カテゴリ:自然環境系科目

海洋教育 サケ産卵行動学

11月6日(月)本日は、3年生選択生物の生徒5名で「行動学」の学習を行いました。もちろん、場所は、サーモン科学館。

生物の教科書に出てくる「固定的動作パターン」の学習を中心に身近なサケをテーマに学習を行いました。

鮭の聖地の物語を生物学的視点で学びます。

毎年、この授業に合わせペアリングをしていただき、産卵行動が観察できるように調整していただいている科学館の職員の皆様のおかげで、今年は、到着早々に産卵行動を見学できました。

市村館長の専門的な話を聞きながら、さらにもう1ペアーの産卵行動が進行して、産卵を見ることができました。

なんと今年は、2度も貴重なシーンを見ることができました。

生物選択している生徒にむけて、サケを通して深い生物学的な学びを展開し、実物から学ぶこの授業は、日本で唯一ここだけの特権です。

教科書の学びを超えた学びがここにはあるんだなぁと実感する時間でした。

 毎年ご協力いただいているサーモン科学館の皆様に感謝を申し上げます。

この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で実施しています。

 

森林学習 キノコの季節到来

10月24日(火)キノコの収穫です。
 道東らしい朝の冷え込みの本日は、キノコの山へ行きました。例年だと9月末には、キノコが発生するところなんですが、今年は、なかなか発生しませんでした。
   
   
 本日はどうなのか!?ということで、ほだ木を見に行きました。
 見事にナメコとクリタケ、シイタケがにょきにょきしておりました。やはりキノコにとって寒暖の差が重要だということがわかりました。

 例年より遅いキノコの季節がやってきました。

ソバ収穫 終わりました

10月25日(水)ようやくソバの収穫が終わりました。
   
 町民畑、学校の畑と2カ所で行っていたソバ栽培。ようやくすべてのソバを刈り終わりです。今年は、成長がとても良く人の背丈になるほどの茎丈になる個体も見られ、びっくりです。倒伏してしまったソバも多く収穫が難しい年でもありました。

 この後は・・・脱穀と選別、種だけ綺麗に分ける作業が待っています。

 

ソバ収穫

 10月13日(金)ようやくソバの収穫が始まりました。雨、時間割・・・さまざまな要因で刈り取りが遅れていたソバ畑ですが、ようやく刈り取り作業が始まりました。ソバの実の黒化率は100%、収穫時期を逸したところは否めませんが、丁寧に刈り取りました。倒伏しているソバも多く、脱粒する種も多いため丁寧に!!
     
    
 まだまだ、残りもあるので、しばらくは刈り取り作業です。

海洋教育 サケ学習(人工授精)

10月5日(木)標津サーモン科学館にて「サケ学習」に取り組みました。鮭の聖地の物語が始まる標津町ならではの学習です。

 今回は、自然環境系2年生でサケの人工授精と解剖実習、生理学から経済学まで幅広い学びが展開されました。本日の講師は、学芸員の仁科さん。お互い緊張しながら実習が始まりました。
   
       サケの説明をする仁科学芸員
 まずは、サケの送り方。送る=絞める、サケを神の国に送る方法を学びました。送るときは、苦しませず、一気に、サケからの恵みに感謝して。
 次は、採卵です。特殊なナイフ(採卵刀)を用いて、開腹し、オレンジ色の卵を取り出します。
    

    

 採卵後は、人工受精です。水分が受精率を下げる要因ともなるので、水分に気をつけて、そして丁寧に精子と卵を混ぜ合わせます。そして、いよいよ受精の段階。混ぜ合わせた卵を水槽にそっと入れ、精子の動きを促します。うまく受精できたかな。
    
      丁寧に扱います。 そっと水に入れて受精完了

 受精後は、しばらく安静にします。その間に卵の変化を確かめたり、魚類の進化、感覚器官、内臓の観察を行いました。受精卵は、はじめは柔らかく落としても弾みませんが、1時間後に同じ事をしてみると・・・弾みました。卵の膜が硬化したようです。

 あっという間の2時間の実習。鮭の聖地の物語はたくさんの学びをもたらしてくれました。受精卵は、11月~12月に本校へ移し、発眼卵の管理から孵化、稚魚の飼育に続きます。
 この授業は、標津サーモン科学館の協力と海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で行われています。