標高ニュース
標津町長 表敬訪問 内閣総理大臣表彰報告
10月3日(木)町長へ表敬訪問をいたしました。今回は、9月にいただいた防災功労者内閣総理大臣表彰の報告です。
日頃から、町から多方面のご支援を、また、地域循環型防災教育の構築のためにご尽力をいただきありがとうございます。今回このような形で標津町へご報告することができ、幸いです。
表敬に伺った前生徒会役員からは、防災活動を通して学んだ事や学びから成長したことを報告、また、標津町の避難所となる本校での備蓄の見直しについて町長へ伝える事が出来ました。
これからも標津町と協働した防災教育を推進していきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
令和6年度 強歩遠足
10月4日に強歩遠足を行いました。一度延期になりましたが、当日は天気も良く無事にスタートすることができました。
道ばたに落ちているゴミを拾いながら歩いて行きます。
今年は参加した生徒全員が完歩することができました。疲れた様子でしたが充実した表情をしていました。
後期始業式
10月2日(水)の1時間目に後期始業式を行いました。
まず、校長先生から、客観的に前期の自分を評価することで自分の成長を実感でき、後期からの新たな挑戦につなげて欲しいというお話がありました。
次に、防災功労者内閣総理大臣賞の賞状伝達を行いました。生徒を代表して第72期生徒会長が登壇し、賞状を受け取りました。
最後に、第73期生徒会役員認証式を行いました。新生徒会役員が登壇し、校長先生から認証を受けました。
その後、新生徒会役員から活動テーマと抱負の発表がありました。今年の活動テーマは『全身全霊』です。
教職員一同も生徒達の新たな挑戦を全身全霊で応援していきたいと思います!
前期終業式
9月27日(金)の6時間目に前期終業式を行いました。
この日は、前期の締めくくりとして強歩遠足を実施する予定でしたが、あいにくの悪天候で10月3日に延期することとなりました。生徒も楽しみにしていただけに、残念に思う声も多く聞こえてきましたが、PTAの方々が作ってくださったカレーのおかげですっかり元気な様子で式を迎えることができました。
おかわりする生徒も続出!!
まず、新人戦で全道大会に出場した陸上競技部と、高文連で奨励賞を受賞した自然科学部が登壇し、賞状伝達を行いました。
次に、校長先生から、卒業後の自立に向けて「自分で決めたことを最後までやりきる」ことが大事であるというお話がありました。
後期も生徒たちの活躍に期待しています!
地域循環型防災教育 標津中学校出前授業
9月25日(水)10:40~12:30 標津中学校で防災出前授業を行いました。これは、地域循環型防災教育の一環で実施しました。毎年標津中学校で行わせていただいています。
まずは、1年生~3年生までの全校生徒の前で夏休みに実施した防災視察研修の報告をしました。熊本の地震と水害、長崎の火山と3つの災害に注目した報告です。研修のまとめをPowerPointで作成、研修から伝えたい事を考え、中学生に伝えることが出来ました。
後半は、HUGです。標津高校で作成したオリジナルHUGを使って、中学生とHUGを行いました。オリジナルHUGの設定は、春の融雪洪水。最近水害のニュースも多く、心配な災害でもあります。
高校生がアドバイスしながらゲームを進めました。最後にHUGの振り返りをしました。同じカードでHUGをしたのに、全く違う結果に体験した中学生も驚いた様子でした。
HUGを通して中学生とも交流することが出来ました。ぜひ、標津高校へ進学して、一緒に防災減災活動をしましょう!高校で待ってます。
鹿肉オリジナルレシピ調理(3年フードデザイン)
9月18日(水)フードデザインの授業にて、鹿肉オリジナルレシピの調理実習を行いました。
鹿肉をそれぞれの料理に合うように切ったり、下茹でをしたり、臭み取り等、それぞれ下処理をしました。
鹿骨を使ってだしを取って、鹿骨ラーメンを作ったり、鹿肉をミンチにして鹿肉コロッケやメンチカツを作ったり、
煮込みハンバーグ、親子丼、生姜焼き、甘辛煮、シチュー、ケバブ・・・・などなど各グループ鹿肉を使ったオリジナリティ溢れる調理を行っていました。
今日は、校長先生と教育委員会の朝倉さんに試食をしてもらい、助言をいただきました。
それぞれのレシピに込めた思いを熱くプレゼンします。
第1回目の試作品作り、お疲れ様でした!
今回の授業によって褒められた部分もたくさんありましたが、改善点も見つかったはずです。
次回の調理では、更に良いものになるよう前向きに頑張っていきましょう!
鹿肉を提供してくださった標津町農林課の皆さん、ご協力ありがとうございました。
自然環境系コース 花標津収穫
9月18日(水)いよいよジャガイモの収穫です。標津の品種であるジャガイモの”花標津”を収穫しました。今年の探究課題は、ジャガイモの肥料効果です。肥料による芋の肥大効果を確かめるのが目的です。
茎にびっしり付いたジャガイモ。大きさは、バラバラですがたくさん採れました。次回は、データ集めです。すべてのジャガイモの重さを量り、肥料効果を確認したいと思います。
防災減災 防災功労者内閣総理大臣表彰!!
「防災功労者内閣総理大臣表彰」受賞
9月13日(金)東京の総理大臣官邸(首相官邸)にて、授賞式が行われました。本校からは、生徒会代表として生徒会長の太田さんが出席しました。初めての首相官邸、周囲は、年上の方々、目の前に岸田首相、本人は、とても緊張していたようですが、堂々とその任務を遂行してくれました。ちなみに官邸の絨毯は、ふかふかだったそうです。
これは、令和4年防災まちづくり大賞「消防庁長官賞」の受賞を受け、町役場からの推薦を頂き、消防庁からの推薦があり、今年度の「防災功労者内閣総理大臣表彰」と繋がりました。生徒会と町役場で続けてきた地域循環型防災教育、オリジナルHUGの作成から実施、リアルHUGの実施等今までの取り組みを高く評価されての受賞となりました。
一緒に活動をしている町役場住民生活課、PTA、本校生徒会、地域の方々、皆様に支えられての受賞です。これからもこの受賞に恥じないよう、日々の防災減災活動、防災教育に邁進していきます。
こども園実習(2年家庭総合)
9月13日(金)2年生家庭総合の授業にて、こども園実習に行ってきました。
園児の皆さんに出迎えてもらい入場し、挨拶をしました。
挨拶の後には、高校生が隠れて園児達が自分のクラスの動物のマークを付けた
お兄さんお姉さんを一生懸命に探してくれました。
見つけたら手を繋いでみんなのもとに戻ります。
その後、高校生たちは0歳児から5歳児のクラスに分かれました。
今日の目的は、「各担当クラスの園児たちの様子を観察しながら交流すること」「先生方がどのように園児と接しているのかを学ぶこと」この2点です。
0歳から1歳児は、最初は人見知りをしていた様子でしたが次第に笑顔が溢れていましたね。
2~3歳児は、砂遊びをしたり、尻尾とりゲームをして交流をしました。
4~5歳児は、鬼ごっこをしたり、むっくりくまさんをして遊びました。
時間はあっという間に過ぎていき、なかなかお別れができない様子でしたね。
園児の皆さんが外までお見送りをしてくれました。
10月には、高校生たちが園児の皆さんに喜んでもらえるような遊びを考えて来ますので、
楽しみにしていてください!
認定こども園あおぞらの皆さん、大変お世話になりました。
畑実習(3年フードデザイン)
9月12日(木)の3年生のフードデザインの授業は、畑実習の日!
じゃがいもの地上部の刈りとりや、来週の調理実習で使うじゃがいもの収穫をしました。
今日は副担任の室田先生も一緒に来てくれました!
今年も大量にじゃがいもが収穫できそうな予感!!
何を作ろうかワクワクしますね!
平和学習(2年生総合的な探究の時間)
9月11日(水)の2年生の総合的な探究の時間では、平和学習を行いました。
特別講師として、本校の配信授業でお世話になっている配信センターの千葉先生による特別授業でした。
授業の最初は、千葉先生の自己紹介とカフートを使ったクイズで大盛り上がり!
その後、沖縄の歴史年表を読み解いて、自分が思う「沖縄とは」についてそれぞれ考えました。
そして、「平和」について考え、グループで意見を共有しました。
2年生は来月の見学旅行で沖縄へ行きます。
沖縄へ行き、「平和」とはなにか、
一人ひとりが「自分ごと」として考えられるよう
平和学習に取り組んでいきたいと思います。
鹿肉を使ったオリジナルレシピ開発(3年フードデザイン)
9月10日(火)3年生フードデザインの授業にて、鹿肉を使ったオリジナルレシピ開発の発表会を行いました。
本日は、講師としてKitchen Support 青のフードプロデューサーの青山様にお越しいただきました。
前半は、各グループごとに考案した鹿肉を使ったオリジナルレシピの発表を行いました。
発表後には、各グループごとへの助言をいただき、質疑応答も活発に行われ、有意義な発表会となりました。
後半は、青山さんに各グループを回っていただき、レシピに対する具体的な助言をいただくことができました。
レシピを考案するにあたって、イラストでイメージを残したり、試作した記録をしっかりととっておくことが大切である等、具体的なアドバイスをいただくことができました。
最後に、青山さんから「失敗を恐れずに、メニュー開発にチャレンジして欲しい」と激励の言葉をいただきました。
来週はいよいよ試作品の調理に挑戦します!
初めての鹿肉の調理に四苦八苦することかと思いますが、前向きに頑張っていきましょう!
青山様、お忙しい中ご来校いただきありがとうございました。
高文連支部大会 理科発表大会
9月11日(水)高文連釧根支部理科部の大会が標茶町で行われました。
本校自然科学部7名が参加しました。今年は、本校で継続して研究しているサトウカエデ(メープル)の樹液について発表しました。昨年度の発表に続き、今年も無事発表することが出来ました。大会結果は、「奨励賞」でした。
質問もいただき、10月に行われる全道大会に向けて発表をさらにブラッシュアップしていきます。
科目選択説明会
9月10日(火)の6時間目、1・2年生それぞれを対象に科目選択説明会を行いました。
生徒はみな真剣に話を聞いていました。
ただ単に来年度何の科目を選択するのかというだけではなく、これから自分がどのような進路を選択するのかというところも考える大事な決断となっています。
ぜひ、生徒のみなさんには未来を見据えて後悔のない選択をして欲しいと思います。
自然環境系 ソバの刈り取りと大根収穫
9月10日(火)本日は収穫時期を迎えた町民農園のソバの収穫をしました。今年は、花はたくさん付いているのですが、実入りがいまいちなようです。受粉がうまく出来ていなかったのかも知れません。収穫時期も迎えましたので、本日は、みんなでソバの刈り取りを行いました。鎌の使い方も上手になってきました。
そして、畑で栽培していた大根です。大分肥大してきたので2本収穫しました。大きく育った立派な大根が実りました。
防災減災 能登半島地震 メッセージのその後
先日、無事に能登半島まで届けていただける方まで、メッセージカードのセットを渡すことができました。もうちょっとで能登半島まで届くはずです。
生徒みんなが寄せてくれたメッセージカードは100枚。53人しかいない学校で100枚のカードを添えて、支援グッズを作る事が出来ました。相手の気持ちを思って心を込めたカードです。震災の影響で、まだまだ不自由な生活が続いているところとは思いますが、鮭節やメッセージカードですこしでもほっとしていただければと思います。
鹿肉を使ったオリジナルレシピ発表会(3年フードデザイン)
9月11日(火)3年生フードデザインの授業にて、「鹿肉を使ったオリジナルレシピの発表会」を行いました。
講師としてKitchen Support青の青山様に札幌からお越しいただきました。
フードプロデューサーとしてご活躍されている青山さんから各グループへアドバイスをいただくことができました。
また、鹿肉の調理方法や部位について等、さまざまな質問にも丁寧に答えていただきました。
その後各グループを回りながら、レシピへのアドバイスや、メニュー開発のポイントを教えていただきました。
普段見ることのできないような調理器具も見せてもらったり、とても貴重な時間となりました。
最後に青山さんからいただいた「失敗を恐れずにメニュー開発にチャレンジして欲しい」という言葉を大切に前向きに鹿肉オリジナルレシピ制作に取り組んでいきたいと思います。
青山様、本日はありがとうございました。
自然科学部 オショロコマプロジェクト いよいよスタート
9月6日(金)テストも終わり、部活も再開です。
本日、サーモン科学館で飼育をしていただいたオショロコマが学校にやってきました。今年は、自分たちの手で釣り上げた個体でのプロジェクトが始まります。昨年度は、人工授精までは至りませんでしたが、今年こそは、受精から稚魚まで育てていきたいと意気込んでいます。
ということで本日も標津サーモン科学館の専門員である仁科さんが来校してくれました。オショロコマを水槽に移し、今年の作戦会議!なんとか人工授精まで持って行こう!と一致団結。
そんなことでオショロコマプロジェクト2024が本格稼働です。
第3回 校内研修
9月5日(木)に「いじめの未然防止」に関する研修会を行いました。
根室教育局教育支援課高等学校教育指導班 指導主事の佐久間 英喜 様を講師としてお招きし
いじめの未然防止・組織的対応についてご講話いただきました。
「いじめ防止対策推進法」や「コンパス」から求められる対応、校内組織体制の構築についての理解を深めグループワークを通して本校のいじめ対策基本方針を再確認する大変有意義な機会となりました。
本日の収穫
2年生の探究基礎で栽培管理している畑、本日もたくさん収穫できました。
いよいよトウモロコシがいい感じに実りました。大きなトウモロコシが豊作です。
そして、トマトがついに赤く実りました。今まで、この畑ではトマトは赤くならない!と言われ続けていましたが、今年は、甘くておいしいトマトが実りました。
また、今までスナップエンドウとサニーレタスを栽培していた畝を崩し、新たな畝を作り直しました。今回は、すべて生徒たちの手で行いました。最後に新しいマルチシートをかけて、孔を開け、白菜の苗を定植しました。3人で力を合わせ、畝を作りマルチを張れるまで成長しました。よく出来ました。
進路活動 面接練習
3年生、進路活動中です。
いよいよ進路活動も本格化、履歴書の書き、願書作成、面接練習、求人票とにらめっこと3年生の毎年恒例の姿が見られ始めました。担任の先生も気合いが入ります。説明を聞く姿も気合いが入っています。
自然環境系コース トウモロコシと言えば・・・
自然環境系 2年生の授業で育ているトウモロコシがとても立派に生長し、いよいよ収穫となりました。
あれ、これ、この感じどこかで見たような・・・やりたくなりますね、これ。
工藤先生へという気持ちを込めて、最初の1本は担任の先生へプレゼントしました。
海洋教育 野付巡検探究発表会
8月28日(水)6時間目に1年生の野付巡検探究発表会を行いました。6月に野付巡検を実施し、その後各班で課題とそれに対する探究を重ね、発表資料を作り上げました。1年生ですので、探究の基本を学ぶことも目標です。
今年の課題は、
「アマモが支える生態系とブルーカーボンの関係性」
「海洋プラスチック(海洋ゴミ)の現状と解決に向けて」
「野付の植生の形成と植生の保全について」
の3本です。
ということで、各班工夫を凝らしたスライドで良い発表となりました。
探究して、まとめて、発表、そしてまた課題が見つかり、学びが深まるというスパイラル。次は、防災研修の探究活動に繋がります。11月の発表に向けてがんばりましょう。
防災減災 能登半島地震 メッセージカード作り
夏休みが明け、普段通りの学校生活が始まりました。先月の学校祭の募金活動で得た募金で標津町のさけ節を購入しました。これを、能登支援グッズとして能登へ送ります。
生徒が考えたさけ節レシピとさけ節に生徒一人一人が手書きしたメッセージカードを添えました。すこしでもみんなの気持ちが能登へ伝わればと思います。被災し、避難所生活、仮設生活を強いられている皆さんの気持ちを生徒一人一人が考え言葉にしました。
9月に能登へ送る予定です。
夏季休業明け全校集会
8月22日(木)の1時間目に夏季休業明け全校集会を行いました。
はじめに、校長先生から、夏季休業中に実施した中学校訪問と地域みらい旅についてのお話と、先日行われたパリ五輪の陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手の「厳しいトレーニングの先に、成長した自分がいる。」という言葉を引用して、才能だけではなく日々の努力の積み重ねが大事だというお話をしていただきました。
次に、進路指導部長から、就職・進学してからすぐにやめてしまわぬよう後悔しない進路選択をして欲しいというお話と、高校卒業後に活躍できる人材となるために必要なことは高校生らしい高校生活を送ることだというお話をしていただきました。
例年より長い夏季休業が終わり、久しぶりの学校が始まります。9月4日からは前期期末考査が控えていますので、生徒たちには休みモードを切り替えて頑張って欲しいと思います。
知床圏4校生徒会フォーラム オンライン開催
8月5日(月)斜里高校主催で知床ユネスコフォーラムが開催されました。今回は、11月の大会のプレ大会。オンラインで各校を結び開催されました。
協議課題は、環境問題、地域との関わりについて。4校が現在取り組んでいるゴミゼロ運動など報告がありました。11月には、対面でのフォーラムが予定されています。地域とSDGsの観点を取り入れた活動をさらに続けていきたいと思います。
防災教育(後編) 生徒会防災研修 熊本地震~球磨川水害~普賢岳火山災害
後編です。
7月31日(水)は、熊本からフェリーで対岸に渡り長崎県島原市へ。ここでは、火山災害を学びます。
平成2年からの噴火活動による火砕流で大きな被害を受けた島原へ。当時の噴火の様子は、生徒達は知りません。平成新山ネイチャーセンターで当時の噴火のときの状況をスタッフの方から聞くことが出来ました。火砕流の恐ろしさを学び、避難の大切さ、前もって避難さえすれば被害は最小限に食い止められることを学びました。
普賢岳を望み、その後火砕流で被害を受けた地域をバスで見学しました。砂防ダムの工事が進んではいますが、当時火砕流が流れ出たところは、明らかに他とは様子が違っていました。道の駅に併設されている埋もれた家屋を見学しましたが、家が飲み込まれ屋根しか見えなくなるほど火山噴出物でおおわれた地域、火山の力の凄まじさを実感しました。
ということで、今回の防災研修は終了です。最終出発地の福岡に向けて、九州新幹線さくらで博多へ。とても暑い夏の九州でしたが、暑さ以上に有意義な研修となりました。
研修中お世話になった皆様、この場を借りてお礼申し上げます。
防災教育(前編) 生徒会防災研修 熊本地震~球磨川水害~普賢岳火山災害
今年の生徒会防災研修は、7月29日(月)~8月1日(木)の3泊4日で九州へ行きました。対象の災害は、直下型地震・水害・火山災害の3つです。ということで今年の日程は・・・
7月29日(月) 標津~熊本市
7月30日(火) 益城町~球磨村
7月31日(水) 熊本市~島原市~熊本~福岡
8月 1日(木) 福岡~標津
ということで、前編と後編に分けて更新します。
まずは、標津から熊本へ向かいました。夏の九州、熊本は大変な暑さでした。初日は、ゆっくり静養し、翌日の研修に備えました。
最初の研修は、益城町。ご存じ2016年の熊本地震の最大の被害を受けた町です。最大震度7を2度も受けた町は、復旧に向けて進んでいます。当時、避難所となった町の総合体育館へ。綺麗に立て直されて居ましたが、この場に多くの避難者を受け入れ、対応していたと思うと当時の苦労が忍ばれます。陸上のトラックには、テントが建てられ車中泊の方も受け入れたそうです。ここには、ワンピースのサンジの像が建てられています。
次は、布田川断層帯(谷川地区)の見学です。地学的にも貴重な場所で、天然記念物に指定されています。活断層が地表に現れ、2本の断層が作り出す共役断層が見られます。民家の玄関先に突如現れたこの断層、住民方は、とても驚かれたようです。当時家屋から出ることが出来なくなったガイドさんは、地域の人に助けられたと語ってくれました。
次に訪れたのは、布田川断層帯(堂園)です。自称変なおじさんのガイドさん。豊富な人生経験から、当時の地震の様子や昔の方の教訓を大切にすることなど語って頂きました。地震の時は、地域の顔の見える繋がりが大切であって、その後の生活でもあたりまえの日常から避難生活になったときにその生活をどう捉えるかで生き方が違ってくることを強く生徒達に語りかけてくれました。
とても暑い中、お時間を割いて頂き、貴重なお話を頂いた皆さまに感謝申し上げます。
午後からは、球磨村に向かいました。次は水害です。令和2年の大水害、当時役場の災害担当であった中渡さんからあのときの緊迫した状況をお話し頂きました。日本3大急流の球磨川、この日はエメラルドグリーンのとても綺麗な流れとラフティングを楽しむ観光客が見られました。この川が暴れるとは想像もつきません。実際に当時の様子をスライドを用いて見せていただくと、その豹変ぶりにびっくりです。凄まじい水位の上昇、避難する国道も水没、どうにもならない状況の中、住民の避難を呼びかけ災害対応にあたったと思うとその苦労は大変なものだったと思いました。
地域の皆さんが自助・共助でその地区で生き延び、避難生活をしていたことを教えてくれました。地域の繋がりがいかに大切か、そして、早期避難の大切さを伝えてくれました。印象に残った言葉に「防災無線が聞こえるうちに避難するべき、無線が聞こえないと言うことは、被害が起こっている」という言葉でした。改めて、防災無線の大切さを気付かされました。
インターンシップ・酪農体験(2年生)
7月24日(水)~26日(金)の期間、2年生の就職希望者はインターンシップと酪農体験を行いました。
酪農体験は1泊2日の日程で酪農家さんにお世話になりました。牛舎の掃除や搾乳等、貴重な経験をさせて頂きました。
安達牧場様
渡部牧場様 大西牧場様
インターンシップでは、標津町内の企業様のご協力のもと、様々な体験させていただきました。
グループホーム夢ふうせん様 特別養護老人ホーム標津はまなす苑様
標津郵便局様 標津サーモン科学館様
サロン・ド・クローバー様 東盛運輸株式会社様
巡回へ行くと、生徒たちはイキイキとした姿でインターンシップに励んでいました。
今回のインターンシップでの経験を今後の進路活動に活かしてください。
企業の皆様、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました。
令和6年度 標津新聞 第1号
夏季休業前全校集会
7月23日(火)の6時間目に夏季休業前全校集会を行いました。
はじめに、高体連で全道大会に出場した陸上競技部へ賞状伝達を行いました。
次に、校長先生からは、7月20日(土)、21日(日)に大阪で行われた全国募集フェスに関連して、来年度全国からさまざまな生徒が入学するかもしれないが、「ウェルカムの精神」で受け入れてあげて欲しいというお話がありました。
そして、生徒指導部長からは、夏季休業中の過ごし方についての注意として、しっかりとルールを守り、自分のいのちを守る行動を取って欲しいというお話がありました。
暑い日が続きますが、体調に気をつけながらも充実した夏季休業にして欲しいと思います。
トウモロコシにズッキーニ、カボチャも膨らんでます
7月23日(火)夏休み直前の2年生の環境系は、畑の管理。実は・・・数日前に畑をキツネに荒らされてしまい、植えたばかりの白菜やナスの苗をぐちゃぐちゃにされてしまいました。シカに続きキツネです。自然との共生がいかに難しいか・・・実感。
ということで、白菜の苗を植え直し、新たに白菜の苗作りを始めました。作物達は、ここ数日の高温と日照ですくすくと育っています。その中でも夏野菜のズッキーニが収穫できるまでになり、トウモロコシは、中心に花芽が見えてきました。カボチャは順調に蔓を伸ばし、至る所に雌花が付いています。
夏休み中にシカもキツネも来ないことを願っています。
キャリア教育 アントレプレナーシップ教育 『失敗の捉え方』を学ぶ
7月22日(月)5,6時間目に本校を会場にアントレプレナーシップ教育が行われました。本企画は、標津町と(株)コエルワの協力で実現できました。
今、実社会で求められる力、生きる力の育成の1つです。これからの社会を作り上げていく高校生に、いろんな事にチャレンジし、そこから新たな社会を切り拓くための力と勇気を養う学習です。今回は、プログラムの中から『失敗の捉え方』というテーマで授業を展開して頂きました。失敗は捉え方、良くも悪くも自信がどう捉えて次へつなげるかで、価値が出てくるもの。失敗を恐れず何にでもチャレンジしていく力をこれからの人生で発揮して下さいね。
株式会社コエルワ共同代表阿曽沼様はじめの関係の皆様、出前授業ありがとうございました。
自然科学部 オショロコマプロジェクト 始動です
7月21日(日)オショロコマのサンプリングに行ってきました。
昨年度から始めたオショロコマの人工採卵、受精実験に向けての準備が始まりました。サンプリングは、町内の知床の山の中。今年もサーモン科学館の仁科さんに協力を頂いてサンプルの捕獲にチャレンジです。部員3名は、それぞれイクラを餌に釣りに挑戦!
幸先良くヤマメの新子が釣れ、オショロコマへの期待も膨らみます。ポイントを少し移動して、早速釣れました!オショロコマ。仁科さんにも手伝って頂き10匹程度サンプルを得ることが出来ました。
大自然の中、オショロコマのサンプリングが出来るこの町の豊かさを実感した1日となりました。ご協力頂いたサーモン科学館の皆様ありがとうございます。オショロコマ達は、夏休み明けから学校で飼育する予定です。
乗船体験実習(3年フードデザイン)
7月16日(火)、17日(水)の2日間、3年生フードデザインの授業にて乗船体験を行いました。
今年も標津漁業組合さんのご協力のもと実現できました。
天気も良く、乗船体験日和!!
海に手を入れて「気持ちいいー!!!」と叫んだり、タイタニックごっこをしてみたり、
景色を楽しんだりして、大満喫の1時間でした。
濡れても楽しそうな生徒たち!!
「生まれも育ちも標津町だけど、船に初めて乗った」
「こんなに楽しい乗船体験は初めて」
「標津町の海ってこんなにきれいなんだ」
標津町の海の豊かさを再確認できた大変貴重な経験となりました。
標津町漁業組合の皆さん、ありがとうございました。
開花 綺麗なジャガイモの花
7月18日(木)いよいよ花の季節となりました。
よく育ったジャガイモは、綺麗な花を咲かせてくれました。生育も良く収穫も期待できそうです。肥料効果の実験も合わせて行っています。どんな結果になるか塊茎が答えを教えてくれます。楽しみです。
ソバの被害とイチゴのランナー
本日の2年生の自然環境系では、畑の管理を行いました。手入れも丁寧に行って、例年以上に作物も順調です。本日は、ニンジンの間引きと草抜き、ピーマンとナスの定植を行いました。
そんななか・・・「あれ?」トウモロコシの一株が・・・先端部分がなくなっています。さらに・・・ソバも食べられた形跡が・・・。今年の探究データー用のソバが・・・無残です。容疑者は・・・おそらくシカ。最近グランドにシカがいるなぁと思っていましたが、ついに畑まで来たようです。これ以上の被害を出さないように、厳重に防鳥テープを張り巡らせ、シカやカラス被害の軽減つながるよう対策をしました。
イチゴは、葉を青々と茂らせてきました。そして,ランナーが伸びてきました。来年のイチゴのために元気な走出枝を育てたいと思います。ジャガイモは、いよいよ開花です。ハナシベツの綺麗な花が咲いてきました。
アイヌ文様について学ぶ(1年生家庭総合)
7月11日(木)1年生の家庭総合の授業にて、先週に引き続き「アイヌ文様について学ぶ」特別授業 第二回目を行いました。
今回も講師として、北海道アイヌ協会優秀工芸師の西山美紀子様にお越しいただきました。
今回は、アイヌ文様の刺繍について教えてもらいました。
まずは、チェーンステッチ縫いの練習です!
練習が終わり、西山先生に用意していただいたコースターにアイヌ文様のデザインを描き、
チェーンステッチ縫いで縫っていきます。
生徒たちは「完成したら誰にあげようかなー」「糸の色が綺麗でとても可愛い作品ができそう」
と楽しみながら刺繍していました。
ほぼ全員が初めての刺繍でしたが、一人一人丁寧に教えて頂き、
アイヌ文様の刺繍入りのコースターを完成させることができました。
西山様、大変貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
学校祭 PTA活動 クレープ屋さん開店
7月6日(土)学校祭一般公開に合わせて本校PTAでクレープ屋さんを出店しました。中標津のジェームスさんのご協力で学校での特別販売。大人気のクレープを標津でも食べれると昨年も好評でした。さて、今年度は・・・
事前販売の売れ行きも好調、当日は、PTA生活研修委員や役員の皆さんを中心に販売を行いました。お店の準備から販売まで、わいわいと楽しく活動をすることが出来ました。また、販売以外では、玄関での受付業務も担当して頂きました。
当日、学校祭にご協力頂きました保護者の皆様、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。次の行事は、強歩遠足です。この勢いで次の行事も保護者パワーを注ぎましょう!
学校祭 能登半島地震支援活動
7月6日(土)に行われた学校祭一般公開にて、ユネスコ活動として能登半島地震支援活動に取り組みました。防災減災活動の一環でもある支援活動です。
募金箱を所々において頂き、募金を呼びかけました。ご来場の皆様のおかげで4334円の募金が集まりました。この後、能登への支援活動が始まります。どんな活動になるのかは、後ほど報告いたします。
野付半島巡検
6月13日(木)、1年生の総合的な探究の時間にて、野付半島巡検を行いました。ユネスコスクールの理念を念頭に、毎年6月に実施しています。
この巡検は、
・日本最大の砂嘴を巡検し、豊かな自然に生息する多様な生態系を観察して、海を介した時空間的なつながりを尊重すること。
・漂着物が打ち上げられている野付崎先端部を観察し、豊かな自然を残していくことの大切さを認識し、海の諸問題に関して自ら責任ある行動を起こす積極性を身につけること。
を主な目標としています。
当日、学校を出発するときの天気は霧が濃くて曇りであり心配でしたが、先端部分に近づくにつれ、快晴となり気温もかなり高くなりました。
今年もガイドは標津高校のOBでもある、野付半島ネイチャーセンター河本さんです。前日に事前学習を行い、野付の環境や生物についてレクチャーを受けました。巡検では実際にどうなっているのかを、自分の目で見てきます。
先端部の砂嘴に入ると、目に付くのは打ち上げられたアマモ、どこまでも続く砂、でもよく見るとたくさんのゴミが流れ着いています。
先端では、河本さんからお話をいただきました。実際にアマモを手に取ったり、穴の開いた貝殻について考えたりと、野付にまつわる話題に興味深く耳を傾けました。
帰りは海洋ゴミ拾いです。海外からのペットボトルや、漁網やロープの切れ端などの日本の漁業ゴミをたくさん拾いました。
午後からは、トドワラでの植物観察です。それぞれ自分のタブレット端末で花の写真を撮ったり、スケッチを行いました。河本さんから教わった、タンポポの在来種と外来種の違いにも気をつけながら観察しました。6月の野付半島は、色とりどりの花が咲き誇り、良い季節を迎えています。
あっという間の1日でしたが、この学びをまとめて、探究活動に活かしていきます。
今回のゴミ拾いの結果は…
燃えるゴミ 8.8kg、燃えないゴミ 14.62kg、カンビン 4.88kg となりました。
アイヌ文様体験実習(1年生家庭総合)
7月2日(火)、1年生家庭総合の授業にて「アイヌ文様について学ぶ」特別授業を行いました。
講師として、北海道アイヌ協会優秀工芸師の西山美紀子様と小高知花様にお越し頂きました。
講義では、アイヌ文化の歴史や地名、アイヌ文様について学びました。
かつて着物や針はとても貴重なものであったというお話を聞いたあとに、
実際に代表生徒が着物を着させてもらいました。
その後、ヤシの木の素材を使ってブレスレット作りをしました。
それぞれ個性溢れるブレスレットが完成しました!
次回は、いよいよアイヌ文様の刺繍に挑戦します!楽しみですね!
本日は、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
全国募集対面説明会(in東京)
6月29日・30日の2日間にわたり東京で開催された、地域みらい留学の高校説明会に参加してきました。東京は、非常に蒸し暑かったのですが、代表の生徒2人が頑張ってくれたおかげで、2日間で31組の中学生及び保護者の方々が相談に来てくれました。
生徒たちは、アイヌ衣装を身にまとい、一生懸命に標津町・標津高校のPRをしてくれました。保護者の中には、「とてもわかりやすい説明だった」と言ってくださり、生徒たちはご満悦でした。相談に来ていただいた中学生や保護者の皆様どうもありがとうございました。
説明会開始前。まだ余裕がありました。
標津町・標津高校の良さが伝わるように全力で説明しました。
1分間のショートプレゼンでは、パンフレットを活用してPRしました。
標津高校を進学の選択肢の一つに入れていただければ、大変ありがたいと思っています。
何かございましたら、遠慮なく本校に問い合わせください。
イチゴとソバの観察です
7月1日(月)イチゴが膨らんできました。
早いものは、もう赤みもあり、食べ頃までもうちょっと。標津の寒さにも耐え、定植してくれたイチゴたち。これからの実りが楽しみです。カラスにいたずらされないように防鳥テープでガードしました。
今年の課題研究のテーマとしているソバ、本葉が展開してきたタイミングで形質を調査しました。丈、葉の数などこれからのデータを集めました。
川北小学校 放課後ちいき遊びのお手伝い(自然科学部)
6月28日(金)川北小学校へ行きました。本日は、自然科学部員5名にて川北小学校の放課後ちいき遊びのお手伝いです。本日のちいき遊びは、川探検です。自然科学部で普段から行っているガサガサなので、小学生のお手伝いを引き受けました。本日のフィールドは、川北小学校裏の小川です。
先日、川北小学校で行った樹液の授業を覚えてくれていた6年生が「樹液の高校生!」と声をかけてくれました。
上流域と下流域の二手に分かれていざ探検!
子ども達は、ザブザブ川に入り、ガサガサ網を動かして次々に声が上がります。「ヤマメ~~~とれた」「カエルとれた~~」と大はしゃぎ。高校生も負けじとガサガサしましたが、おおきなエゾイワナを取り逃しガックリ。
本日観察できた魚は、上流部からオショロコマ、ヤマメ、エゾイワナ、フクドジョウが見られました。外来種のウチダザリガニも様々なサイズがとれ、外来種問題の根深さを実感。それでも、小学校の裏の小川で1時間足らずでとれた魚の数としては、なかなかの数が捕れていました。川北の自然の深さ、生物の多様さ、どれもすばらしい環境でした。
高校生に1つ宿題を頂きました。こちらのカタツムリ・・・何カタツムリ(マイマイ)でしょうか?
宇陀紙 紙すき体験 ノリウツギ学習
6月28日(金)標津町文化会館にて2年生3名で紙すき体験と宇陀紙の勉強を行いました。
標津町で取り組んでいるノリウツギの産業化、3年生は、それにともなうノリウツギの調査をこれから始めることになります。町全体で取り組み、国の文化財を守るという大切な役割を持続的に続けて行くために、高校生ができる事で協力していきたいと思います。
2年生は、初めての紙すきでしたが、福西さんのご指導の下、綺麗な和紙をすくことが出来ました。
進路講話
6月24日(月)稚内大谷高等学校長 平岡祥孝様を講師に迎えて進路講話を実施しました。学校での学びがどのように社会へつながっているのかを知り、今やるべきことを考える貴重な機会となりました。平岡先生、お忙しい中お越し頂き、ありがとうございます。
チーズセミナー
6月26日(水)3年生フードデザインの授業にて、「チーズセミナー」を実施しました。
講師として、雪印メグミルク株式会社より桔梗原様と山口様にお越しいただきました。
5時間目は、チーズについての講話です。チーズの歴史や、製法や種類等について学びました。
6時間目は、チーズプラトー作りを行いました。9種類のチーズそれぞれの特徴に合わせた道具を使って切っていきます。
切るのが難しいチーズもありましたが、講師の先生のアドバイスをもらいながら切ることができ、どのグループもチーズプラトーを完成させることができました。
チーズプラトーが完成したあとは、試食をしていきます。
クラッカーにのせたり、鰹節やはちみつをかけたり、様々な食べ方で試食をし、各グループでベスト3を決めます。
1つづつ味わいながら試食している姿は、まるでチーズソムリエのようでした。
それぞれのグループのベスト3を発表すると、普段食べ慣れているさけるチーズや6Pチーズが人気でした!
今まで食べたことのないブルーチーズやカッテージチーズの試食もできて、大変貴重な体験となりました。
また、生徒一人一人にスキムミルクのお土産も頂くことができました。
雪印メグミルク株式会社の皆さん、ありがとうございました。
今回学んだことを今後のフードデザインの活動に活かしていきたいと思います。
海洋教育 藻場学習
6月26日(水)海洋教育パイオニアスクール単元開発として取り組む鮭の聖地の物語がはじまりました。海の豊かさを学ぶ第1章。本来なら干潟の学びから始まるところでしたが、雨で中止。今回やっと海洋実習に取り組む事が出来ました。
本日は、標津町海の公園での実習です。そして、今回の講師は、学社協働として標津町サーモン科学館の副館長西尾様にご協力を頂きました。稚魚採集では、その名を知れた地域の海のスペシャリストです。
まずは、ご挨拶。
早速、胴長に履き替えて、まずは、生き物を探します。すぐ目に付くのは、カニの仲間。今回は、ケフサイソガニ、イソガニ、モクズカニの3種。しかもメスは、抱卵していました。西尾さんは、次々と魚を掬ってきます。西尾さんから稚魚がいるポイントを教えてもらいみんなでチャレンジすると・・・イソバテングやギンポの仲間が次々と掬えました。藻に隠れている魚も好みの藻があるらしく、藻と魚の微妙な関係を学ぶ事が出来ました。ヤドカリの仲間(テナガホンヤドカリ)も藻場から次々出てきました。さらに、ヘラムシの仲間やワレカラの仲間、小さなエビにアミ類まで採集できました。
慣れてくれば、どんどん生き物が集まってきます。
付着する生物では、外来フジツボであるキタアメリカフジツボや在来種のキタイワフジツボを観察して、岩にへばりつくコケムシや管棲ゴカイの仲間、カキ、タマキビの仲間やエゾボラ等の巻き貝やカサガイの仲間を観察しました。海藻も観察することが出来ました。緑藻のアナアオサや褐藻のコンブ類、紅藻のフノリなど多様な藻類が見られました。
今回は、サーモン科学館とのコラボ企画となりましたが、魚の専門家が加わることで、生徒達のモチベーションもアップ。楽しい実習となりました。次年度からも恒例企画として学社協働を推進していきます。西尾さんありがとうござました。
本授業は、日本財団海洋教育パイオニアスクール単元開発の一環として行われています。
ポー川史跡自然公園巡検
6月20日(木)、2年生の総合的な探究の時間にてポー川史跡自然公園巡検を行いました。
南知床標津町観光協会のガイドさんの案内のもと歴史民俗資料館と伊佐仁カリカリウス遺跡見学を行いました。
生徒たちは、ガイドさんの説明を聞きながらワークシートに記入していきます。
標津町の自然環境や風土、歴史について体験的に学びました。
最後にカヌー体験を行いました。ハプニングもありましたが、貴重な体験となりました。
ガイド協会の皆さん、標津町ポー川史跡自然公園の皆さん、この度はありがとうございました。
また、根室管内高等学校地理歴史・公民科の研究会としても実施し、参加した先生方もカヌー乗船等の体験を行っていただきました。
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