスクール単元開発部門の一環として行っています。
スタディサプリ適性診断
5月8日(月)、1・2学年を対象にスタディサプリ適性診断を実施しました。今回は講師として、株式会社リクルートの大橋様にお越しいただきました。
1学年は、初めての適性診断でしたので、迷いながら質問の選択肢を選んでいました。個人の端末を利用して行ったので、結果もすぐに確認することができ、自分の意外な一面や、適性について知ることができました。
2学年は、適性診断に加えて、分野研究ワークブックに取り組みました。適性診断の結果や本人の興味に応じて、3つの分野を選び、その分野に属する職業や必要とされる知識などをまとめました。将来の職業について、幅広く学ぶことができました。
今回の適性診断では、どちらの学年でも、自分自身に対する理解を深め、将来について考えることができました。今後も、さまざまな進路活動を通して、後悔のない進路選択ができるようにサポートしていきます。
防災研修報告会 標津町役場にて
4月28日(金)16:30~標津町役場にて、昨年度の防災研修と昨年度取り組んだ地域循環型防災教育の報告をいたしました。
この日のために、今までの活動のまとめを行い、あらたなパワポを作成し、原稿を作り準備を整えました。町長様をはじめ、役場職員の方25名近くが、お時間を作って発表を見に来てくれました。誠にありがとうございます。
緊張しながらもしっかりと伝えたい内容を発表することができました。標津町への恩返しでもあり、町民の皆さんの防災意識の向上に、そして、防災減災活動を通して、いろんなことを自分ごとにとらえて考え実行することの大切さを伝えることができたと思います。釜石で学んだ3原則と市民憲章、しっかりと標津でもも伝えています。
令和5年度の活動は、もちろん防災研修にとりくみ、地域循環型防災教育を推進して、様々な世代に合わせた防災教育を作り上げていくことや新たなHUGの開発に取り組むことを宣言しました。今年も標津高校の防災減災の取り組みは続きます。
区画法(コドラート) 3年選択生物
4月28日(金)本日の生物は、野外実習。
学校向かいに実は貴重な植物が花咲きます。クロユリです。まだ、芽生え程度ですが、来月末には、つぼみも膨らむことと思います。こんな貴重な植物が目の前にあるので、さっそく教材として活用です。
(↑ 4月のクロユリは、このサイズ)
生物の教科書にある区画法をやってみることにしました。本格的に行うには、調査区域の面積をしっかりと計測しなければなりませんが、そこは、ちょっと簡易的に範囲を狭めて、5平方メートルの範囲としました。そして、区画を0.5×0.5メートルで区切り、調査をスタート。
(↑ 本日は、園芸用の支柱でコドラートを作りました。)
まずは、クロユリの見分け方から。じっくり観察して、区画内の個体数をカウントします。そして、調査区域として5平方メートルないの個体数を推定してもらいます。推定値は、GW明けのレポートで報告してもらいます。
生物基礎の教科書には、高山の花畑の植物として、写真が掲載されているクロユリ。それが、平地に育っているというところにも気づいてほしいですね。しばらく、クロユリの成長を見守りたいと思います。
行者にんにく実習(3年フードデザイン)
4月25日(火)に3年生フードデザイン授業にて、行者にんにく実習を行いました。
学校から徒歩10分程の裏山を登り、立派な行者にんにくがたくさん生えているスポットへ理科の先生に連れて行ってもらいました。
行者にんにくの見つけ方や、切り方を教えてもらい、それぞれ探しました。
「たくさん採ったから、家にお土産に持って帰っても良いですか?」
と予想以上の収穫っぷりでした。
学校に戻ってから、下処理をして、天ぷらにして食べました。
「美味しい!!」と皆美味しそうに食べていました。
地域の美味しいものを、旬の時期に採って食べることの大切さを学びました。
標高ウォーミングアップ(1年生)
4月12日(水)1年生が標高ウォーミングアップを行いました。
1時間目は、教室にて自己紹介を出身中学校が異なるグループで行いました。自己紹介が終わったら質問をしたりしていて、すぐに打ち解けている様子でした。一人一人自己紹介が終わると拍手をしている温かいグループもありました。
2時間目は、各分掌長の先生からのお話を聞きました。教務部長・生徒指導部長・進路指導部長のお話を皆真剣に、大事な部分はメモをとりながら聞いていました。
3~4時間目は、カレーライスとシーザーサラダの調理実習を行いました。中学校が異なるグループ構成なので、最初は緊張気味の様子でしたが、コミュニケーションを取りながら、どのグループも協力して取り組み、大成功でした。
5時間目は、校舎案内と個人写真撮影を行いました。
6時間目は、委員・係決めを行いました。HR長・副HR長・書記が前に出て、進めてくれました。譲り合ったりしながら、スムーズに決めることができました。早速、クラスのチームワークが発揮できていました。
最後に今日1日の振り返りをしました。
学年テーマは「百花繚乱」です。咲き乱れる花のように、21人、一人一人の個性を光らせ、認め合い、これから充実した3年間にしていきましょう。
栄養士による給食についての講義(3年フードデザイン)
4月20日(木)の3年生フードデザインの授業に、給食センターの柳澤栄養士に来校して頂き、講義を行って頂きました。
地域活性化のため、今年度3年生フードデザインの授業では、給食センターのご協力のもと、標津町の給食メニューの開発に取り組んでまいります。
冒頭で校長先生から、「標津町のために給食メニューの献立作成を頑張って欲しい」とエールを頂いた後、柳澤先生のご紹介をして頂きました。
生徒たちは、「600人分の給食メニューを考えるなんて責任重大だ・・」と不安もありつつのスタートでしたが、柳澤先生の講義を真剣に聞き、講義後は質問のラッシュでした。
講義を聞いたあとには、5グループに分かれ、標津の特産品や好きな給食や嫌いな給食などを話し合いました。
「みんなで協力して成功させたい」「良い機会をもらえたことに感謝して、頑張りたい」「地域を活性化させたい」等、前向きな気持ちになっていました。
標津町の皆さんに喜んで頂けるような給食メニュー開発が成功できるよう、1年間かけて頑張ってまいります。
令和5年 自然環境系スタート
令和5年度自然環境系科目が始まりました。新カリキュラムとなり科目名も「探究基礎」としました。これから2年間、さまざまなことに興味関心を持って探究をおこない、発表まで行いたいと思います。
ということで、初回は、過去の先輩方が活動したフィールドを廻りました。キノコの栽培を行っている森では、すでにシイタケが出芽しておりました。あたたかな日差しをシイタケも感じているようです。
そして、望ケ丘公園へ草花を探しに行きました。すでに、フクジュソウは咲き誇り、ザゼンソウがすくすく芽生えてきている様子がうかがえました。
令和5年 自然環境系スタート
令和5年度自然環境系科目が始まりました。新カリキュラムとなり科目名も「探究基礎」としました。これから2年間、さまざまなことに興味関心を持って探究をおこない、発表まで行いたいと思います。
ということで、初回は、過去の先輩方が活動したフィールドを廻りました。キノコの栽培を行っている森では、すでにシイタケが出芽しておりました。あたたかな日差しをシイタケも感じているようです。
そして、望ケ丘公園へ草花を探しに行きました。すでに、フクジュソウは咲き誇り、ザゼンソウがすくすく芽生えてきている様子がうかがえました。
次は、樹液調査です。
シラカバの樹に方角と高さを決めて採集用の穴をあけました。予想通り、たくさんの樹液が出てきました。糖度は、1.4%、甘さはあまり感じません。シラカバにも春が訪れています。
ふと、地面をみるとキバナノアマナの芽生えがありました。毎年観察していますが、年々群生地が広がっているような気がします。こんな身近に貴重な草花が咲き誇るいいフィールドがあります。探究材料がたくさんありますね。
入学式
4月10日(月)令和5年度の入学式が行われました。
今年の入学式の会場では、2年生となった佐藤さんのピアノ演奏が会場に鳴り響き、例年とは趣の異なるあたたかな雰囲気に包まれました。佐藤さん、素晴らしい演奏ありがとうございます。
令和5年度は、標津町内、中標津町、羅臼町から総勢21名の生徒が呼名され、学校長より入学が許可されました。標津町の山口町長やPTA会長の阿部会長からは、自分を高めて、充実した高校生活を送ってほしいとエールをいただきました。
生徒代表の誓いの言葉は、川北中学校出身の下さんが行いました。これからの学校生活に期待しています。
あっという間の3年間、後悔の無い充実した日々が送れるように頑張りましょう。
令和5年着任式・始業式
4月10日(月)令和5年度が始まりました。
まずは、着任式。今年度着任されたのは、教頭として木幡先生と体育科の松倉先生です。お二人より着任のご挨拶をいただきました。よろしくお願いします。
着任式の後は、始業式です。令和5年度の始まりの大切な式です。
校長先生からは、目標を定め、自己実現のために頑張ることや自立した人として成長することの大切さについてお言葉をいただきました。令和5年度の標津高校、よろしくお願いします。
野生動物学習
1月20日(金)、3学年の自然環境系科目で野生動物学習を行いました。
今回は、北海道大学大学院獣医学研究院 教授 坪田 敏男 先生に「市街地に出没するヒグマの生態と対策」というテーマで授業をしていただきました。
ヒグマの詳しい生態や、陸域と海域の生態系をつなぐ重要な役割を果たしていること、市街地への出没対策の課題などを教えていただきました。
講義の後の質問タイムでは、受講していた5名全員が先生に質問をしました。
自ら疑問に思ったことについて、わかりやすく丁寧に教えていただき、貴重な機会となりました。
お忙しいなか講義をしてくださった坪田先生、また、授業の実施に協力してくださった標津町役場農林課の長田様、ありがとうございました。
探究チャレンジ釧路・根室
1月19日(木)北海道教育委員会が主催するS-TEAM教育推進事業「探究チャレンジ釧路・根室」が行われ、本校からは、自然環境系科目の3年生が参加しました。
釧根の高校生がZOOMでつながり、画面上でしたがお互いの探究活動について発表をしました。本校は、ソバの栽培に関する探究活動をまとめて発表しました。7分間の時間にいかに納めるか、質疑ではどんな質問が来るのかあれこれ考え、緊張の中本番が始まりました。
途中スライドが動かなくなったりもしましたが、無事発表を終えることができました。また、他校の発表に対しても、しっかりと質問をすることができ、発表会としては、とても有意義な時間を過ごすことができました。
3年自然環境系科目 研究発表会
12月21日(水)自然環境系3年生による課題研究の発表会が行われました。お世話になっている方々に来ていただき、2年間にわたるソバ栽培についての発表を行いました。
試行錯誤しながらソバ栽培に挑み、さまざまな課題について考えました。昨年度は、ソバと害虫ということで、害虫対策に木酢液を使ってみたり、今年は、ソバと化学肥料ということで、ソバの生育に注目して栽培しました。
栽培の結果を5人でまとめ、ICTを活用してディスカッションやデータの処理を行い、PowerPointで資料を作成、無事!?発表当日を迎えることができました。
5人が力を合わせて発表、それぞれの担当したスライドの発表を行い、発表後の質疑応答もなんとかできました。ドキドキしながら発表を終わらせた生徒たち、発表後の反省会では、もっとこうすれば・・・とか資料のまとめ方が・・・と反省の言葉が出てきました。
この経験が探究活動です。いい経験をすることができました。
標津町の皆様には、自然環境系科目へのご支援やご協力をいただき誠にありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます。
キノコ収穫
秋深くなりました。
学校で管理しているキノコのほだ木も実りの季節が訪れました。
寒暖差が大きくなり、キノコの発生に適した気温になっているようです。
本日は、大きく育ったナメコとクリタケの収穫を楽しみました。
かみしめるほどうまみが出てくるクリタケ、市場にはあまり出回っていませんが、おいしいキノコです。クリタケの栽培も3年目、今年は、菌糸の成長がよかったのかな。
みんなでキノコソテーにしていただきました。
所在地
〒086-1652
標津郡標津町
南2条西5丁目2番2号
TEL
0153-82-2015(事務室)
0153-82-2364(職員室)
FAX
0153-82-2021
年間行事予定表