標高ニュース

保育実習(2年家庭総合)

10月11日(水)、2年生家庭総合の授業にて認定こども園あおぞらさんへ今年度2回目の保育実習に行ってきました。
今回の実習では、高校生がそれぞれの年齢別に遊びを考えてきました。

0歳~1歳児クラスでは、音のなる手作りおもちゃを作って持っていき、子ども達と遊びました。
2歳児クラスでは、しっぽを作っていきしっぽ取りのゲームで遊びました。
3歳児クラスでは、氷おにとジェスチャーゲームで遊びました。

4歳児クラスでは、鬼ごっこと宝探しをしました。
5歳児クラスでは、外で色々な種類の鬼ごっこをして遊びました。

最後に、遊んでくれてありがとうの気持ちを込めて、園児みんなに折り紙メダルをプレゼントしました。
高校生にとって大変貴重な体験となりました。
認定こども園あおぞらの皆さん、先生方2日間どうもありがとうございました。

キャンパス体験学習

秋が深まる10月19日(木)、大学キャンパス体験学習が行われ、1学年21名が、網走市にある東京農業大学オホーツクキャンパスを訪問しました。

大学では、平日の講義が行われており、高校生は、研究棟や学生食堂に集う大学生の姿から大学生活の雰囲気を味わい、大学講義から進路選択や地域産業について理解を深めることができました。お忙しい中、丁寧に説明し案内してくれた大学職員の方、大学生の方、ありがとうございます。

 この日、同行していただいた標津町教育委員会あすぱるの木村雅弥様、本校の卒業生で東京農業大学オホーツクキャンパス出身でもあり、現在、標津町で活躍されている齊藤将太様にも大変お世話になりました。重ねてお礼申し上げます。

海洋教育 水産学習

10月17日(火)標津町サーモン科学館にて、水産学習が行われました。昨年度は、コロナ禍のためやむを得ず中止、今年再び実施することができました。

講師は、サーモン科学館館長市村さん。世界のサケ科魚類の話題から水産重要種としてのサケ科魚類の話、とても深くて好奇心が高まる講話でした。240種のサケ科魚類のうち5種が世界を支えるサケ科魚類ということやサケはすべてが4年で帰ってくるのではなく、2~8年と幅があることを学びました。
 魚道水槽には、遡上してきたサケたちが上流を目指しジャンプする姿がみられました。来月は、3年生の生物でサケの産卵行動観察を行います。本校のサケ学習はもうちょっと続きます。
 講義の後は、サーモン科学館の見学です。一度は、訪れたことのあるなじみの施設、指パク体験もお手のです。

本日は、お忙しい中水産学習の対応ありがとうございました。
 この授業は、海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で行われています。

ソバ収穫

 10月13日(金)ようやくソバの収穫が始まりました。雨、時間割・・・さまざまな要因で刈り取りが遅れていたソバ畑ですが、ようやく刈り取り作業が始まりました。ソバの実の黒化率は100%、収穫時期を逸したところは否めませんが、丁寧に刈り取りました。倒伏しているソバも多く、脱粒する種も多いため丁寧に!!
     
    
 まだまだ、残りもあるので、しばらくは刈り取り作業です。

後期始業式

10月4日(水)の1時間目に後期始業式を行いました。

校長先生から、川を下って過酷な海へと挑戦したヤマメが立派なサクラマスに成長するという話から、成長するために様々なことにチャレンジしてほしいというお話がありました。

いよいよ後期が始まりますが、生徒の皆さんには様々なことにチャレンジし、サクラマスのように成長した姿を見せてくれることを期待しています。

令和5年度 強歩遠足

9月29日(金)に令和5年度強歩遠足が行われました。バスでスタート地点である第二しべつ展望パーキングへ移動し、元気よく笑顔でスタートしました!

ゴールまでは約8.5kmの道のりです。
途中のチェックポイントで給水休憩をし、スタンプカードにスタンプを押して、校長先生が先導し、全校生徒でゴールの標津高校を目指します。
校長先生を抜かしてはいけないというルールを皆守り、ゴミを拾いながらも、景色を楽しむ人、ゴールを目指し黙々と歩き続ける人、友人と他愛もない会話をしながら歩く人、皆それぞれの楽しみ方で歩いていました。

ゴール後にはPTAのお母さん特製の豚汁が待ってます。疲れ切った後に食べる豚汁は最高です!

今回の強歩遠足を無事に実施できたのは、保護者様、多くの地域の関係者のご協力のお陰です。この場を借りて、御礼申し上げます。ご協力ありがとうございました。

海洋教育 サケ学習(人工授精)

10月5日(木)標津サーモン科学館にて「サケ学習」に取り組みました。鮭の聖地の物語が始まる標津町ならではの学習です。

 今回は、自然環境系2年生でサケの人工授精と解剖実習、生理学から経済学まで幅広い学びが展開されました。本日の講師は、学芸員の仁科さん。お互い緊張しながら実習が始まりました。
   
       サケの説明をする仁科学芸員
 まずは、サケの送り方。送る=絞める、サケを神の国に送る方法を学びました。送るときは、苦しませず、一気に、サケからの恵みに感謝して。
 次は、採卵です。特殊なナイフ(採卵刀)を用いて、開腹し、オレンジ色の卵を取り出します。
    

    

 採卵後は、人工受精です。水分が受精率を下げる要因ともなるので、水分に気をつけて、そして丁寧に精子と卵を混ぜ合わせます。そして、いよいよ受精の段階。混ぜ合わせた卵を水槽にそっと入れ、精子の動きを促します。うまく受精できたかな。
    
      丁寧に扱います。 そっと水に入れて受精完了

 受精後は、しばらく安静にします。その間に卵の変化を確かめたり、魚類の進化、感覚器官、内臓の観察を行いました。受精卵は、はじめは柔らかく落としても弾みませんが、1時間後に同じ事をしてみると・・・弾みました。卵の膜が硬化したようです。

 あっという間の2時間の実習。鮭の聖地の物語はたくさんの学びをもたらしてくれました。受精卵は、11月~12月に本校へ移し、発眼卵の管理から孵化、稚魚の飼育に続きます。
 この授業は、標津サーモン科学館の協力と海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で行われています。

第72期生徒会役員認証式

10月4日、後期始業式の後、生徒会役員認証式が行われました。最初、校長先生から激励の言葉を頂き、認証状を受け取りました。

その後、生徒会長から、72期は「切磋琢磨」をテーマに活動することが発表されました。以下、会長の言葉を要約したものです。
「私達が72期で大切にしたいことは、他学年交流と、仲間意識をもつことです。
これまでの学校行事では、学年間の壁を感じる場面が多くありました。
生徒人数が少ないからこそできる全学年の交流を増やし、標津高校の魅力にしていきたいです。また、今までの行事でどこか他人事にも思える様子もみられていたので、仲間意識を大切にしてこれから活動していきたいと思いました。前年度でも他学年交流を目標にしていたこともあり、新しくイベントを企画することもできました。これを継続し更に良いものにしていきたいです。お互いに声をかけあい、励まし合いながら、学年だけでなく標津高校全体をよくしていけるよう、私達生徒会と一緒に活動してくれると嬉しいです。」
 72期生徒会の皆さんの活躍を期待しています!

給食メニュー開発試食会(3年フードデザイン)

10月5日(木)フードデザインの授業にて、給食メニュー開発試食会を行いました。
 標津町給食センターのご協力のもと、12月11日(月)から5日間、標津高校のフードデザインの授業にて生徒が考案したメニューで給食を提供させてもらいます。
標津小学校・中学校の皆さんのアンケート等を参考にしながら、標津町の皆に喜んでもらえる給食メニュー作りを半年間行ってきました。
 今回の試食会を開催するため、前日には、標津町役場の水産課の職員の方に講師として来て頂き、ニシンの下ごしらえの仕方を教えてもらいました。

5つのグループごとに、標津町の特産品を使用したメニューを考え、作りました。
ニシンやホタテや鮭、標津ゴーダチーズや標津牛乳、標津羊羹も使用しています。
調理室の様子を見に来てくれた先生方にも試食をしてもらいました。

本日の試食会のゲストは、標津町教育長さん、標津町教育委員会の課長さん、本校の校長先生です。
生徒は緊張と不安の中でしたが、グループごとにそれぞれのメニューへの思いや、特徴を説明し、試食をしてもらい、貴重な感想を頂きました。

今回の試食会で頂いた貴重なご意見をもとに改良していき、12月の給食メニュー実現まで頑張っていきたいと思います。

前期終業式

9月29日(金)の6時間目に前期終業式を行いました。

まず、全道大会で入賞した陸上競技部と、夏季休業期間中に行っていたサプリコンクールの入賞者の賞状伝達を行いました。

次に、校長先生から強歩遠足の講評をいただきました。また、人生はマラソンのようなもので、大変なことを乗り越えた先に大きな喜びが待っているというお話をしていただきました。

強歩遠足後ということで生徒は疲れ切っているかと思いきや、歩く距離の短縮とPTAの方々が作ってくださった豚汁のおかげで、皆元気そうな様子で前期を締めくくることができました。後期も生徒の活躍に期待したいと思います。

生徒会リーダー研修(2日目)

10月2日、朝6時30分・・・生徒会役員の朝は早い。頭をリフレッシュさせるため早朝散歩へ。阿寒湖畔を散策し、朝食を済ませ、2日目の話し合いへ。

午前は、HUG以外の防災ゲームの紹介や、生徒会とボランティア部が協働で全校生徒に声をかけ、可能なボランティア活動を行うこと、最後に新生徒会役員は個人目標を宣言して2日間の日程を終わりました。

(↓お世話になったホテル前で)

この2日間で話し合われたことを活かし、今後の学校行事運営を頑張ってほしいと思います。

後期始業式で72期の目標が発表されます。

生徒会リーダー研修(1日目)

10月1日(日)、2日(月) 生徒会リーダー研修を行いました。
例年この時期に新旧生徒会の引継ぎ、新生徒会の目標設定、学校の課題等を集中して
話し合うために学校を離れて実施しております。

今年も、阿寒湖の阿寒湖荘にお世話になりました。支配人・社長がお出迎えしてくれました。(毎年会議室の準備等快適な話し合いの空間を提供していただき、ありがとうございます)

早速話し合いスタート・・・と行きたいところですが、改めてお互いを知るということでアイスブレークを兼ねた「他己紹介」を行ってから、本格的な話し合いに入りました。

旧生徒会からの引継事項を受け、新生徒会の目標設定、活動計画を検討していきます。まだ若干緊張している役員もいるようですが、先輩役員がスムーズに話し合いをリードしてくれています。

後半は、防災に関する研修を行い、HUGの手順再確認やアップグレードに向けた作業を行いました。

1日目の話し合いもあっという間に終わり、残りは翌日に持ち越しとなりました。

   (おまけ)1日目夕食・・・豪華でした!

体験入学 ようこそ標津高校へ

9月15日(金)令和5年度の中学生対象、体験入学が行われました。
 近隣中学校から40名を超える生徒が体験に来てくれました。ありがとう!

今年度の体験入学は、体験重視。ということで、今年は、遠隔配信授業を札幌からお願いして配信授業の雰囲気を体験してもらいました。また、本校で取り組んでいるスタサプにも取り組んでもらいました。タブレットで操作しながら、自分の興味ある単元を体験。楽しそうに取り組んでくれました。

授業は、商業科の説明と自然環境系の授業の様子を紹介。先生方の熱いプレゼンが光りました。

 遠くから時間を作ってわざわざお越しいただきありがとうございます。高校選択に是非、標津高校を入れてもらえると光栄です。

 

地域循環型防災教育 標津中学校出前授業

9月28日(木)標津中学校で出前授業を行いました。地域循環型防災教育の一環でもあるこの出前授業、今年は、生徒会の防災研修の報告とオリジナルHUGを行いました。

まずは7月に生徒会の生徒で行った防災研修のお話です。中学生に向けて、防災研修で学んだ事をわかりやすくスライドにまとめ発表しました。今年は、宮古市から釜石市、宮城県、そして、厚真町へ研修へ行きました。それぞれの地域で学んだり体験した事を伝える事ができました。途中のクイズを入れたり、中学生に答えを求めたり、和気藹々とした時間を過ごすことができました。
 さらに、今年度は「とっさのひとこと」をやりました。こんな時なんて言うか?中学生でグループワークしてもらいました。どのグループもしっかりとした発表をしてくれました。

後半は、HUGです。毎年中学2年生とHUGを行っています。そして、今年は,新旧の生徒会役員でHUGの進行の仕方を引き継ぐ目的で、新旧の役員が混ざったチームで進行しました。中学生も活発に意見を言ってくれたり、みんなで一緒に考えたり、あっという間の50分間となりました。

シュガーセミナー(3年フードデザイン)

9月27日(水)、3年生フードデザインの授業にてシュガーセミナーを実施しました。
講師として、三笠市地域おこし協力隊の田中颯太様、市川竜之介様にお越し頂きました。
シフォンケーキ作りのデモンストレーションを見たあとに、各グループごとにシフォンケーキ作りをしました。

卵黄と卵白に分ける工程で苦労しましたが、講師の先生方にアドバイスをもらいながら取り組みました。

その後、砂糖に関する講義を聞き、砂糖と人工甘味料の味比べや、砂糖と人工甘味料で作ったクッキーの食べ比べを行いました。
また、大きなてん菜を持ってきてくれていたので、てん菜を間近で見ることもできました。

焼き上がったシフォンケーキはどのグループも大成功でした!!

このような貴重な体験をさせて頂き、心より感謝申し上げます。
道新サービスセンターの堀部様、三笠市地域おこし協力隊の田中様、市川様、どうもありがとうございました。

財政教育プログラム

9月26日(火)の3、4時間目にて、1年生の家庭総合と3年生の政治経済選択者が財政教育プログラムを受講しました。
講師として、財務省北海道財務局釧路財務事務所より3名の講師の方にお越し頂きました。

税金、財政の現状について講義を聞いたあとに、一人一人が日本をどんな国にしたいかを考えました。
「子育てしやすい国」「自由な国」「借金がない国」・・・等さまざまな意見が出ました。

その後、グループになり予算編成のシュミレーションをグループごとに行いました。「借金を減らすためには年金を下げるしかないんじゃない?」「教育にお金を使った方が良いんじゃない?」等、グループごとに個性豊かな予算案が完成しました。
最後に、2つのグループに発表をしてもらいました。
1つめのグループは「全員が安全で公平な税金の安い国」、2つめのグループは「自由な国」の予算案でした。

今回の財政教育プログラムを通して、日本の未来を自分事として捉えることができたのではないかと思います。現在を生きる私たちの行動・選択が次の世代へと繋がっていくということを体験的に学ぶことができました。
財務省北海道財務局釧路財務事務所の皆さん、本日はどうもありがとうございました。

保育実習(2年家庭総合)

9月20日(水)、2年生の家庭総合の授業にて認定こども園あおぞらさんへ保育実習へ行ってきました。
事前に作ったネームプレートを装着して、ワクワクしながら今日の日を迎えました。
最初は緊張の様子だった高校生も子ども達の笑顔で緊張はすぐにほぐれ、年齢ごとのグループに分かれました。

0歳児クラスでは、最初はお互いに緊張と不安がある様子でしたが、
すぐに乳児とも触れ合うことができました。
こども園の先生に教えてもらいながら、タオルを使った移動にも挑戦しました。

1~2歳児クラスでは、おもちゃを使用したりして遊びました。
3~5歳児クラスでは、お外遊びをして、鬼ごっこや遊具を使って遊びました。

あっという間にお別れの時間になり、遊んだ感想を園児の皆さんに話してもらったり、ハイタッチをしたりしながら、「また来るね」「ありがとう」と別れを惜しみながら、園を後にしました。

今回学んだことを活かし、10月の保育実習では高校生が遊びを考えて園児に楽しんでもらえるように準備していきます。
認定こども園あおぞらの先生方、園児の皆さん、貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

ソバの形質調査

9月に入り、順調に生長したソバ。白い花を綺麗に咲かせてくれました。そして、一部は、すでに種子までできています。
   
 そこで、毎年実施している形質調査を始めました。草丈はもちろん、茎節数や花房数など調査しています。
   
 明らかに昨年度よりも生育の良いソバ、今年はたくさんの実りがありそうです。

 

ほだ木の管理

自然環境系では、現在シイタケ、ナメコ、クリタケの3種類のキノコを育ています。すべて原木栽培です。
 クリタケのほだ木の場所が、ここ最近湿地のように水が上がり、ズブズブになってきてしまい、ほだ木の管理がしにくい状況になっていました。
   
 そこで本日は、ほだ木の移動です。なれない一輪車を押して、みんなですべてのほだ木を移動させました。お疲れ様でした。

地域循環型防災教育 川北小学校4年生

8月29日(火)川北小学校4年生が来校しました。
 本日は、防災教育の一環で、標津高校の防災機能を学んでもらいました。

これは何?と聞いてみると、貯水槽!宇宙食!・・・発電機!たくさんの答えが返ってきました。正解は、発電機。これがあれば、避難所になっても電気は大丈夫です。
 体育館に入り、次は、体育館や格技場の避難所設備を探検しました。ダンボールベットや卓球の仕切り、シャワー設備を見学してもらいました。

   卓球の仕切りも小学生には寝袋になりました!

 最後に、中村教諭から、まずは自分の命を守ること、そして、家族と防災について話をすること、避難先を確認することなど、日頃の防災で大事なことを子どもたちに伝えました。
 地域循環型防災教育、次は、中学生で一緒にオリジナルHUGができるといいですね。

カタリバ

8月22日(火)全校生徒を対象に対話型キャリア教育「カタリバ」が行われました。大学生が中心となり、高校生が日頃考えていることを話題に、2時間の活動が展開されました。

事前に準備を進めてきた大学生と、当日初めて活動内容を知る高校生が、対話を通じて有意義な時間を過ごしました。高校生にとって、日常生活や自分自身について改めて見つめ直す機会になりました。

 時間をかけて準備し、高校生と接して下さった「カタリバ」スタッフの方々、ありがとうございました。

防災研修(1学年)

7月26日(水)から2泊3日で、1学年全員で岩手県・宮城県へ防災研修へ行ってきました。
1日目は、仙台空港に到着後、石巻市震災遺構大川小学校へ行きました。
献花をし、語り部さんによるガイドのもと見学を行いました。

2日目は、三陸ひとつなぎ自然学校の伊藤さんのガイドにて、釜石市内のホテルから歩いて高台まで歩きました。
建物にある津波の浸水域の標識を見て、津波の高さを目の当たりにしました。
高台から見下ろした街並みを見て、震災直後の映像を事前に見ていた生徒たちは、「ここ映像で流れていた場所だ」とすぐに気付き、復興の力の大きさを感じました。

続いて、鵜住居復興スタジアムへ行き、伊藤さんのお話を聞き、実際に釜石小学校・東中学校の生徒さんが避難した経路を歩きました。

いのちをつなぐ未来館では、ガイドさんの説明の後にそれぞれが本を読んだり、映像を見たり、写真を撮ったりしながら見学しました。
祈りのパークでは、震災で犠牲になられた方々の芳名が刻み込まれた慰霊碑で献花を行いました。

宝来館での昼食後は、東松島市震災復興伝承館へ行き、ガイドさんに施設内の写真パネル等を案内してもらい、震災当時の記録映像を見ました。
外へ出ると、野蒜駅のプラットホームが震災時のまま残されていました。

東松島市震災復興伝承館を出て、2日目の宿「花ごころの湯 新富亭」にて宿泊しました。
3日目は、松島の地形を学ぶため、観光船へ乗りました。
日本三景の松島の島々を間近で見ることができました。

最後の研修地である、千年希望の丘2号相野釜公園に行きました。
ガイドさんの説明のもと、千年希望の丘を登りました。千年希望の丘は、先進的な復興モデル実現の場であることを学びました。

今回の防災研修は、多くの方々に関わって頂き、実現できたものです。
この場を借りて、心より感謝申し上げます。
このような貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。

今回の防災研修で学んだことを、地域へ還元できるよう、夏休み明けからは、防災研修のまとめ学習に取り組んでいきます。

学校祭2日目

2日目(9日)は午前中、一般公開を行いました。在校生は誰1人一般公開でお客さんをおもてなす経験をしておりません。今年度は、おもてなしの経験を積むため、一般公開は本校生徒の保護者と地域の小中学生に絞り、実施することにしました。

 一般公開終了後は、グラウンドでダンスパフォーマンスを行いました。

 全体写真(衣装ver.)

夕食をはさみ、各種結果発表を行い、最後は花火を打ち上げ(天気が良すぎてちょっと明るかったかな?)2日間の全日程を終えました。

一般公開及びダンスパフォーマンスを見学していただいた皆様、この度はご来校いただきありがとうございました。上述の通り、不慣れな対応で失礼をしてしまったかもしれません。しかし、生徒会を中心に次年度に向け、在校生も来校者も楽しんでいただける企画を誠意検討していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
 追伸:これ以外にも、学校祭の写真をupしております。「生徒会活動」から、「令和5年度 行事写真」も併せてご覧ください。

学校祭1日目

7月8日(土)・9日(日)に第71回標高祭が行われました。過去3年間、コロナ禍で中止や制限を受けた影響で、在校生は今までの学校祭を知らない世代へとなってしまいました。特に一般公開に向けた準備は、誰しもが手探りの状態でした。

1日目(8日)は学級旗紹介や有志パフォーマンスがおこなわれました。

生徒会企画では、「王座決定戦」が行われ、「甘王」(今川焼大食い)、「辛王」(ブルダック完食)、「酸王」(レモン3個完食)がそれぞれ決まりました。
 
 「甘王決定戦」

全体写真(クラスTシャツver.)

夏季休業前全校集会

7月24日(月)の6時間目に夏季休業前全校集会を行いました。

校長先生からは、現在メジャーリーグで大活躍中の大谷翔平選手のエピソードから、目標に向かって努力を継続することの大切さについてのお話がありました。

生徒指導部長からは、服装頭髪についてのお話と夏季休業中の過ごし方についてのお話がありました。

夏季休業は8月17日(木)までの24日間です。長いようで短いこの24日間をぜひ有意義なものにして欲しいと思います。
また、暑い日が続きますが体調管理をしっかりとして、夏季休業明けに元気な姿を見せて欲しいと思います!

乗船体験(3年フードデザイン)

7月19日(水)、20日(木)のフードデザインの授業にて、乗船体験を行いました。標津町の海を体験的に学び、海洋に親しむ心を育むことを目的とし、約1時間のクルーズで標津町の海を肌で感じることができました。

船長室の中にも入らせて頂きました。
見たことのない機材やモニターがあり、船長さんは丁寧に説明してくれました

標津漁業協同組合のご協力のお陰で生徒達は大変貴重な体験をすることができました。
どうもありがとうございました。素敵な思い出となりました。

標津町ふれあい加工体験センター見学(3年フードデザイン)

7月19日(水)、20日(木)のフードデザインの授業にて、標津町ふれあい加工体験センターの見学を行いました。
まず標津町の特産品であるニシンの説明をして頂き、ニシンの燻製やカズノコの試食をさせて頂きました。

最後に、全員でニシンの捌き方を教わって一人1匹ニシンを捌きました。全員三枚おろしにすることができ、お家へのお土産に持って帰りました。

標津町ふれあい加工体験センターの方々のご協力のお陰で、ニシンについて楽しく学ぶことができました。
大変貴重な体験をさせて頂き、どうもありがとうございました。
今後のフードデザインの授業における地場産業の学びにこの経験を活かしていきたいと思います。

海洋教育 プランクトン学習

7月、標津の海もすっかり夏模様となりました。そして、海での活動に気持ちの良い季節となりました。
   
 今回は、海洋教育である春の干潟の生物学につづく、夏のプランクトン学習を行いました。標津町にある海の公園の釣り突堤でプランクトンを採集しました。初めて見るプランクトンネット、使い方を説明してサンプリングを体験しました。夏季なので、植物プランクトンは少なめ、動物プランクトンが泳ぐ姿が確認できました。これらは、夏休み明けに検鏡して、分類したいと思います。
   
 次は、人工の磯で生物採集。これは、盛り上がります!。水もぬるく水浸しになっても大丈夫!網でバシャバシャ魚を捕ったり、カニを手づかみするのに手こずったり、40分程度で、多くの生物をサンプリングできました。さいごに、生物をソートして終了です。エビやカニと一緒にサンプリングしたフジツボが同じ甲殻類、しかも脱皮することに「えぇぇぇ~」と驚きの声があがっていました。2年生の選択生徒にとっては、初めてのサンプリングでしたが、とても楽しめたようです。この学びは、潮間帯の生物学に繋がっていきます。
 海洋教育パイオニアスクール単元開発(日本財団)の一環で実施しています。

学校祭準備

標津高校の学校祭は、7月8日(土)9日(日)の2日間で行われます。
コロナ禍で制限を受けてきた学校祭の内容も一部復活することができました。

 学校祭準備が本格化してきました。

熱中症対策もしっかり行います!

なお、本年度の一般公開は、対象を絞り、「本校生徒の保護者とその家族」・「地元の小中学生(と引率者)」とさせていただきます。詳しくは、「第71回標高祭の開催について」をご覧ください。

防災研修に向けて(1年総探)

6月23日(金)、1年生の総合的な探究の時間にて、防災研修に向けての講話を行いました。
講師として、災害支援くしろネットワークで様々なボランティア活動をされている山本真吾様と表共良様にお越し頂きました。

表様からは、災害支援ネットワークの立ち上げのきっかけのお話や、実際に被災地にボランティアに行ったときのお話をして頂きました。
「人の繋がりの大切さ」がボランティアや災害にはいかに必要かということを学びました。
山本様からは、実際に被災地の写真を見せてもらいながら、東日本大震災の被害の大きさを目の当たりにしました。
災害用伝言ダイヤル(171)の使い方や、家族の電話番号を暗記しておくことが必要であるということ、また「できる人が、できるときに、できることをする」ということが重要であると学びました。

1年生は、7月26日(水)から岩手県と宮城県に防災研修として行きます。
自分ごととして捉えることができるきっかけとなる大変心に響く内容の講話でした。
講師としてお越し頂いた、表様、山本様、どうもありがとうございました。

防災研修 出前授業(災害を学ぶ)

6月26日(月)本日の一年生の総合的な探究の時間は、「災害を学ぶ」ということで、外部講師として標津町役場住民生活課危機管理室の和田さんにお越しいただきました。

日頃から本校の防災教育にご協力いただいている和田さんに、本日は、専門分野でもある地震を中心に津波など災害について教えていただきました。地震が起こる仕組みや世界の地震の分布、そして道東で起こりうる地震について解説いただきましたが、地震は予知することが難しいこと、明日来るかも知れないし、400年後に来るかも知れない、いつ来てもおかしくない地震を正しく理解し、正しく逃げれば怖くないということを教えていただきました。地震や津波の知識があれば、自分の命も大切な人の命も救える!そんなことを教えていただきました。

また、研修で見学する松島とその近くでもある野蒜地区の地形観察のポイントもアドバイスいただきました。隣接する地域でも津波被害の大きさの違いがありました。その理由も是非、自分たちの目で確かめることができたらいいですね。

野付巡検

6月14日(水)一年生の総合的な探究の時間にて、野付巡検が行われました。毎年6月に実施しているこの授業、標津高校の環境学習では、とても大切な授業となります。

 天候は曇り。やや東寄りの風が吹き、海からの霧が心配でしたが、先端部分はそれほどでもない天候でした。今年のガイドは、標津高校のOBである河本さんです。前日に事前学習を行い、野付の環境や生物についてレクチャーを受けました。本日は、実際にどうなっているのか自分の目でしっかりと見ることが目的です。

先端部の砂嘴にはいると、目に付くのは打ち上げられたアマモ、どこまでも続く砂、でもよく見るとそこにはたくさんのゴミが・・・。そんな現状を見ながら先端まで歩きました。

先端では、河本さんからお話をいただきました。実際にアマモを手に取り、穴の開いた貝殻の謎解きをしたり、昔栄えた街の話をしてもらったり、野付にまつわる話題に興味深く耳を傾けました。

帰りは、海洋ゴミ拾い。海外からのペットボトルや日本製のペットボトルもたくさん拾いました。そして、打ち上げられた漁網やロープの切れ端、網や手袋など産業ゴミも回収することもできました。

午後からは、野付ネイチャーセンター周辺での植物観察です。タブレットをみんなが持っているので、自分が気に入った花の写真をたくさんパシャリ!花の写真を集めました。6月の野付半島は、色とりどりの花が咲き誇り、いい季節を迎えています。

あっという間の1日でしたが、この学びをまとめて、探究活動に発展していきます。
  
 2023年度(令和5年)ゴミ回収データー
  燃えるゴミ  25.4Kg
  燃えないゴミ 14.2Kg
  カン     1.66Kg
  ビン     2.32kg    となりました。 

 

スタディサプリ職業分野研究

6月12日(月)5,6校時を使い、リクルートから大橋真実様を講師に迎え、「スタディサプリ職業分野研究」を実施しました。
 5校時は、1年生対象に先日行った「適性検査」の結果表の見方から始まり、そこから、自己理解、職業調べと自分のタブレットを使いながら自分の興味関心のある職業を調べていました。
 6校時は、2年生を対象に「職業分野研究」を実施しました。2年生も「適性検査」の結果を活用しながら、自己理解を深め、更に来年を見すえての志望理由の準備をワークを活用しておこないました。両学年とも、講師の話をよく聴き、真剣なまなざしで各のワークブックに取り込む姿が印象的でした。お忙しい中、講師をしていただいた大橋様、ありがとうございました。

第1回 校内研修

6月7日(水)に「育成を目指す資質能力」に関する校内研修を行いました。

今回はグループを世代別に分け、

 

・これからの標津高校は、どのような生徒を育てる学校にしていきたいか

・生徒像の現実と理想

・教育活動の中でどの資質能力に力点をおくべきか

 

以上3つの話題について自由に意見交換をしました。

発表の中では、世代別グループということもあり、どのグループもお互いに新鮮な意見を交流することができました。

 

この校内研修を経て、標津高校でさらにより良い教育活動をしていけるよう教職員一同尽力してまいります

生物基礎 森の生態系

6月2日(金)やっと夏らしい気温となり、湿度も上昇してきた今日、一年生の生物基礎の授業は、森への探検でした。

前期中間試験範囲である4章の学習を終え、森の緑がとても綺麗になった6月、学校裏の望ヶ丘公園で森林の実習をしました。今まで学んだ知識をつなげて、実際に森を歩くと今までと異なる視点で新たな発見があるはず。

本日、観察できた主な植物は、「クロユリ」「エゾカンゾウ」「マイズルソウ」「ニリンソウ」「ワタスゲ」「タチツボスミレ」などなど、綺麗な花が咲き誇っていました。特にクロユリが満開でした。
 樹木は、「エゾノコリンゴ」の白い可憐な花が満開。これには、生徒もすご~いと感動していました。「カラマツ」の新芽の黄緑とエゾマツの深い緑のコントラストも綺麗な季節でした。リスが松ぼっくりを食べた跡「通称エビフライ」もちらほらと・・・。
また。エゾハルゼミが羽化しているようで、蝉の抜け殻も観察できました。

生徒たちは、新しいタブレット端末を片手に、気になったところへカメラを向けてたくさん写真を撮影。次の時間にスライドでレポートを作成します。どんなレポートになるのか楽しみです。

雪印チーズセミナー

5月31日(水)の3年生フードデザインの授業にて、チーズセミナーを実施しました。
雪印メグミルク株式会社 北海道統括支店から小池様、山崎様、桔梗原様に講師として来て頂きました。
5時間目は、チーズの歴史や製造方法について等の講話をして頂きました。
チーズのパッケージを実際に手にとったりしながら、チーズには様々な種類があること、千年以上の歴史があることを学びました。

6時間目は、調理室に移動しチーズ体験学習として、専用器具を使用してチーズを切って、「チーズプラトー(チーズの盛り合わせ)」作りをしました。

盛り合わせが完成した後に、味の薄いものから順に試食をしていきます。
匂いや味の特徴がそれぞれあり、グループ内で好きなチーズベスト3を考えました。

1つ1つのチーズを真剣に試食している姿は、まるでチーズソムリエのようでしたね。

グループごとにベスト3を発表しましたが、日頃から食べ慣れているプロセスチーズが人気でした。
普段食べているチーズ以外にも、チーズにはたくさんの種類があることを今回の授業を通して学ぶことができました。
また、お土産として生徒全員にスキムミルクを頂きました。
雪印メグミルク株式会社の皆さん、今回は貴重な体験をさせて頂き、どうもありがとうございました。

知床ゴミゼロ運動

5月30日(火)毎年恒例となりましたゴミゼロ運動が行われました。

今年1月に行われた知床ユネスコフォーラムで4校の共同宣言とした地域の人を巻き込んだ・・・清掃活動を実践するという宣言にむけて、令和5年度は、地域への発信を工夫しました。町役場のご協力で、生徒会が作成したチラシを町報へ折り込み、広く町民の皆さんに伝わる様に工夫しました。
 おかげ様で高校生、中学生、町民、役場の方々など総勢100名を超えるイベントとなりました。ちなみに標高生は、全校生徒の60%が参加してくれました。
 生徒会の声かけでチームに分かれ、担当場所でゴミ拾いがスタート。

みんなで協力し、細かなゴミまで拾うことができました。今年は、砂浜に埋まった大きなゴミに苦戦しました。回収できる部分は回収しました。

約40分間のゴミ拾い活動でしたが、たくさんのゴミが集まりました。ゴミの分別回収は、役場の住民生活課の皆さんの力をお借りいたしました。ありがとうございます。

最後は計量です。学校に戻りゴミをすべて計量しました。
 
 今年のゴミの計量結果です。
 燃やせるゴミ ・・・34.7Kg
 燃やせないゴミ・・・21.2Kg となりました。

 参加いただいた町の皆様、ご協力ありがとうございました。

クロユリ開花

生物選択者で個体数調査をしたクロユリですが、4株が花を咲かせてくれました。株数では、80株を超えていましたが、花を付けたのは4株。花芽を付けるまで時間がかかるのでしょうか。

学校の近くにひっそり佇むクロユリ、可憐です。

潮干狩り実習(3年生フードデザイン)

5月24日(水)、3年生フードデザインの授業で尾岱沼ふれあいキャンプ場にて、潮干狩り実習を行いました。
地域の旬の食材を知るという目的から、実施致しました。

風が強く、寒い中でしたが、皆バケツいっぱいのあさりを採ることができました。
こんなに大きなあさりはなかなか目にすることができません。

次回の授業では、採ったあさりを使って調理実習を行います。
地産地消の体験的な学習を通じて、地域の食の大切さを学んでいきます。

また、今回は標津町からバスの支援をして頂き、海洋教育の補助金にて入場料を支出させて頂きました。
温かい支援のお陰で貴重な体験をさせて頂くことができました。
この場をお借りして、感謝申し上げます。

選択生物 クロユリの観察2

5月19日(金)前回の観察から3週間が経ちました。クロユリもすくすく育っています。ということで、実際にコドラード法で推定した数と実際に計数した数の比較をしてみようと思います。

目視で確認。82個体でした。推定値120個体でしたので、どうなんでしょうか・・・。まぁ、方法は理解できたかな。そして、生長したところで、個体の分布状態を確認。生物で学んだランダム分布、一様分布、集中分布なのか・・・なんとなく集中分布でしょうか。

そして、クロユリのつぼみが膨らみ始めたので、草体の観察とスケッチです。5枚セットになって広がる葉が角度をもって重ならないように4段程度積み重なっていました。植物の光に対する戦略についても垣間見ることができました。

もうすぐで開花してくれると思います。花が咲いたら、再び観察ですね。

キノコ実習

5月10日から15日にかけて、キノコ栽培の実習を行いました。

 まずは、新たなほだ木への駒打ちです。
 シラカバにはナメコ、ミズナラにはクリタケを植菌しました。
 今年度はナメコ、クリタケともにそれぞれ約30本のほだ木に植菌しました。

ドリルで種菌を植える穴を空けていきます。

穴に種菌入れて、金槌で叩きます。
  
ほだ木をリアカーに積み込んで、仮伏せをする場所まで運びます。

 これまで、ほだ木を置いていたキノコの山ですが、スペースが手狭になったので、笹を刈り、木の枝を打ち、スペースを拡張しました。

分担・協力して作業を行いました。

 続いて、今年、植菌したほだ木を積み重ねて、仮伏せをします。乾燥を防ぐために筵をかけて完成です。
バランスを考えながら積んでいきます。

 キノコの山には、今年、植菌をしたほだ木の他、令和元年度から栽培をしているナメコ、シイタケのほだ木があります。今回は、昨年までに植菌をしたほだ木もきれいに並べました。
 
 
先輩の代から受け継いでいるほだ木も大切に管理しています。

 春のキノコ栽培の作業はこれで一段落です。仮伏せしたほだ木の乾燥防止や草刈りなど継続的に管理を行っていきます。キノコが採れる季節が今から楽しみです。

 キノコ栽培は、標津町農林課からの支援により実施しています。この場を借りて、お礼申し上げます。

海洋教育 藻場学習

5月9日(火)例年より少し早いのですが、生物を選択した3年生6名を対象に、標津町海の公園の人工の岩礁で藻場学習を行いました。講師は,毎年お世話になっている北大臨海実験所の仲岡教授です。そして、今年も学部生、院生の皆さんにもご協力いただくことができました。
 
 胴長をはいて、いよいよ藻場実習へ。大潮の干潮の時間なので、潮間帯の最下部まで露出しており、サンプリングには最高の時間帯でした。まずは、とにかくさまざまな生物をサンプリングしました。

目の前に広がっていたのは、海藻の藻場。大きなマコンブやスジメ、クロバギンナンソウやカヤモノリ、道東の海岸に特徴的な藻類が広がっていました。その隙間に網を入れると・・・稚魚が網に入りました。カジカの稚魚?やクサウオの稚魚、ギンポの仲間と種類も数もたくさんサンプリングできました。また、甲殻類では、モエビをはじめさまざまな小型のエビやイソガニの仲間、ヤドカリを捕まえることができました。軟体動物では、カサガイ、エゾチヂミボラなどの巻き貝、二枚貝のアサリ、そして、環形動物では、イトヒキゴカイなどのゴカイの仲間をサンプリングしました。

サンプリングの後は、分類です。生物をグループごとに分けるというとても重要な作業です。仲岡先生からは、アマモを中心に生物のつながりや生態系について、大学院生からは、ヨコエビを通して、種の多様性について解説していただきました。

あっという間の楽しい2時間、とても有意義な時間となりました。毎年、遠いところお越しいただきありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます。
 この授業は,(日本財団)海洋教育パイオニアスクール単元開発部門の一環として行っています。

スタディサプリ適性診断

5月8日(月)、1・2学年を対象にスタディサプリ適性診断を実施しました。今回は講師として、株式会社リクルートの大橋様にお越しいただきました。

 1学年は、初めての適性診断でしたので、迷いながら質問の選択肢を選んでいました。個人の端末を利用して行ったので、結果もすぐに確認することができ、自分の意外な一面や、適性について知ることができました。

2学年は、適性診断に加えて、分野研究ワークブックに取り組みました。適性診断の結果や本人の興味に応じて、3つの分野を選び、その分野に属する職業や必要とされる知識などをまとめました。将来の職業について、幅広く学ぶことができました。

今回の適性診断では、どちらの学年でも、自分自身に対する理解を深め、将来について考えることができました。今後も、さまざまな進路活動を通して、後悔のない進路選択ができるようにサポートしていきます。

防災研修報告会 標津町役場にて

4月28日(金)16:30~標津町役場にて、昨年度の防災研修と昨年度取り組んだ地域循環型防災教育の報告をいたしました。

この日のために、今までの活動のまとめを行い、あらたなパワポを作成し、原稿を作り準備を整えました。町長様をはじめ、役場職員の方25名近くが、お時間を作って発表を見に来てくれました。誠にありがとうございます。

緊張しながらもしっかりと伝えたい内容を発表することができました。標津町への恩返しでもあり、町民の皆さんの防災意識の向上に、そして、防災減災活動を通して、いろんなことを自分ごとにとらえて考え実行することの大切さを伝えることができたと思います。釜石で学んだ3原則と市民憲章、しっかりと標津でもも伝えています。

令和5年度の活動は、もちろん防災研修にとりくみ、地域循環型防災教育を推進して、様々な世代に合わせた防災教育を作り上げていくことや新たなHUGの開発に取り組むことを宣言しました。今年も標津高校の防災減災の取り組みは続きます。

区画法(コドラート) 3年選択生物

4月28日(金)本日の生物は、野外実習。
 学校向かいに実は貴重な植物が花咲きます。クロユリです。まだ、芽生え程度ですが、来月末には、つぼみも膨らむことと思います。こんな貴重な植物が目の前にあるので、さっそく教材として活用です。

  (↑ 4月のクロユリは、このサイズ)
 生物の教科書にある区画法をやってみることにしました。本格的に行うには、調査区域の面積をしっかりと計測しなければなりませんが、そこは、ちょっと簡易的に範囲を狭めて、5平方メートルの範囲としました。そして、区画を0.5×0.5メートルで区切り、調査をスタート。

 (↑ 本日は、園芸用の支柱でコドラートを作りました。)
 まずは、クロユリの見分け方から。じっくり観察して、区画内の個体数をカウントします。そして、調査区域として5平方メートルないの個体数を推定してもらいます。推定値は、GW明けのレポートで報告してもらいます。

 生物基礎の教科書には、高山の花畑の植物として、写真が掲載されているクロユリ。それが、平地に育っているというところにも気づいてほしいですね。しばらく、クロユリの成長を見守りたいと思います。

行者にんにく実習(3年フードデザイン)

4月25日(火)に3年生フードデザイン授業にて、行者にんにく実習を行いました。
学校から徒歩10分程の裏山を登り、立派な行者にんにくがたくさん生えているスポットへ理科の先生に連れて行ってもらいました。

行者にんにくの見つけ方や、切り方を教えてもらい、それぞれ探しました。
「たくさん採ったから、家にお土産に持って帰っても良いですか?」
と予想以上の収穫っぷりでした。

学校に戻ってから、下処理をして、天ぷらにして食べました。
「美味しい!!」と皆美味しそうに食べていました。

地域の美味しいものを、旬の時期に採って食べることの大切さを学びました。

標高ウォーミングアップ(1年生)

4月12日(水)1年生が標高ウォーミングアップを行いました。
1時間目は、教室にて自己紹介を出身中学校が異なるグループで行いました。自己紹介が終わったら質問をしたりしていて、すぐに打ち解けている様子でした。一人一人自己紹介が終わると拍手をしている温かいグループもありました。

2時間目は、各分掌長の先生からのお話を聞きました。教務部長・生徒指導部長・進路指導部長のお話を皆真剣に、大事な部分はメモをとりながら聞いていました。

3~4時間目は、カレーライスとシーザーサラダの調理実習を行いました。中学校が異なるグループ構成なので、最初は緊張気味の様子でしたが、コミュニケーションを取りながら、どのグループも協力して取り組み、大成功でした。

5時間目は、校舎案内と個人写真撮影を行いました。
6時間目は、委員・係決めを行いました。HR長・副HR長・書記が前に出て、進めてくれました。譲り合ったりしながら、スムーズに決めることができました。早速、クラスのチームワークが発揮できていました。

最後に今日1日の振り返りをしました。
学年テーマは「百花繚乱」です。咲き乱れる花のように、21人、一人一人の個性を光らせ、認め合い、これから充実した3年間にしていきましょう。

栄養士による給食についての講義(3年フードデザイン)

4月20日(木)の3年生フードデザインの授業に、給食センターの柳澤栄養士に来校して頂き、講義を行って頂きました。
地域活性化のため、今年度3年生フードデザインの授業では、給食センターのご協力のもと、標津町の給食メニューの開発に取り組んでまいります。
冒頭で校長先生から、「標津町のために給食メニューの献立作成を頑張って欲しい」とエールを頂いた後、柳澤先生のご紹介をして頂きました。

生徒たちは、「600人分の給食メニューを考えるなんて責任重大だ・・」と不安もありつつのスタートでしたが、柳澤先生の講義を真剣に聞き、講義後は質問のラッシュでした。
講義を聞いたあとには、5グループに分かれ、標津の特産品や好きな給食や嫌いな給食などを話し合いました。

「みんなで協力して成功させたい」「良い機会をもらえたことに感謝して、頑張りたい」「地域を活性化させたい」等、前向きな気持ちになっていました。
標津町の皆さんに喜んで頂けるような給食メニュー開発が成功できるよう、1年間かけて頑張ってまいります。

 

令和5年 自然環境系スタート

 令和5年度自然環境系科目が始まりました。新カリキュラムとなり科目名も「探究基礎」としました。これから2年間、さまざまなことに興味関心を持って探究をおこない、発表まで行いたいと思います。
 ということで、初回は、過去の先輩方が活動したフィールドを廻りました。キノコの栽培を行っている森では、すでにシイタケが出芽しておりました。あたたかな日差しをシイタケも感じているようです。

 そして、望ケ丘公園へ草花を探しに行きました。すでに、フクジュソウは咲き誇り、ザゼンソウがすくすく芽生えてきている様子がうかがえました。

 

令和5年 自然環境系スタート

令和5年度自然環境系科目が始まりました。新カリキュラムとなり科目名も「探究基礎」としました。これから2年間、さまざまなことに興味関心を持って探究をおこない、発表まで行いたいと思います。
 ということで、初回は、過去の先輩方が活動したフィールドを廻りました。キノコの栽培を行っている森では、すでにシイタケが出芽しておりました。あたたかな日差しをシイタケも感じているようです。
   
 そして、望ケ丘公園へ草花を探しに行きました。すでに、フクジュソウは咲き誇り、ザゼンソウがすくすく芽生えてきている様子がうかがえました。
   
 次は、樹液調査です。
 シラカバの樹に方角と高さを決めて採集用の穴をあけました。予想通り、たくさんの樹液が出てきました。糖度は、1.4%、甘さはあまり感じません。シラカバにも春が訪れています。
   
   
 ふと、地面をみるとキバナノアマナの芽生えがありました。毎年観察していますが、年々群生地が広がっているような気がします。こんな身近に貴重な草花が咲き誇るいいフィールドがあります。探究材料がたくさんありますね。